登場人物については、リプレイ "Rider in the D☆rkness"を参照
ルーラー、リプレイ執筆:コニタン
プレイ日時:1998年10月31日(土曜日) 午後7時~午後9時
RL(ルーラー):始めます。まずはジャーナリストの相葉タケシさん、あなたは今自宅にいます。時刻は午前2時。寝ていますか?
タケシ:何も用事がなければ寝てる。
RL:突然電話がかかってきました。
タケシ:飛び起きてすぐに電話をとる。「もしもし、相葉ですが?」
RL:モニターに相手の姿は映りません。聞いたことのない声です。「相葉タケシさん?」
タケシ:「そうですが?」
RL:「ジャーナリストの。」
タケシ:「ええ、そうです。あなたは?」
RL:「あなたは昔、日本軍に所属していたでしょう。」
タケシ:え!!……ただいま留守にしております、ピーという発信音の後に…(笑)
直壁:そんなひ弱な奴だったんか(笑)
タケシ:「ちくしょう!ついに居場所を割り出しやがったか、日本の犬め!」
RL:「私は日本軍の者ではない。」
タケシ:「だったら傭兵か?どっちでも同じことだ。勘弁してくれよ。」
RL:「…あなたに協力を要請したい。」
タケシ:「協力?」
RL:「日本軍への報復…」
タケシ:「あんた本当に軍関係者じゃないのか?あんたは俺を知っているようだが、俺はあんたが誰だか見当もつかない。こういうのはフェアじゃないぞ。」
RL:「…一応スクランブラをかけてあるが、電話は盗聴される可能性がある。直接会って話がしたい。」
タケシ:「罠じゃないってどう証明するつもりだ?」
RL:「信用してもらいたい。」
タケシ:「分かったよ。会う場所はこちらで指定させてもらう。」
RL:「かまわん。」
タケシ:「木更津湖の西に公園がある。そこの水色のベンチに座って麦藁帽子をかぶってろ。」
RL:え?「かぶってる」じゃなくて「かぶってろ」?
玲:屈辱。
タケシ:変かな。
直壁:変じゃ(笑)
RL:「いやだ。」(笑)
タケシ:分かった、こう言う。「…座ってポケットに赤いハンカチをさしてろ。」
RL:「分かった。日時は明日の午後11時でいいかな?」
タケシ:「もちろん。子供は寝る時間だな。」
RL:彼はそれだけ聞くと無言で電話をきりました。
★ ★ ★
RL:所沢玲さん、あなたは今家に帰る途中です。何時頃でしょう、夜中?
玲:朝方だろう、5時くらい。
RL:5時頃家に帰って、自分の部屋の前まで来ました。中に誰かいるようです。
玲:うそ~また親父が…(笑)
タケシ:日記見て「この男は誰だ?」(笑)
玲:ドアを開けて入っていく。
RL:部屋は薄暗くてよく見えませんが、部屋の中に見慣れない荷物が幾つも置かれています。それでね、君のベッドで寝ている人もいますよ。
玲:恐~!待ち伏せ?電気つける。
RL:知らない男性です、年齢は30代くらいかな。無精ひげを生やしたラフな感じの。
玲:っていうかむしろ自分の親父でさえなくて驚愕。全然知らん人?
RL:見たことがないですね。
玲:……部屋から出てドアを閉める。ケーサツ…(笑)
直壁:まあな、女性は危険が迫ったらまず逃げないと(笑)けど君、強いから入って行ってもいいんちゃう?
玲:遠くから声をかける。「誰?」
RL:廊下の向こうから親父さんが歩いて来るのが見えます。名前は?
玲:えーと、幸二郎。「幸二郎!幸二郎!」(笑)
RL/幸二郎:「ああ、帰っていたのか。」
玲:「ベッドに変な男が寝てる!」
RL/幸二郎:「すまんすまん。」(笑)
玲:やっぱり親父の仕業か。「誰?」
RL/幸二郎:「お前はもう忘れてしまったかもしれないけれど、お兄さんだよ。」
玲:ええっ!!
RL/幸二郎:「お前が4歳の時に家を出て行ったから。」
直壁:稽古中に妹に投げられてそれから旅に出たんだろ。(←注:コミック“YAWARA!”)
RL/幸二郎:「昨日突然帰ってきてな。丁度いい場所がなかったものだから…お前も朝まで帰って来ないだろうと思ったんでな。」
玲:(溜息)「退けていい?」
RL/幸二郎:「今日はここで寝かせてあげよう。長旅で疲れているようだから。」
玲:(激しく首を横に振る)
タケシ:そこまで嫌がらなくても。4歳の時に別れたとは言え、本当の肉親だろ?
玲:昔に別れた肉親なんか他人と一緒じゃあ!っていうか自分のベッドにむさ苦しい男が寝とるっていうのが許せんわあ!!(←相当嫌そう)起こす起こす!
