専門医プログラム

 

 

内科専門医 

オール佐賀 内科専門研修プログラム

www.st-prog.med.saga-u.ac.jp/department/sougonaika/ 

総合診療専門医

佐賀大学総合診療プログラム 

www.st-prog.med.saga-u.ac.jp/department/general/ 



総合診療専門医アドバンスト研修【臨床研究スキル強化コース

1.      本コースについて

本コースは、医師としての業務の三本柱である①臨床、②研究、③教育のうち、研究に焦点を当てたプログラムである。本コースでは、専門研修で触れた臨床研究の手法を学び直し、実践する。なお、臨床 (総合外来、病棟、救急外来での診療)指導も同時に行うため、総合診療専門医資格の更新が可能である。

 

2.      本コースどのように行われるのか

本コースを選択した専門医は、佐賀大学医学部附属病院総合診療部 (以下、当科)で診療に従事しながら、診療と切り離した研究用の時間を0.5日/週(約4時間)以上確保し、当科の研究室長もしくは研究チームでのミーティングを定期に開催し、臨床研究スキルを修得する。コース実施期間は3-5年を想定し、「3.実施目標」の経験を目標とするが、本人の研究進捗や希望を考慮して変更、修正を行う。希望者は大学院生として学位取得の支援を受けることも可能である。

 

3.      実施目標

当科で実施中の研究で、着想、調査項目の設定、臨床研究倫理審査用の書類作成、データ収集、整理、解析、発信など、臨床研究のプロセスを経験する。

研究に関わる必要経費 (人件費、英文校正、掲載料、旅費)は、当科の研究費より本学及び当科の規定範囲内で、その全額を負担する。(学費、個人研修費用を除く)

対象の学会は以下を予定している。

国内学会:   日本プライマリ・ケア連合学会

                  日本病院総合診療医学会

                  日本内科学会

国際学会:   Society of General Internal Medicine (SGIM)         

                  Society of Hospital Medicine (SHM)

報告症例の選定、論文執筆、投稿先の選定、英文校正、雑誌投稿、査読者への対応など、一連の方法について指導する。該当症例がない場合は、当科で症例を選定して指導することも可能である。

研究テーマは本人と相談して設定する。実行可能性と意義が高く、倫理的に問題がなければ、持ち込みの研究も可能である。多くは、当科で実施している研究(「5.当科での研究テーマ」参照)に沿って設定される。

佐賀大学大学院医学系研究科 博士課程医科学で学位の取得を目指す。本コースでの学位取得方法には、大学院への入学(各年度の募集要項参照)または論文博士がある。医学博士号の取得に向けて支援する。

 

4.      当科の研究テーマ

    症状・身体所見の有用性についての研究

高齢救急搬送患者の予後を予測するモデルの開発

初診外来患者腹痛部位と診断の関連

非特異的な腹痛の疫学

外来初診患者の頭痛の持続時間と診断(頭蓋内疾患/精神疾患)の関連

    疾患の重症化や発症予測についての研究

院内転倒/転倒傷害を予測するモデルの開発と評価、予防介入に関する研究

原因不明の発熱における感染性心内膜炎の予測モデルの開発

高フェリチン血症に関する研究

横紋筋融解症の重症化予測に関する研究

神経性食思不振症の重症化予測に関する研究

    医学教育とその効果に関する研究

医学科6年生に対する地域医療実習による教育効果に関する研究

総合診療科での臨床実習の効果に関する研究

    病院総合診療医の役割を科学する

二次医療機関における総合診療医の役割~非総合診療医との比較

大学病院と二次医療機関の診療疾患の比較

大学病院の総合診療科の研究テーマ、教育貢献に関する研究

日本の病院総合診療医のCOVID-19パンデミックでの貢献に関する研究

    地域包括ケアシステムに関する研究

寝たきり度と認知度のADL・認知症尺度としての検証

心不全入院患者に対する退院後のIoTを用いた在宅見守りシステムの効果の検証

認知症ケア専用病床の効果の検証

医療資源が少ない地域における在宅療養/在宅死の希望調査

在宅療養の希望と実行に関連する因子の解明

入院患者の自宅退院への障壁の解明

 

5.      採用条件

資格:総合診療専門医取得後の医師

採用人数:若干名

 

6.連絡先

当プログラムでの研修希望者は下記連絡先へ直接連絡を行うこと。

電話番号:0952-34-3238

eメールアドレス:saga.generalist@gmail.com

連絡期限:採用を希望する年度の前年9月末日までとする。

本プログラム責任者:

佐賀大学医学部附属病院総合診療部 助教・研究室長 香月 尚子(かつき なおこ)

佐賀大学医学部附属病院総合診療部 准教授(佐賀大学総合診療プログラム プログラム責任者)多胡 雅毅(たご まさき)


病院総合診療専門医

佐賀大学医学部附属病院 病院総合診療専門研修プログラム 

研修プログラム

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研修プログラム責任者

多胡 雅毅 (佐賀大学医学部附属病院総合診療部 准教授)

 

専門研修期間:1-3年間(総合診療専門研修および内科専門研修と並行して行うことが可能)

総合診療専門医研修期間に日本病院総合診療医学会の認定施設で2 年間以上研修していた場合は1年間。

総合診療専門医研修期間および内科専門研修期間に日本病院総合診療医学会の認定施設で1年間研修していた場合、2年間。

専門研修の期間に日本病院総合診療医学会の認定施設で全く研修していなかった場合は3年間。

 

