今年ラスト開催! 多数のご参加お待ちしています
~2024年11月23日(土)於:OSGフィールド
2024年もいよいよ終盤戦。世間師走の声が聞こえ、街には気の早いサンタを呼び込もうとクリスマスソングが流れ始めた11月23日。千葉・大網白里市の「OSGフィールド」にて、今年9回目のライター臼井総理主催貸切サバゲー、通称「うすサバ」が開催された。
事前の募集段階では15人ほど集まる予定だったが、風邪、仕事、家族都合などなど、珍しく直前キャンセルが多くあり、結果として10人とやや少なめのメンバーで1日サバイバルゲームを楽しむことになった。
当日の天候は晴れ。朝方はやや肌寒く感じた気候も、太陽の上昇とともにやや暖かく感じるように。ときおり吹くそよ風と相まって非常に過ごしやすい一日だった。ただ、フロンガスでの長物作動にはちょっと厳しさを感じる気温。CO2ガスガンが本領発揮し始める時季であることを実感した。
いつもネタ探しが難航するチーム分け(※過去には「きのこ派・たけのこ派」「朝はパン派・ごはん派」などのネタで分けていた)、今回はついにじゃんけんで決めることに。次回までに、世間を二分しそうなネタを考えねばと誓う主催者であった。
午前中は肩慣らしを兼ねて、無制限復活カウンター戦でスタート。OSGフィールドは、天然の山を削って作ったような形をしており、人工的なバリケードはもちろん、自然のままのブッシュも多々ある変化に富んだフィールドだが、この時期はブッシュの草が枯れてきて黄色くなっているところも増え、砂漠迷彩色がかなり有効な状態になっていた。5対5でのゲームに、そこそこ広めのフィールドとあって皆、サボれない。撃って走って隠れてと、己の肉体と相棒である銃をフル活用して楽しんでいた。
今回大盛り上がりをみせたポイントのひとつは、センターフラッグ形式の「丘奪取戦」。フィールド中央ややガケ寄りに設置した、両面に赤・黄のテープを貼った箱を置き、自軍の色を上面に変えるというゲーム。
はじめは「時間制限ギリギリに中央の戦場で撃ち合うだけになるのでは」と思われていたこの方式、チーム人数が少ないこと、無限復活だが復活地点から戦場までが遠いことなどがうまく噛み合い、序盤は「終了間際に全員が中央の戦場に集まるようにしつつ、敵の戦力を削ぐ」という詰め将棋のような頭脳戦。そして終了間近は中央のフラッグ(箱)を挟んだダッシュする人、射撃する人が入り乱れる乱戦と、非常に面白い状況が演出された。フィールドやフラッグ設置場所によって向き不向きはありそうだが、次回以降も少人数ゲームの際試してみてもよさそうだ。
昼食はOSGフィールド名物「おばちゃんカレー」(と勝手に筆者が呼んでいるカレー)。ちなみに、ここはボードゲームカフェが併設されている関係で、昼食のカレーのほか、コーヒーや紅茶、さらにはスムージーなど、いろいろな飲み物も楽しめる。また以前はバーベキューをしながらサバゲーをしたこともあり、いろいろと融通の利くフィールドなのだ。
参考:WellPro ミニガン
昼食後はフルオートありのカウンター戦を一戦。するとそのとき、ものすごい連射速度の音が……。
「ブオオオオオオオ」いや
「グオオオオオオオ」か。
普通の電動ガンの「パパパパパン」のような音とはまるで違う音だ。
「あのハイサイクル銃、誰?」
とどこからともなく声が上がる。ゲームを終えて戻ってくると、実は参加者のひとり、M氏が電動ミニガンを持ってきていたことが判明!
そこで、次のゲームはM氏1人対その他全員の「ターミネーター戦」を行うことに。M氏は弾数無制限・フルオートバリバリのミニガンを装備してフィールドイン。残りの9人はハンドガンだけを持ち、5発M氏に命中させねば倒せない、というルールを設定。フィールドからは時折「ギャー」なのか「ヒット!」なのかわからない声が響き渡る。だが、最終的にはさすがに衆寡敵せず、ミニガンマンM氏は討ち取られたのだった。
そのほか「うすサバ」名物ともいえる「逃走者ゲーム」も実行。2名のハンターに追われる装備なしの逃走者が指定時間内逃げ回るものだが、今回は人数に比して広く、アンブッシュしやすいフィールドだったこと、逃走者が隠れ続けられない仕掛けを特にしなかったこともあり、1人しかヒットできずに終了。次回以降、ルール改変の必要を感じる結果となった。
そんなこんなで、日の傾く16時までみっちりゲームを楽しんだ10人。
次回は年末「撃ち納め」で再開することを約束しつつ、解散となった。
※参加者集合写真にはボカし加工を加えています