RL:男が起きます。名前は?
玲:かっこいい名前は嫌…(←どうして)丈治(笑)
RL:丈治が瞼をこすりながら辺りを見回しているけど。
玲:親父に連れていってもらう。「二人とも部屋から出ていって。丁度いいわ、親父の布団で寝かせてもらったら?」
RL:「こんな時間に帰ってきて、疲れた兄さんを追い出すとは…不良娘め。」とか言いつつ出ていってしまいました。荷物が残されていますが。
玲:臭い~。
RL:いや、臭くはないけど(笑)トランクが幾つかと、大きな紙袋とか。
玲:入り口の方にまとめて寄せておく。
RL:写真のパネルがたくさんあります。どこの国か分かりませんが、N◎VAではもう見られない自然の風景や、人、兵隊が市街地で銃撃戦をしているところなどが写されているものです。
★ ★ ★
RL:さて、直壁さん。あなたは昼間に、ある人から電話で仕事の話がしたいと言われ、夜に自分の事務所で会うことになっています。ある人とは、名高い市民団体である、“ヴォイス・フロム・アース”(以下V.F.E.)の役員の、音羽南海子という女性です。彼女は“音羽組”の組長でもあります。
直壁:秘書が行って迎えるよ。俺は事務所でいる。
RL/秘書:「音羽南海子様がお越しです。」
直壁:中へ通す。「狭いところですがどうぞ。」
RL/南海子:「御堂真黄さんからご紹介をいただきましたもので。実は調査していただきたいことがあるのです。」
直壁:「お聞きしましょう。」
RL/南海子:「“ボール&チェイン”という反日テロリストをご存じ?」
直壁:判定は?
RL:してください。《社会:N◎VA》で。
直壁:ダイヤの3で成功。達成値11。
RL:“ボール&チェイン”は少し前から話題に上っている反日テロリストで、未だにその実体は知られていません。2週間ぐらい前に日本軍将校の一人が、自動車に爆薬を仕掛けられて重症を負っています。その1週間後に別の将校が狙撃され、死亡しています。
直壁:プロの手口かな?
RL:でしょうね。南海子は言います。「このような過激なテロ行為は、日本軍とN◎VA市民との関係をいたずらに悪化させるものでしかありません。我々V.F.E.は彼らと直に話し合い、活動を止めてもらえるよう説得したいのです。それには“ボール&チェイン”の実体を調べて貰わなければなりません。引き受けてくださいますか?」
直壁:「よく分かりました、問題ありません。引き受けましょう。」
RL/南海子:「何か分かりましたら連絡をお願いします。」と言い残して帰りました。
タケシ:11時ちょっと前に公園に行って、茂みに隠れて様子を見よう。
RL:いましたよ。カシミアのコートと中折れ帽、黒いマフラーを付けている男で、胸ポケットには赤いハンカチがさしてあります。
タケシ:すぐには近付かないで、周りに誰か潜んでいないか確認しながら行く。
RL:《知覚》判定どうぞ。
タケシ:成功、達成値10。
RL:この辺には誰もいないようですね。
タケシ:いない?なら男に近付くよ。ベンチの前をいったん通り過ぎて、5メートル位してから引き返して近くに立つ。
RL:(余計に怪しいと思うけど)男は口元をマフラーで隠しているし、帽子を目深にかぶっているので、顔は確認できません。マフラーの奥から声がします。「相葉タケシさん?」
タケシ:「俺だってことは分かってるんだろう?電話番号まで知ってるんだから。」
RL/男:頷きます。「あなたのことは一通り調べさせていただいた。」
タケシ:「ロクなことをしてくれないな。で、話は何だ?」
RL/男:「単刀直入に言おう、日本軍将校の暗殺に協力していただきたい。」
タケシ:「そりゃあまた、どえらい計画だな。俺は昔、2度ほどチャレンジしたが、どちらも失敗だった。」
RL/男:「こちらは2度ほど成功している。」
タケシ:「へーえ、あんた一体何者なんだ?わざわざ出向いてやったんだ、教えてくれたっていいだろ?」
RL:男は黙って名刺大の紙切れを手渡します。そこには棘のついた鉄球と、それを繋いでいる鎖のマークだけが描かれていました。《社会:N◎VA》で判定してみて。
タケシ:カード出さずに失敗。「あ?何だこりゃ。」
RL/男:「ご存じ無いのかな?我々が犯行声明に使用しているカードだよ。我々はこのN◎VAから日本軍を撤退させるための活動を続けているグループでね。」
タケシ:ちなみに、彼は日本人かな?
RL:顔が見えないから何とも言えません。声は何だかくぐもっています。おそらく変声器を使っているのでしょう。男は言います。「返事は待とう。時期が来ればあなたの力が必要になるかもしれない、その時にまた連絡する。」
タケシ:「…考えておくよ。」
★ ★ ★
RL:玲が起きたのは昼過ぎでした。荷物はそのままになっています。
玲:ご飯を食べに台所へ行く。
RL:父の幸二郎はいましたが、兄の丈治は姿が見えません。ところで、君の母は?
