「生命現象を物理的なアプローチで理解する」をモチベーションにして研究を行っています。
専門はアクティブネマティックや位相欠陥の性質に注目した細胞集団運動の解析と制御で、生物が持つマルチスケールな現象のつながりや物理的応答にも興味を持っています。
2018年 長崎県立 大村高等学校 卒業
2022年 九州大学 理学部 物理学科 (国際理学コース) 卒業
2024年 九州大学大学院 理学府 物理学専攻 卒業
現在 京都大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 在籍
Ienaga, R., Beppu, K. & Maeda, Y. T. Geometric confinement guides topological defect pairings and emergent flow in nematic cell populations. Soft Matter 19, 5016-5028 (2023).
Ienaga, R., Shigeta, K., Fukuyama, T., Beppu, K., and Maeda, Y. T. Boundary-Shape Driven Transitions in Vortex and Oscillatory Dynamics of Confined Epithelial Cells. Soft Matter, in press (2026).
Fukuyama, T., Ebata, H., Yamamoto, A., Ienaga, R., Kondo, Y., Tanaka, M., Kidoaki, S., Aoki, K., and Maeda, Y. T. Why epithelial cells collectively move against a traveling signal wave. Soft Matter 21, 7881-7894 (2025).
Negi, A., Sakamoto, R., Ienaga, R., Miyazaki, M., and Maeda, Y. T. Myosin-driven advection and actin reorganization control the geometry of confined actomyosin gel. Nano Letters, online publication (2025).
前多裕介，家永竜，「力学制御で探るアクティブマターの運動と秩序創発」、日本ロボット学会誌、42 巻 8 号 p. 756-760、2024年
第78回日本物理学会年次大会（2023年9月）学生優秀発表賞
令和5年度 九州大学学生表彰（顕著な学術研究活動に対する表彰）、2024年3月
国際学会：
Ryo Ienaga, Kazusa Beppu and Yusuke T. Maeda, Guiding topological defects and contractile flow in confined nematic cell population, Statphys28, August 7-11, 2023 （口頭発表、要旨による選考あり）
国内学会：
家永竜、別府航早、前多裕介、「筋芽細胞集団が示す位相欠陥とエッジ流れの幾何的制御」、日本物理学会第77回年次大会、2022年3月（口頭発表）
家永竜、別府航早、前多裕介、「筋芽細胞集団が示す位相欠陥と収縮性流れの幾何的制御」、日本生物物理学会第60回年会、2022年9月（ポスター発表）
家永竜、別府航早、前多裕介、「筋芽細胞集団が示す位相欠陥と収縮性流れの幾何学的制御」、第10回ソフトマター研究会、2022年11月（口頭発表、要旨による選考あり）
家永竜、別府航早、前多裕介、「筋芽細胞集団における位相欠陥と収縮流れによる形態制御原理」、日本物理学会2023年春季大会、2023年3月（口頭発表）
家永竜、別府航早、前多裕介、「細胞集団における位相欠陥の幾何学的制御と形態構築の非平衡ダイナミクス」、日本物理学会第78回年次大会、2023年9月（口頭発表、表彰）
家永竜、別府航早、前多裕介、「細胞集団における位相欠陥の幾何学的制御と流れの発生」、日本生物物理学会第61回年会、2023年11月（ポスター発表）
家永竜、前多裕介、「筋芽細胞集団における円柱間の位相秩序と集団運動」、日本物理学会2023年春季大会、2024年3月（口頭発表）
家永竜、前多裕介、「円柱格子空間における多細胞系の位相欠陥形成と集団運動」、日本物理学会第79回年次大会、2024年9月（口頭発表）
家永竜、前多裕介、「Arrangement of topological defects and active stress in cell population around cylinders.」、Team Meeting - Transformative (A) “Mechanical Self-transformation of Living Systems”、2024年12月（ポスター発表）
家永竜、前多裕介、「Topological defect formation of cell populations around cylindrical structures」、第7回ExCELLSシンポジウム、2025年1月（ポスター発表）
家永竜、橋本真弦、前多裕介、「筋芽細胞集団における配向秩序の時間変化と空間構造」、日本物理学会2025年春季大会、2025年3月（口頭発表）
家永竜、別府航早、前多裕介、「細胞配向制御下における配向ゆがみと極性運動の発生」、日本物理学会第80回年次大会、2025年9月（口頭発表）
家永竜、別府航早、前多裕介、「一様配向状態における細胞集団の自発的回転と円形境界の設計」、第13回ソフトマター研究会、2025年11月（ポスター発表）
JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム、2024年
日本学術振興会 特別研究員DC2、2025年
キーエンス財団、応援給付金（300000円）、2021年7月
公益財団法人いであ環境文化財団、給付型奨学金（200000円）、2021年7月
令和5年度 九州大学大学院研究力強化奨学金（250000円）、2023年6月
先導的人材育成フェローシップ事業のフェロー内定者以外の優秀な修士課程等への授業料支援、2023年
令和6年度工学研究科博士後期課程学生支援制度、2024年
日本学生支援機構、特に優れた業績による奨学金返還免除：全額免除、2024年（2022-2023年度分の奨学金返還免除）