2022-2023年度
国際ロータリー会長
ジェニファー・ジョーンズ
この度は、佐賀ロータリークラブ創立70周年に際し、心からお祝い申し上げます。
貴クラブが結成されて以来、皆さまは地域社会でロータリーを代表し、地域社会への恩恵となる有意義な活動を実施されてきたことと存じます。
私たちは皆、ロータリーへの入会を通じて、ロータリーの価値観、友情、そして「超我の奉仕」への献身を共に誓います。私たちは、共に成し遂げたことを誇りとしつつ、これからも人々の生活をよりよいものにしていけるよう活動します。
私たちは、ロータリーの奉仕と価値観が自分たちにもたらす影響を感じています。今こそ、この感覚を人々と分かち合う時です。今年度は、私たちがベストを尽くせる世界、私たちが毎朝目覚めるとき、その世界に変化をもたらせると知っている世界をイマジン(想像)する年度です。昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです。
私たちは、安全な水を使える世界、すべての子どもが読むことのできる世界、やさしさ、希望、愛、平和を想像します。
貴クラブにおけるこの度の節目は、皆さまの会員に対する深いコミットメントと、ロータリーの活動、そしてロータリーのビジョンに対する皆さまの熱意によって達成されたものです。
人々への奉仕だけでなく、内部への奉仕にも目を向けていただけますようお願いいたします。会員に奉仕してこそ、地域社会にも奉仕できます。会員にとって心地よい場所とし、会員への配慮ができれば、ロータリーの力を本当の意味で理解してもらえることでしょう。
あらためて、貴クラブ70周年へのお祝いの言葉をお贈りいたします。「イマジン ロータリー」のテーマを実現するため、これからも、地域社会と世界のために奉仕を継続していただけますことを願っております。
心を込めて
佐賀県知事 山口祥義
佐賀ロータリークラブが創立70周年を迎えられましたことを心からお喜び申し上げます。70年という長きにわたり、これまで積み重ねてこられたご活動に対し、歴代の会長様をはじめ会員の皆様に深く敬意を表します。
「大慈悲を起し人の為になるべき事」
これは、江戸時代に佐賀の地で記され、300年の時を経て今に伝わる『葉隠』の一節です。人を思いやり、社会のために力を尽くすことを説いたこの教えは、この佐賀の地で、先人たちの「志」としてしっかりと受け継がれているように思います。
会員の皆様におかれましては、環境保全活動や国際交流による青少年育成活動など、佐賀の未来を見据えた活動とともに、コロナ禍における医療現場への支援など、多岐にわたる奉仕活動に取り組んでこられました。
皆様が取り組まれる一つ一つの活動には、地域への誇りや想いが込められており、志ある行動を積み重ねることで、70年という歴史を築いてこられたのだと思います。
そして、地域のためにというゆるぎない想いで活動に取り組まれる皆様の後ろ姿を見て、自分もこのまちを盛り上げたいという思いを持つ人がさらに増え、地域への誇りや愛着へとつながることで地域は、ますます輝いていくと思います。
今、人と人とのつながりが大きな力を生み出し、佐賀のまちは、大きく生まれ変わろうとしています。
今年5月、SAGAアリーナがいよいよグランドオープンを迎えました。すり鉢状の形状をしたメインアリーナは、どの席からでも臨場感たっぷりにパフォーマンスを体感することができ、3つの異なるビジョンで圧巻のステージショーを演出する新時代のエンターテインメントアリーナとして注目されています。
これまで佐賀ではなかった大規模のスポーツ大会やコンサートを開催し、また、全国規模の学会や展示会など、新たな価値をも生み出す交流の拠点として、魅力ある地域づくりを進めることで、新たな時代の佐賀を盛り上げてまいります。
これまで、地域を愛し、幅広いネットワークで活動を積み重ねてこられた皆様には、これからも地域づくりの先導役として何卒お力添えいただきますようお願い申し上げます。
私も、皆様の想いに寄り添いながら、「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」を目指して、さらに力を尽くしてまいります。
結びに佐賀ロータリークラブの今後益々のご発展と、関係者の皆様のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。
佐賀市長 坂井英隆
「佐賀ロータリークラブ」が創立70周年を迎えられましたことに心よりお慶び申し上げます。
昭和28年2月に「佐賀県初」のロータリークラブとして誕生して以来、70年という長きにわたり、ロータリークラブの基本理念である「奉仕の精神」に基づいて、積極的な活動を続けてこられ、当地区において確固たる基盤を築かれておられることは、慶賀に堪えないところであります。
創立された当時、今から70年前と言えば、日本が戦後復興に向けて立ち上がってきた時期であり、我が国にとっては最も厳しい時代だったのではないかと思います。
そのような時代に、本市で活躍されていた企業経営者や職業人の皆様が、志を一つにして「佐賀ロータリークラブ」を組織されるには大変なご苦労があったものと拝察いたします。
今日に至るまで、会員相互の「結びつき」を深めながら、様々な分野で市民福祉の向上のためにご貢献いただいてきたことに、敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。
また、このたびは、クラブ創立70年記念事業として、佐賀市内の高校に通う高校生のための「奨学金」を創設いただき、誠にありがとうございます。
この奨学金を受けた生徒が、将来、佐賀市において活躍する人材として育ってくれることを大いに期待しているところです。