玲:うーん、離婚したんだろう。幸二郎が愛想をつかされた。「兄さんは?」
RL/幸二郎:「昼前に出かけたよ、何か用事があるとかで。」
玲:「荷物はそのままになっていたよ?どこに行ったの。」
RL/幸二郎:「いや、わしもよく分からん。何せ帰ってきたのも急だったから。」
玲:「今まで手紙のやりとりも無かったってのに。」
RL/幸二郎:「いや、昔は頻繁に手紙をくれたんだが…最近は無かったんだ。」親父の話によると、兄の丈治は、あちこちの国を点々としながらフォト・ジャーナリストの仕事を続けていたそうで、帰って来る前はM●○Nにいたそうです。彼が今朝そう話してくれたのだと。
玲:ふーん。まあいいか、私も出かけるわ。
RL/幸二郎:「…こういうのは言いにくいんじゃが、わしも奴のことが心配での。玲、お前、兄さんのことを調べてみてはくれんか?」
玲:身内をか!?(笑)「探偵に頼むとか。」
RL/幸二郎:「いやいや、そんな身内を疑っているわけじゃないんだ。ただ…心配じゃないか、ひょっとしたら何か厄介事に巻き込まれていたら…」
玲:めちゃ疑ってると思うけど(笑)「それで、どこへ行ったのかは分からないの?何か乗り物で出かけた?」
RL/幸二郎:「単車に乗っていったな。」
玲:私の?ははは、殺してやる。
直壁:あーあ、予備の50cc出してくるしか無いな(笑)
玲:そんなの持ってるか!?
直壁:単車が好きな奴は絶対2台持ってるんじゃって。
RL/幸二郎:「もし街で兄さんを見かけたら、その、少しだけ…」
玲:後をつけろってか(笑)
★ ★ ★
直壁:御堂真黄に電話かけてみる。
RL:すぐに連絡がつきました。で、何を話しますか?
▼直壁はこの件に裏があるのではないかと早速疑ってかかっているようだ。そこで御堂に知っていることを聞き出そうとしたが、空振り。
直壁:変な沈黙が続いた後に、電話を切る(笑)それから、そのテロリストの情報を拾いたいけど。
RL:警察のデータベースを閲覧するか、噂を拾うか…《腹心》を使って調べるという手もありますよ。
▼《腹心》:クロマクのスタイルを一つ持っているごとに一人、忠実な部下がいることになる、クロマクの神業。また、腹心は【カゲムシャ】のスタイルを持つことができる。直壁はクロマクを二つ持っているので、二人の部下を扱うことができる。
直壁:じゃあ、まず警察関連のデータから。ボール&チェインの犯罪歴なんかを一通り調べてみる。
RL:詳しく調べるんですね。《社会:警察》か《社会:N◎VA》で判定してください。
直壁:《社会:警察》で成功、達成値7。
RL:公表されている犯行は詳しく分かりました。ボール&チェインが表だって活動し始めたのは、2週間程前です。
直壁:そんな最近なんか!っていうことは、突然現れて、暴れて、犯行声明を出したりしてるわけやな。なら、まだ個人の名前とかは分かってないんか。
RL:分かっていません。一回目の犯行は二週間前、犠牲者は日本軍将校の一人で市原という男。二回目はその丁度一週間後、今度は松田という少尉です。で、現場にはボールとチェインが描かれたカードと、犯人らが書いたと思しき書類が幾つか残されていたそうです。その書類は犯行声明ということになっていますが、詳しい内容は公開されていません。
直壁:よし、《コネ》でレンズ(特務警察ブラック・ハウンド隊長)に電話をかけよう。
RL:電話に出ました「今は仕事中だ。」
直壁:「すまんな、時間をもらえるか?」
RL/レンズ:「二分だけだ。」
直壁:「なら単刀直入に訊こう、“ボール&チェイン”に関する情報が欲しい。」
RL/レンズ:「奴等のことを調べてるのか。誰のさしがねだ?」
直壁:「依頼人の名は明かさないのがルールでね。お互い日本に仇なす敵を追いかけているのは同じだろう?」
RL/レンズ:「…何が知りたい?」
直壁:「実際の話だな。つまりそっちが分かっていること。」
RL/レンズ:「犠牲者になった二人は、どちらも日本軍内の実働部隊。平たく言うと荒っぽい仕事を担当している将校だった。犯行声明の詳しい内容は日本軍が押さえているが、彼らが過去に担当した仕事とその犠牲者などを綴ったものだったらしい。」
直壁:それって全部非公式な、日本軍が隠したがっていることやな。
RL:そうです。で、日本軍は慌てて犯行声明を回収、この内容が外部に漏れないように配慮したという訳です。
直壁:「まだ二分経っていないよな?退役軍人のリストが欲しいんだが。」
RL:《コネ》判定に成功してみてください。
直壁:スペードで成功、達成値15。
RL/レンズ:「いいだろう、こちらにある分だけは送ろう。」
RL:タケシ、君はそのボールとチェインのカードをTVのニュース放送で見ましたよ。“ボール&チェイン”というテロ組織だそうです。
タケシ:それに関する一般的な情報を手に入れたいけど。TVでやってる?