■プログラムの特色・指導体制

佐賀大学医学部附属病院では総合外来・救急外来及び急性期病棟診療を行うとともに、重症患者への集中治療に関しても研修を行う。

指導として外来症例すべての患者に対してカンファレンスを行い、入院診療に関しても週に1回のカンファレンス、週に2回の病棟回診を行い手厚い指導・feedbackを行っていく。

 

連携施設では地域包括ケアを意識した研修を実施するが、それ以外に急性期病棟、集中治療、外来・救急研修も可能

 

すべての期間において、3-4か月ごとに「専攻医振り返り」の時間を設け、自分の経験症例数、経験手技や症例の検討を指導医、他院の医師・他の専攻医とともに行う。

ここでは総合内科専門医専攻医、総合診療専門医専攻医、病院総合診療専門医専攻医、新家庭医療専門医専攻医が集い、それぞれの症例を共有することで自分の専門分野のみならず、幅広い知見、視野をもつことが可能となる。

 

学術活動として、日本病院総合診療医学会学術総会で1回は発表を行い、日本病院総合診療医学会雑誌に症例報告論文を1 編投稿する。各種学会発表・論文執筆の指導も行い、研究指導も積極的に行いAcademic Generalistを目指す。

 

■基幹施設

佐賀大学医学部附属病院

 

■連携施設

独立行政法人国立病院機構嬉野医療センター

社会医療法人祐愛会織田病院

佐賀市立富士大和温泉病院

 

■専攻医募集要項

募集資格 

・19の基本領域の専門医(新制度)を定められた研修期間の年限以内に取得する見込みのある者

・19の基本領域の専門医制度(新制度)を修了し、専門医を取得した者

・旧制度下で18の基本領域(内科、小児科、皮膚科、精神科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、病理、臨床検査、救急科、形成外科、リハビリテーション科)または日本プライマリ・ケア連合学会の認定医あるいは専門医、もしくは当学会の日本病院総合診療医学会認定医を取得した者 

研修年限 1-3年間

募集人数 7名/年

選考方法 面接

募集要項 処遇 詳細は直接お問い合わせください



新・家庭医療専門医 

佐賀大学医学部附属病院新・家庭医療専門医プログラム

 

研修プログラム責任者

多胡 雅毅 (佐賀大学医学部附属病院総合診療部 准教授)

 

単独プログラム:

総合診療専門医取得後に家庭医療専門研修プログラムに登録する場合[ 2年間 ]

家庭医療専門研修Ⅰ(診療所・中小病院)18カ月(18カ月以上、12カ月以上は同一施設で連続して研修)

家庭医療専門研修Ⅱ(病院総合診療部門)6カ月(6カ月以上)

 

連動プログラム:

総合診療専門研修プログラムに家庭医療専門研修プログラムを組み込む場合[ 追加1年間 ]

総合診療専門研修プログラムと同時研修で、家庭医療専門研修Ⅰ 6-12カ月、家庭医療専門研修 6カ月

家庭医療専門研修プログラムの追加分において、家庭医療専門研修Ⅰ 6-12カ月

 

■プログラムの特色・指導体制

「地域を支える診療所や病院」、「総合診療部門を有する大規模病院」など、多様な診療の場で適切な役割を担うことができるプライマリ・ケア医、どのような患者でも断ることなく、真摯に診療を行うことができるプライマリ・ケア医を目指す。

また、専門医として各病院・地域医療を支える人材となり、後進の育成・研究を行うことのできる医師を目指す。

 

家庭医療専門研修Ⅰとして連携施設である唐津市民病院きたはた、祐愛会織田病院、佐賀市立三瀬診療所等での診療を行う。

これらの病院では小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者の診療を行い、外来・入院・訪問診療までの幅広い診療を通して、地域医療および家庭医療を経験する。

 

家庭医療専門研修Ⅱでは佐賀大学医学部附属病院での病院総合診療部門での研修を行い、成人症例の総合外来や救急外来などの外来診療を行いながら、急性期疾患の診療を行っていく。

大学病院では外来症例すべての患者に対してカンファレンスを行い、入院診療に関しても週に1回のカンファレンス、週に2回の病棟回診を行い手厚い指導・feedbackを行っていく。

 

すべての期間において、3-4か月ごとに「専攻医振り返り」の時間を設け、自分の経験症例数、経験手技や症例の検討を指導医、他院の医師・他の専攻医とともに行う。

ここでは総合内科専門医専攻医、総合診療専門医専攻医、病院総合診療専門医専攻医、新家庭医療専門医専攻医が集い、それぞれの症例を共有することで自分の専門分野のみならず、幅広い知見、視野をもつことが可能となる。

 

各種学会発表・論文執筆の指導も行い、専門医取得までには症例報告の完成を目指す。研究指導も積極的に行いAcademic Generalistを目指す。

 

■基幹施設

佐賀大学医学部附属病院

 

■連携施設

唐津市民病院きたはた

社会医療法人 祐愛会織田病院

佐賀市立国立健康保険三瀬診療所

 

■専攻医募集要項

募集資格 総合診療専門研修を履修中または研修を修了した者

研修年限 2年間(連携プログラムの場合は1年間となる)

募集人数 2名/年

選考方法 面接

募集要項 処遇 詳細については直接お問い合わせください