さて、本市は、今ある佐賀市の魅力を大切にしながら、新しい技術や発想を次々に取り入れることによって、日本一便利で豊かなまち「リッチ・ローカル佐賀市」を目指しています。「リッチ(豊かさ)」とは、経済的な価値だけでなく、市民の幸福度や体験の豊かさなどの心の価値も含むものと考えています。
この「豊かさ」を考えるとき、佐賀ロータリークラブが行われている地域貢献や奉仕活動も、その豊かさを生みだしておられるのだと思います。
本市は、これからも貴クラブとの「結びつき」を大切にしながら、佐賀市発展のために取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様のお力添えをいただきますようよろしくお願い申し上げます。
「佐賀ロータリークラブ」が、この70周年を契機として新たな一歩を踏み出されますことを祈念いたしますとともに、会員の皆様のご活躍、ご健勝をお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。
国際ロータリー
第2740地区ガバナー
上村 春甫
国際ロータリー第2740地区佐賀ロータリークラブ創立70周年誠におめでとうございます。佐賀県知事 山口祥義様、佐賀市長 坂井英隆様をはじめ多数のご来賓をお迎えして記念式典が盛大に開催されますこと、心よりお祝い申し上げます。
古くから「人生七十古来まれなり」と申します。また「売り家と唐様で書く三代目」すなわち「家業は3代70年を超えては続かないことが多い」ということわざもあります。そのような、昔から重要な節目とされる70周年の年に、佐賀ロータリークラブ所属の私がガバナーとして祝辞を述べさせいただくことは、不思議な縁を感じますとともに、大変うれしく思っています。
佐賀ロータリークラブは、福岡ロータリークラブ、佐世保ロータリークラブをスポンサークラブとして、1952年10月8日に設立、1953年2月25日にRIに認証されました。佐賀地区では最初に設立されたクラブであり、その後に次々と設立された数多くのクラブのお手本となり、当地域のみならず第2740地区でのロータリー活動において常に指導的役割をはたしてこられました。ガバナーについては、1968-69年度の児玉 来三ガバナーに始まり、1982-83年度の北島 常一ガバナー、1990-91年度の内田 衍ガバナー、2007-08年度及び2008-09年度の野口 清ガバナー、2022-23年度の私と5人のガバナーを輩出されています。具体的な活動においては、ロータリー財団、米山記念奨学会などに対する多大な貢献、インターアクト、ローターアクトなどを通しての新世代への積極的奉仕活動、本式典において新たなかたちをご披露されましたが、佐賀クラブ独自の奨学基金による高校生への奨学金給付など、その実績は誠にすばらしく赫々たるものであります。
また、私は、29年前、さきに紹介させていただきました、佐賀ロータリークラブ初のガバナーで、当時佐賀県医師会会長であられた児玉来三先生とガバナーも務められた佐賀西ロータリークラブの整形外科医の草場立太郎先生から入会を勧められ、ロータリアンとなったのですが、その時、今は故人となられたお二人から「ロータリーの歴史と伝統をしっかり受けとめて、明日を開くロータリアンたれ。そのためには例会には欠かさず出席するようにせよ」と言われ、例会には欠かさず出席してきました。「明日を開くロータリアン」となれたかどうかについては忸怩たるものがありますが、例会での親睦を通じ、実にたくさんの人と知り合い、たくさんの事を学ばせてもらい、稼業である医業についての有益な気づきもたくさんありました。まさに、佐賀ロータリークラブは、「さびしかったから」と言ってロータリーを始めたポール・ハリスが求め、中核的価値観となった「真の親睦」を実現しているクラブであると思います。くしくも、福岡桂今年度佐賀ロータリークラブ会長は「親睦」を重視する「結びつきを深めよう」をテーマとして、佐賀ロータリークラブをひっぱり、この創立70周年記念事業にものぞんでおられます。私は、佐賀ロータリークラブは、本創立70周年記念式典が盛況のうちに終了した瞬間から、次の80年、いや次の100年に向けて確かな一歩を踏み出されると確信しております。
最後に、佐賀ロータリークラブの益々のご発展を、改めて祈念申し上げ祝辞といたします。
南釜山ロータリークラブ会長 李 昌 大
佐賀ロータリークラブ会員の皆様、こんにちは。
私は国際ロータリー第3661地区、南釜山RC会長の李昌大でございます。本日、佐賀RC創立70周年記念式典にご招待いただき南釜山RCを代表してお礼を申し上げます。
今も続くパンデミックなど様々な困難な状況にも拘らず、佐賀RCの福岡 桂会長及び会員の皆様は昨年11月に当クラブを訪問していただき、両クラブ間の友情を改めて確認し、佐賀RCの70周年記念式典に招待してくださいました。
佐賀RCと南釜山RCの縁は1973年3月24日の姉妹結縁で始まりました。
また2023年は結縁50年になる意味深い年でもあります。
これは佐賀RCと南釜山RCの絶え間ない努力と信頼と友情からなる結果と言えます。
福岡 桂会長、佐賀クラブの会員の皆様!我が南釜山RCと50年前と同じ気持ちで、新しい50年、100年の友情のために頑張りましょう。
佐賀県に到着してからこれまで何も不便がないように気を遣ってくださいました佐賀RC福岡 桂会長と会員の皆様に感謝し、そして、いつも私たちクラブのために良くしてくださる野口パストガバナーにも感謝の言葉をお伝えします。
もう一度、佐賀RCの70周年記念をお祝いしながら今日この場にご一緒してくださいました皆様の幸運をお祈りします。誠にありがとうございます。