RL:F.E.I.R社のデータベースなんかを利用したら情報はすぐ手に入ります。
▼F.E.I.R社:N◎VAにある調査会社。そのデータベースには、人物、企業、事件などのあらゆる情報が収められている。一般・公衆端末からのアクセスが可能。
直壁:某TV番組にそんなんがあったな。
RL:あれはあっちの方がパクり(笑)
タケシ:一応調べてみるよ。
RL:さっきから言ってるようなことはだいたい全部分かりました。犯行声明の内容以外は。
タケシ:マリオネットのデスク、三田茂に電話をする。
RL/三田:「仕事中だぞ。」
タケシ:「ちょっとだけだから。」
RL/三田:「分かった、じゃあ二分だけ。」(笑)
タケシ:「イキのいいテロリストがいるでしょ?ほら、何て言ったか…」
RL/三田:「ボール&チェインのことだな?」
タケシ:「そうそう、そいつらのことを調べてるんだけれど、そっちで分かったことを教えてくれませんか?」
RL/三田:襲撃された二人の名前と、手口は教えてもらえました。「ほとんど分かっていないんだ。犯行声明らしきものがあったらしいが、日本軍におさえられていてね。」
タケシ:「なら、襲撃された将校の詳しい経歴などは?」
RL/三田:「それを調べるのは君の方が得意なんじゃないのか?」
タケシ:げっ、三田さんは俺の過去を知ってるん?
RL:彼は知ってて君に手を貸してくれているんです。
タケシ:なるほど。「そうでしたね、また何か分かったら連絡を。」
RL:そうしていると、君のDAK端末のアラームが鳴りますよ。盗聴器がこの辺の警察無線を拾ったらしいですね。
タケシ:すぐにボリュームを上げて聞いてみる。
RL:アサクサ付近で暴動が発生したようです。パトカーの要請と、警官同士の連絡、それから日本軍がこの件に出動するといった話が聞こえてきます。
タケシ:よし来た、すぐに支度をして現場に急行だ。
★ ★ ★
玲:予備の50ccでその辺をうろついてる。夜まで時間があるから。
RL:君の家があるのは浅草のレッド・エリアの外よりの部分、イエロー・エリアに近い場所にあります。その辺をうろうろしていると、パトカーが何台も走っていくのを見ました。
玲:ついて行ってみる。でも警察沙汰なんか日常茶飯事だよね。
RL:今回は騒ぎがデカイようで、野次馬が集まって騒いでいます。大きな廃ビルの前。
玲:近付いていってよく見てみたい。
RL:銃声が聞こえて辺りが騒然となります。廃ビルの6階の窓から誰かが警官隊に向かって発砲しているようです。そこには警官隊の他に、軍服を着た兵士が何人か待機していました。
玲:窓から発砲しているのは何人くらい?
RL:2~3人ですね。タケシ、君が現場に到着する頃には暴動は鎮圧されつつあり、僅かに残った首謀者たちが、廃ビルに人質をとって立てこもっているそうです。
タケシ:野次馬をガーっとかき分けて進むぞ。身長182cmの大男が「プレスです!」って叫びつつ(笑)
玲:それに153cmがしがみつく(笑)「久しぶり。」
タケシ:「なんだ…えーっと所沢だっけ?どうしたの。」
玲:「君こそどうしたの、ひょっとして取材?」
タケシ:「そのとおり、今から突撃する。」
玲:「中に入るの?死ぬ気?」
タケシ:「君も一緒に行くか?」(笑)
RL:暴動の首謀者は、人質の解放と引き替えに、外国からやってきた難民達への権利の保証と市民IDの発行を要求しています。おそらく、この暴動もそういった人々が起こしたものだったのでしょう。日本軍は人質の身元と、IDランクを割り出しているようです。
タケシ:この廃ビルには裏口とかないかな?
