昆虫学研究室の入る琉球大学農学部亜熱帯農林環境科学科では、多くの学生が3年生の春から各研究室へ配属されます。例年、2年生後期には配属先を確定させているので、それまでには配属希望の研究室訪問を済ませましょう。毎年2年生前期のうちに訪問する学生が多いように感じますが、1年生の頃からの訪問も大歓迎です。
昆虫学研究室に配属された3年生は、週に一度開催される研究室のゼミに参加します。また、ゼミ終了後には先輩から指導を受けながら、教科書(英語)の輪読を行います。
ゼミの様子
卒業研究のテーマも、3年生のうちに決めます。この研究室では、最初から教員が学生にテーマを与えることはありません。
扱いたいテーマ(この昆虫を扱った研究がしたい!・この動物の生態について調べたい!など)があれば、是非教員と相談しましょう。科学的に意義のある研究でなければ、研究テーマとしては不十分です。扱う対象の生活史についても考慮する必要があるでしょう。教員と綿密な議論を重ねて、テーマを練り上げていきましょう!
頑張りたいけど、特にアレやりたいとか、独自のアイディアを持っているわけではないという人もいるでしょう。こういった人は、教員の研究ネタをもとにした卒論研究にすることも一つの手です(実はこのパターンが一番多いです!)。教員を捕まえて、十分に話し合って自分にあったテーマを見つけてみてください。
野外サンプリングの様子(1)
テーマ決めにあたっては、野外調査やサンプルの採集は時期を逃すと難しくなるので注意が必要です。卒論研究では、データが取れるのはせいぜい4年生の12月までになってくることが多いです。遅くとも、3年生の12月から予備実験を開始しないと年間を通した調査はできなくなり、テーマの選択肢が少なくなってしまいます。
また,沖縄は自動車社会です。フィールドに赴く必要のある研究テーマを選ぶ場合、バスなどの公共交通機関で通えるような近場のフィールドを選定することができれば、特に問題はありません。しかし、沖縄島全体でサンプリングする必要があったり、例えば沖縄島北部のいきものをテーマに選びたい場合は、自動車(少なくとも原付)があるかどうかは、非常に重要になってきます。
野外サンプリングの様子(2)
研究対象が生物であることは決して忘れないように。相手が生物なだけに観察や世話をすればするほど面白くなります。
反対に、かまってやらないと、死んでしまったり、コンディションが不安定になり実験が失敗します。
実験中の様子
この研究室では、コアタイム(研究室で研究活動をする基本的な時間)がありません。良い意味でも悪い意味でも、学生自身に裁量がある、比較的自由な研究室です。
基本的に毎週のゼミに参加すること以外は求められていないので、在籍する学生の中には定期的に奄美諸島や宮古諸島、八重山諸島などの離島にサンプリングに赴く学生や、沖縄島北部に常駐して調査を行う学生もいます(つまり、研究対象には大学や沖縄島から遠方に生息する生物を選ぶことも可能です)。
離島での採集地
修士課程・博士課程からの入学を希望する方は、事前にMembersに記載した教員のメールアドレスまでご連絡いただき、訪問されてください。
入学後の研究テーマの相談のみならず、研究室の雰囲気などで知りたい点などがあれば、教員だけでなく研究室所属の大学院生と面談して色々と相談することも可能です。面談には随時応じていますので、不安や質問事項のある方は早めにコンタクトをよろしくお願いします。