名誉会長挨拶

相模原陸上競技協会の柱として活動している小学生陸上教室が、この度おかげさまで開設30年を迎えることが出来ました。これまで多方面にわたり、ご支援、ご協力を賜りました関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
陸上教室では、運動の基礎である「走る」「跳ぶ」「投げる」の基本動作を通じ、体を動かす楽しさを体感することを重要視しています。小学6年生までのゴールデンエイジ(9〜12歳)は、神経系が真っ先に成長するため、その神経系の成長を「運動神経の発達」につなげていくトレーニングが重要です。
そして何より、子どもに運動やスポーツをさせるときに一番大事なのは、「楽しい」と感じる経験をさせることあります。楽しければ好きになり、好きなことは続けられる。子どもの頃からそのことを自然と求めて体感させ、実感できることを大切に考えています。
指導体制も整い、若いコーチからベテランのコーチまで経験豊富な人材が揃い、充実した指導を行っています。修了者が成人し、教室に戻ってきて指導者として加わってくれることは大変心強く、力になっています。また練習環境を確保することは極めて重要なことですが、幸いにも市スポーツ協会の協力もあり、開催日は安全面を配慮して相模原ギオンスタジアムを占有利用ができることは、子ども、保護者の安心にもつながっています。
学校の枠を超え、多くの仲間と接し交流の輪が広がり切磋琢磨することで、人間としての成長を高めていく上においても役立っています。人生100年時代の健康に向け、子ども時代から身体活動を促しスポーツを好きになることを願っています。
今後も子どもたちの健全育成に努め、運動、スポーツの楽しさ、喜びを伝えられるように、普及部を中心に陸上教室が充実した活動に発展できるよう取り組む所存です。
多くの子ども達と一緒に体を動かし、汗をかき、楽しさ喜びを共有したいと思っています。気軽に教室の様子を見学いただき、ご参加いただけることをお待ちしています。
                                                                                                 相模原市陸上競技協会 名誉会長   神藤昭嘉