RL:うーん、《社会:ストリート》で判定してみてください。
タケシ:ダイヤで成功、達成値13。
RL:ありますよ、君はその場所を知ってる。その隣のビルの裏口から入れば、2階の窓の一つが間30cmで向かい合わせになっているのでそこから侵入できます。
タケシ:よし行こう。「ここからなら安全なはずだ。」
玲:「本当に?」
RL:錆びた鉄のドアを開けると、そこに男性がいました。君たちが突然現れたので驚いたように振り向きます。玲は彼を知っています、君の兄貴の丈治でした。
タケシ:「プレスです!あなたもこの事件の取材に!?この暴動についてどう思われ…」
玲:「ちょっと黙って、こんなところで何をしてるの?兄さん。」
RL/丈治:「……取材。」
タケシ:「え?君、兄さんいたの?」
玲:「私も最近まで知らなかったけど。」
RL:丈治の手には大きなカメラがありました。
★ ★ ★
直壁:レンズから貰った退役軍人のリストを流して見てるけど。気になる連中をピックアップしていく。とくにN◎VAで目撃情報のあった日本軍に反発してそうな奴。
RL:数人がリストアップされました。全員顔写真と、詳しい経歴、軍を辞職したきっかけなどが記されています。一人一人の名前なんかは省略しますが、一人だけ。“相葉タケシ”という男です。
タケシ:俺?マジで!?
直壁:「相葉タケシね…貧相なツラしやがって。」(笑)
RL:要チェック人物です。何年か前に軍を逃げ出し、その後N◎VAで目撃された例があります。
直壁:「なかなかの凄腕だな。」と経歴を見ながら、TVをつけっぱなしにしているけど気になるニュースとかない?(笑)
タケシ:おお、遠回しのアプローチや(笑)
RL:浅草のレッドエリアで、暴動の首謀者が廃ビルに立てこもっているというニュースが放送されています。
直壁:「こちら水色バス放送、現場では銃声が聞こえております!」
玲:数少ない視聴者の一人なんか(笑)
タケシ:バキューン!「あっ!皆さん、さようなら、水色バス放送は今日で終了…」(笑)
直壁:吉岡あー!!
▼水色バス放送:別のシナリオに登場した、RL(コニタン)のキャラクター、吉岡健の運営する海賊放送。ラジカルな放送内容でマニアに大人気。
RL:……“守護神”使います。むくっと起きあがって「さあ、次の曲を聴いてもらおうかなっ!」(笑)
直壁:あかんやん!(笑)TVに注目して成り行きを見守るけど。
RL:「あっ、日本軍が動き出したようです!」武器を持って防弾チョッキを着た軍人が建物に向かって進んでいきます。
直壁:うーん、《腹心》を動かすか。カゲムシャを一人調査にあたらせてるということで。
★ ★ ★
RL:表が騒がしくなってきました。日本軍が強行突撃に踏み切ったようです。
タケシ:やばい。
直壁:ドアを開けて入ってくるよ。ゴーグル付けた黒ずくめの男、手には銃。
タケシ:戦闘系?それはびっくりして刀を抜いてしまうな。「日本軍か!」
直壁(腹心):「お待ちなさい、私は軍人ではありません。それよりも連中が動き始めました。ここは危険です。」
玲:「待って、兄さんの件がまだ片づいてない。」(笑)
RL:君が振り返るとそこに丈治はいませんでした。
玲:もういないの!?
RL:ええ、あなた方3人が話している僅かな間に、姿を消してしまいました。
タケシ:「ちょっと待て、君の兄さんはどこへ行った?」
直壁(腹心):「後少しでここへも奴等がやってきますよ。」というわけで彼らを脱出させる。
玲:私のバイク…
RL:銃声がしています。日本軍が人質を無視して犯人グループを射殺しているようです。
直壁(腹心):マンホールをあけて「ここから逃げれば連中も気付かないでしょう。」
タケシ:「忘れてた、あんた一体何者だ?」
直壁(腹心):「説明は後です。」
玲:ありがち。怪しいけど一緒に逃げよう。
RL:直壁に腹心から連絡がありました。その場から2人ほど救出したが、そのうちの一人がリストにあった“相葉タケシ”のようだということです。
直壁:連れてくるようにいいます。
RL:はいはい、現場から逃げ出した3人はどうする?
