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参加登録はこちらから(締切7/31)

話題提供

参加者らによるプレゼンテーション方式の話題提供です.1人の持ち時間は発表10分,質疑応答4分,交代1分あわせて15分です.取り組んでいる研究や,今興味ある物事,また趣味などをお話しください.

参加登録時にアブストラクトの作成話題提供の録画およびこれらの他参加者への公開ご承諾いただけるか伺います.アズストラクト作成にご同意いただいた方はこちらのサンプルWordLaTeXを参考に自由なスタイルでご作成ください.

※ アブストラクトおよび録画ムービーの内容は参加者全員に公開しますが,参加者どうしの理解を円滑にする目的以外では使用しません.


講義

米田 剛 先生

所属

東京大学 大学院数理科学研究科 准教授

略歴

東京大学 大学院数理科学研究科  准教授,2016年-

東京工業大学 大学院理工学研究科 准教授,2014年-2016

北海道大学 大学院理学(系)研究科(研究院) 助教 ,2011年-2014年

Postdoctoral Fellowship, Pacific Institute for the Mathematical Sciences,University of Victoria,2010-2011年

Postdoctoral Fellowship, Institute for Mathematics and its Applications,University of Minnesota,2009-2010年

受賞

科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞2014

日本数学会賞:建部賢弘特別賞 2012

井上研究奨励賞2012

Chairman Award for Outstanding Ingenuity and Creativity, University of Tokyo2009


講義概要

純粋数学者としての私の乱流研究は、Goto-Saito-Kawahara(2017)のナヴィエ・ストークス乱流の数値解析やMcKeown et.al(2020)の渦輪の衝突実験を出発点としています。一方で、数学サイドではKiselev-Sverak(2014)やBourgain-Li(2015)の非圧縮オイラー方程式研究のブレイクスルーを経て、「渦伸長」に対するより深い数学解析手法が発展してきています。それらを踏まえたうえで、流体若手夏の学校では、新しいエネルギーカスケードの考え方をお伝え致します。より具体的には、コルモゴロフの相似仮説を出発点とはせずに「渦伸長」を出発点とした以下の乱流論文を丁寧に解説します。

Mathematical reformulation of the Kolmogorov-Richardson energy cascade in terms of vortex

stretching (Yoneda-Goto-Tsuruhashi, preprint)

夏の学校の参加にあたっては、テキスト(数理流体力学への招待,SGCライブラリ,サイエンス社)の第6章をあらかじめ読んでおくことをお勧めします。歪み速度場を生成する大スケール渦とそこから伸長される小スケール渦に対する数学計算です。この辺の計算にある程度慣れておくと、講義の理解がすんなりと進むものと思われます。



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