直壁(腹心):路地裏に出て「君たちはテロリストの一団には見えませんが?」
タケシ:名刺を渡す。「フリージャーナリストの相葉タケシだ。あんたは?」
直壁(腹心):「残念ながらそういう物は持ち合わせておりません。私はニクソンと申します。」
RL:ニクソン…ってことはもう一人の腹心はケネディって名で二人は仲が悪いとか(笑)
直壁:そうしよう!ニクソンが実働系でケネディが情報収集系ね。「それで、あなたたちはあそこで何を?」
タケシ:「取材を試みようと思ってね。」
直壁(ニクソン):「そこのお嬢さんは?」
玲:「所沢玲です。」
タケシ:「ああ、彼女は助手でね。」って言いつつ機材を渡す。「それで、あんたは何をやってたんだ。」
直壁(ニクソン):「まあ、人捜しですよ。それよりも、お会いして頂きたい方がいるのですが。」
玲:怪しすぎる(笑)
直壁(ニクソン):「お時間はとらせません。」
タケシ:「いいだろう。時間はとってもいいが、命はとるなよ。」
直壁(ニクソン):その辺の喫茶店にでも入って注文をすませたら「ちょっと失礼。」とトイレに入る。
タケシ:コーヒーを飲みつつ待つ。
直壁:で、しばらくして本物の俺が出てくる。「はじめまして、私、こういう者です。」と今度は名刺を渡すよ。一応名刺の肩書きは“人材派遣”ってことになってるから。
玲:何?多重人格?(笑)
直壁:とか言ってると、ニクソンが戻ってきて「では、私はこれで失礼します。」
タケシ:カゲムシャか!はっ、謀ったな!(笑)
▼カゲムシャ:ゲストだけが選択できるスタイル。これを一つ以上持っているキャラクターは、“主人”とそっくりの容貌を持ち、声から身ぶりに至るまで“主人”と見分けがつかない。クロマクが《腹心》にこのスタイルをあてはめると、非常に強力。
直壁:「相葉タケシさんでしたね?あなた、確か日本軍の退役軍人の一人だ。」
タケシ:ぶふーっ!ってコーヒー吹き出す。
玲:そうなの?(笑)
タケシ:うわはっ!バレた!(←楽しそう)「い、いや私はずっとこの仕事を…」
直壁:「信用してもらって構いません、私だってただの人材派遣をやっている者ではないのですから。私は“ボール&チェイン”について調べているんです。何かご存じなら教えていただけないかと。」ルーラー、さっきの暴動のその後を腹心に追わせています。
RL:連絡が入ります。人質の中にIDランクC以上の者がいなかったため、強行突入。日本軍は首謀者を含めたほぼ全ての者を射殺したそうです。
タケシ:カレーを二人前注文して「お互い危害は加えない、それでいいかな?……と言っても俺もあまり知らないんだがなぁ。こちらから連絡はできないが、向こうから接触してくる可能性はある。」
玲:カレーおいしいにゃー。(←村八分)
直壁:「こちらの連絡先を教えておきましょう。」
タケシ:全部食ってから「じゃ、そう言うことでな。」と席を立つ。
RL:直壁、腹心から連絡が入りましたよ。暴動鎮圧にあたった部隊の隊長の名が分かったそうです。西田という男で、現役の軍人。N◎VAに来る前はM●○Nにいたそうです。
直壁:西田と、暴動の首謀者の経歴を調べてみるように言う。「さて、そろそろ行きます。偶然とはいえいい出会いになったと思いますよ。」勘定を済ませて、男前微笑みして帰る(笑)
タケシ:うわっ、最後までヤな奴だったな。玲に、丈治が帰っていたら連絡をくれるように頼んで店を出よう。
直壁:帰ったら相葉タケシと所沢玲の経歴を洗いざらい調べてやる。
RL:OK、F.E.I.R.のデータベースで得られる以上の情報が欲しいなら、《社会:ストリート》で判定してください。
直壁:ハートのKで成功。達成値13。
RL:走り屋やストリートの住人から情報を集めることができました。相葉タケシは、N◎VAに来る以前の記録が一切残っていませんでした。フリージャーナリストで、睨んだ通り反日派のコネを多数持っています。所沢玲は、アサクサの空手道場の娘です。父と二人暮らしで、15年前に兄の所沢丈治は、N◎VAを出ていったきり帰ってきていないようです。
直壁:丈治の顔は分かりますか?
RL:データベースに15年前の顔写真が残っていました。
直壁:それでピンとこないかな、ニクソンは一瞬でも丈治の顔を見たはずだから(笑)
RL:あー、なるほどね。じゃあニクソンが《知覚》で判定してくれ。
直壁:はい、ダイヤの10で成功、達成値15。
RL:ニクソンが経緯を話してくれますよ。あの廃ビルに二人と一緒にいたこと、目を離した隙にどこかへ行ってしまったことなど。
直壁:ケネディに所沢丈治の経歴を調べさせておくよ。
★ ★ ★
RL:玲、君が家に帰ると君のバイクが停まっていますよ。
玲:傷、ついてないかなー。
RL:ん、一度転けた様な跡が(笑)丈治は物置になっていた部屋に、自分の荷物を運び込んでいるみたいです。
玲:一度ならず二度までも~!怒り心頭ナリ。
RL:こっちにやってきて「これ、あげるから飾りな。」ってパネルを渡してくれました。大きなゴリラのアップ写真。「外国に行けばまだこんな動物もいるんだよ。」と。
玲:ほ~、それはよかったなぁ(怒)
RL:幸二郎がやってきて言います。「聞いてくれ、丈治が儂の道場を継いでくれるそうだ!これでワガママな不良娘なんかに道場を頼まなくていい、はあよかった。」(笑)
玲:はっはっはっは、殺ス(怒)「それよりも、あんなところで何やってたの?」
RL/丈治:「いや、あんな大事件滅多にないから、一枚でもいい写真を撮りたくて乗り込んで行ったんだ。写真は撮れたけど、銃撃戦になったから必死で逃げ出したよ。おかげでカメラに傷がついちまった。」
玲:私のバイクにも傷がついたんだけど(怒)「それで、今まで十何年もどこでなんの仕事をしていたの?」
RL:説明してくれますが、いろいろな国でドキュメンタリー・カメラマンとして、絶滅寸前の野生動物や、各地で起こっている紛争などを写真に収めていたそうです。
直壁:マニアックな写真家やな。
玲:「そういうのって売れないんじゃない?よく生活できたね。」
RL/丈治:「その日食いつなぐのが精一杯だったけどな。」
玲:「じゃあどうして突然戻ってきたの。」
RL/丈治:「いや、そろそろ家の方も心配になってきてな…」
玲:「心配なら手紙の一つも書けばいいのに。」
RL/丈治:「いや、あの、忙しくてな……N◎VAにも日本軍が駐屯してからキナ臭い事件が続いてるから、これからも忙しいかもな…」とか、言葉を濁してしまいます。
玲:まあいいや、タケシに電話をかけよう。「兄さんは家に戻ってたよ。」と。
タケシ:「えっ、本当に?ちょっと話をさせてもらえないかな?」
玲:「好きなだけ話せばいいよ。」
タケシ:家に来いってこと?じゃ、出かける。
RL:親父が出迎えてくれました。
直壁:お父さん、またあんな格好でお客さんの所まで出ていったよ(笑)
玲:もーっ、親父ー(笑)
タケシ:「あっ、私ジャーナリストの相葉タケシという者です。丈治さんの仕事の件でお話を伺いたいと思いまして。」
RL/幸二郎:「それはそれは、どうぞお上がりください。」と6畳ほどの客間に通されます。しばらくすると、丈治が入ってきました。
タケシ:名刺を渡す。「これはどうも、妹さんからお話を伺っております。」
RL/丈治:「妹の知り合いですか?」
タケシ:「ええ、まあ。それよりも、あのビルからよく逃げ出せたものですね。」
RL/丈治:「ははは、あなたも同業者というわけですね。」
タケシ:「いい写真は撮れましたか?」
RL/丈治:「まだ現像は全てできていませんが、よかったら何枚か差し上げましょう。」
タケシ:「本当ですか、ぜひ!」しばらくそういう話をしているよ。
RL:《知覚》判定どうぞ。
タケシ:スペードの9で成功、達成値15。
RL:あの夜、公園で会った男に、背格好と声が似ています…
タケシ:「ときに、最近注目しているグループがありまして。“ボール&チェイン”というテロリストなのですが、あなたならよくご存知でしょう?」と相手の目を見て言う。
RL/丈治:それには答えず「残りの写真ができあがったら、焼き増しして差し上げましょう。浅草の南端に“マーキー・ムーン”という飲み屋があります、今夜11時そこでお待ちしています。」
タケシ:「必ず伺いましょう。」
RL/丈治:立ち去る間際、君の方を振り返って苦々しく笑います。「まさか、あなたが妹の知り合いとは、ね。」
★ ★ ★
RL:直壁さん、腹心のケネディから調査の報告がありました。まず西田ですが、彼は日本軍の陸軍中尉で、3年程前にはM●○Nで“特別治安維持部隊”を担当していたそうです。これは、ヤクザ同士の紛争で悪化した治安を回復させるために設立された部隊で、暴動やテロに即時戦力を投入することができました。さらに、裏では日本に反発する組織や人物を秘密裏に始末する部隊だったとも言われています。西田はそこでの働きが認められて、半年ほど前にN◎VAに配属されたそうです。
直壁:“ボール&チェイン”に狙われた二人の将校は?
RL:西田と同じ部隊に属していました。
直壁:なるほどね、後は所沢丈治だけど。
RL:ケネディが言う「所沢丈治は現在N◎VAにはいないはずですが?1年前にM●○Nで死亡記録が残っています。」
直壁:「それ、詳しく教えてくれ。」
RL/ケネディ:「所沢丈治は3年前からM●○Nでフォト・ジャーナリストとして活動していたようです。そこでは何人もの仲間と日本軍の治安維持部隊を追いかけており、M●○Nの反日派企業や団体と強いコネを持っていました。死亡したのは1年前、“ヤクザ戦争”の際です。記録では“事故”流れ弾にあたったそうです──少なくとも記録の上では。」
直壁:分かりました。丈治に会いたいな、アポとってどこかで会おう。
RL:はい、この辺は端折りましょう。すぐに先方からOKが出ます、どこで会いますか?
直壁:高級ホテルの日本料亭!
RL:金持ちやなー(笑)
直壁:いや、人と会うときだけは見栄はるねん、いつもは割とキツキツ(笑)
RL:約束の時間に丈治がやってきました。「どうも、直壁さんですね。」
直壁:挨拶して、食事を勧めながら世間話でもする、その後にきりだそう。「あなたのことをいろいろと調べさせていただきました。」
RL/丈治:片眉をつり上げて「私の仕事のことですな?」
直壁:「革命というのは、情熱のなせる業ですね。しかし、あまり無茶をしすぎると取り返しのつかないことになりますよ──これは友人としての忠告です。」
RL/丈治:「革命はもう終わっているんですよ、1年も前に、M●○Nでね。私の仕事は、いわばその後始末ですか。」
直壁:「お気持ちは分かりますが、あなたたちのやり方には賛同できませんね。あちこちのグループがあなたのことを捜していますよ。」
RL/丈治:席を立ちます「ご忠告ありがとう、どのみち、我々の“後始末”は今夜で終わります。これでようやく、革命の夢とも決別できるというものだ。」
直壁:「あなた方の仕事がうまくいくよう、幸運を祈っています。」
RL/丈治:「もし、今夜暇があるならアサクサの“マーキー・ムーン”という飲み屋にお越しください、おごりますよ。」
RL:午後11時前です。所沢家では、兄の丈治が「仕事があるから出ていくよ、戸締まりしてていいから。」といって出ていきます。
玲:私のバイクに乗っていかないでよ!
RL:歩いて出ていきました。父の幸二郎がやってきて「どこに行くんじゃろか?心配じゃなー。」(笑)
直壁:幸二郎ええ人やあ(笑)今度からこういうNPCは“幸二郎タイプ”と呼ぼう。
タケシ:「行ってみてくれんか?」「調べてくれんか?」っていうタイプ(笑)
玲:出ていくよ。「幸二郎ちゃんと戸締まりするんだよっ!」(笑)
★ ★ ★
RL:午後11です。タケシが最初に店にやってきた。店内は狭くて薄暗い。「何になさいます?」と訊かれますが。
タケシ:「待ち合わせをしているんだが、所沢丈治という人なんだが。」
RL:ドアが開いて人が入ってきますよ、タケシが最初に会ったのと同じカシミアのコートと、中折れ帽、胸には赤いハンカチ、の丈治が立っています。「お待たせしましたね、写真を持ってきました。」
タケシ:「やはりあんただったか。」
RL/丈治:「見てください、よく撮れているでしょう?」と見せてくれた写真には、どこの国だか分かりませんが、風景、野生動物、人、戦場、それから丈治自身と仲間らしき人々が写っています。「差し上げましょう。」
タケシ:「ありがたく貰っておくよ。」
RL/丈治:やおらハンドガンを取り出して弾を込め始めます。それから、写真の一枚を指して「ここに男が写っているでしょう、西田という男です。この男が、我々の最後の標的です。」
タケシ:「ははは、あの鬼中尉ね。」
RL:はい、直壁が店に到着しました。そこにはあの相葉タケシと、銃に弾を込めている丈治がいました。丈治が言います「ああ、座ってください。とっておきのボトルを用意しておいたんです、飲みましょう。」
直壁:座って黙礼する。
RL/丈治:「ゆっくりしたいんですが、そろそろ行かなければ。ごきげんよう、相葉さん、直壁さん。」そう言って彼が席を立つと、奥の方で座っていた数人の男も立ち上がりました。
直壁:仲間ってわけですな。
RL:玲は丈治を追って店にやってきました。扉を開けると、兄貴とタケシ、それから直壁がいます。
玲:「何やってんの?親父が心配してたよ。」
RL/丈治:慌てて銃をコートの下へ隠して「明日の朝には戻るから、心配しないでいい。」って早口で言いながら、逃げるように外へ出ていきました。数人がそれに続きます。
★ ★ ★
直壁:音羽南海子に電話をする。「“ボール&チェイン”は、解散したようだ。これ以上追う必要はないと思うが?」
RL:彼女は何か言いたげだったけど「分かりました、報酬は口座に振り込んでおいたから。」と、電話を切りました。ケネディがやってきて言います。「ようやく分かりましたよ、N◎VAにやってきていた“所沢丈治”は本人ではなく、我々と同業の者でしてね。」
直壁:「そうか、ご苦労だった。調査を終了してくれ。」
★ ★ ★
RL:玲が朝、目を覚ますと、丈治はいませんでした。彼の使っていた部屋に行ってみると、君宛の置き手紙があっりました。それは、迷惑をかけてすまなかったという謝罪文と、自分には道場は継げないということ、N◎VAから出ていくので親父によろしく伝えて欲しいという内容でした。
玲:表に出ていって自分のバイクを確認…
RL:もちろん無くなっている(笑)
玲:殺してやるー!地の果てまで追っていってやるー!(激怒)