このリプレイは、アースドーンのシナリオ集「ミスト・オブ・ビトレイアル」のキャンペーンです。
これからこのシナリオ集をプレイヤーで遊ぶ予定のある方は読まないようにしてください。
ハリス
ヒューマン盗賊・第3サークル・男性
ハリスは盗賊らしく、アウトローと呼べる性質を持ち合わせた人物です。
もちろん悪人ではありませんが、少なくとも“正直な”という言葉は彼には似合わないでしょう。
ときどき独り言をいいます。
プレイヤー:ナッキー
ティアラ
エルフ理論魔術師・第3サークル・女性
彼女は物静かで博識な女性というイメージがありますが、すこしせっかちで短気すぎるきらいがあり、そのため周りの人間に刺々しい人だと思われることもしばしばあります。
プレイヤー:リサ
フィリッポ
ドワーフ射手・第3サークル・男性
このドワーフの射手は、驚くほど無表情でぶっきらぼうな性格をしています。
他人の善意を理解することは出来ますが、彼がそれを素直に受け取ることは希で、無礼に振る舞ってしまうことがほとんどです。
プレイヤー:コニタン
ゲームマスター:チャッピー
リプレイ執筆:コニタン
プレイ日時:1998年7月4日(土曜日)17時~19時
GM:それじゃ、アースドーン『ミスト・オブ・ビトレイアル』の一回目を始めます。時刻は日暮れを過ぎたあたりです。君たちはトゥリームという小さな村に到着しました。ここはヘイブンより半日の距離にある村で、君たちは次の冒険を求めてヘイブンに向かっている途中でした。村といってもあまり広くないんですけれども、家に帰る村人などがちらほら見えます。君たちが村に入ると、一人の村人らしき男性がはっとした表情で君たちの方を見ました。彼はすぐ嬉しそうに、そこらへんの家の戸を叩いたり、道行く人に声をかけたりして、あっという間にたくさんの村人が集まってきました。
ティアラ:誰?有名人?
GM:君たちの方を指さしてる。「やっと来てくれたのか。」とか、ひそひそ噂話している。
ハリス:何か勘違いされてるぞ。宿をとろうか。
フィリッポ:身におぼえはないんやろ?
GM:無い。しばらく歩くと、宿がありました。公共宿というか組合の宿です。
ハリス:入っていく。「部屋、空いてるかな?」
GM:一階は食堂と飲み屋になっていて、二階が部屋です。一階のテーブルには何人かの村人が酒を飲んでいる。宿屋の主人はドワーフですが、君が部屋は空いているかと訊くと、びっくりしたように「それはもう!特別の部屋を用意させていただきます!」と言って、「さあ、こちらのテーブルにどうぞ!」とウェイトレスに案内させる。「どうぞ」とドワーフの娘二人に案内されて…
ハリス:ウェイトレスのイメージが縮んだ。
GM:しゃーないやろ!一般市民がドワーフやし。
※舞台になっているスロール王国はもともとドワーフの王国であるため、ドワーフの人口比率が一番多い。
ハリス:テーブルに座ってからでは弁解するのに遅すぎるのでは。
フィリッポ:店の主人を呼ぶ。
GM:彼は厨房で料理をしている。「すみません、今夕飯の用意を…」とか言いながら顔だけみせる。
フィリッポ:「さっきから気になっていたんだが、外で騒いでいる連中は一体何なんだ?あんたも何をおどおどしている、旅人が宿に泊まるのはそんなにめでたいことなのか?」
GM/主人:「は?」と答えてしばらく間があって、「いやいや、あなたがたを旅人と一緒にするなんてそんな、あなたがたはこの村を救ってくださる方たちでしょう?」
フィリッポ:「知らん。」
GM/主人:「え?あ、そうですね。少し待ってくだされば村長も来ますので、詳しい話はそれから…」
フィリッポ:「いや、もう部屋で休みたい。老人の話など聞きたくないんだ。」
ハリス:カウンターのところへ行く。「つまりだな、あんたらは人違いをしてるってわけだ。」
GM/主人:「人違い!?」と言って、やっと真顔に戻る。
ハリス:「そういうことだ。お前たちがどんな連中を待っているか知らないが、その人たちじゃない。」
GM/主人:「でも、あなたたちはアデプト様なのでしょう?」
ハリス:「そうだ。」
GM/主人:「怪物退治のために、村長が雇った人たちではないのですか。」
ハリス:「そこが微妙に違う。」
ティアラ:「確かにそんな話は聞いていませんね。」
GM:宿の主人は呆然とする。「そんな…でも村長を呼びに行ってしまったし。」
フィリッポ:「帰らせてくれ。」
GM/主人:「と、とにかく話だけでも聞いてくれませんか、お願いします。」
ハリス:でも、あとから来た奴に仕事とったやろって言われるのもなあ。
GM:しばらくして、おいしそうな料理と上等な酒が運ばれてきました。
ティアラ:食ったら最後みたいで嫌。(笑)
ハリス:食ったら主人がニヤっとしてポケットから「解毒薬です、24時間以内に…」(笑)
GM:そんなに腹黒くない!料理はとてもおいしいよ。久しぶりに立派な飯を食った気がする。宿屋の主人が「村長はまだ人違いだということを知りませんので、その辺はよろしく。」と言われました。しばらくしてドアが開き、ヒューマンの老人があらわれます。「ようこそ!トゥリームへ!」
ハリス:爺さん、玄関でパワー溜めたやろ。(笑)
フィリッポ:玄関でゲージMAX→超必殺ようこそ(笑)
GM:「私が村長のトゥランです。」と額の汗を拭いながら「予定より二日も遅れてらっしゃるので、なにか不都合でもあったのかと思いましたが。」
フィリッポ:「残念ながら我々は…」
GM/トゥラン:ひきつった顔になって、「そんな!銀貨60枚では少ないと申されますか。」
フィリッポ:「違う。我々はこの村を通りかかっただけだ。」
ティアラ:「怪物退治の話など一度も聞いておりません。」
GM/トゥラン:「え、しかし、ギルドの方から話を聞かれていませんか?あなたがたはヘイブンから来られたのでしょう。」
フィリッポ:「人違いだ。我々はあんたが呼んだ連中じゃない。それにヘイブンへはこれから向かう。」
GM/トゥラン:「そんな…」とすっかり意気消沈して椅子に座り込んでしまう。
ハリス:「まあ、それであんたらの呼んだ連中が来なくなったわけでもないんだし、気にするな。」
GM/トゥラン:「しかし、最も遅い到着予定から既に二日も遅れています。」
ティアラ:「急を要する事件でも起こっているのですか?」
GM/トゥラン:「はい、先ほども旅人の一団が襲われたと報告されています。」
フィリッポ:「それは、あんたらが呼んだ連中だったんじゃないか。だとしたら傑作だな。」
GM/トゥラン:「到着が遅れている理由はそれでしょうか…」と半泣きになる。(笑)
ハリス:「で、そいつは野盗かなにかなのか?」
GM:「実は数週間前から、この村の西で怪物を見たという噂がありました。はじめはこのトゥリームにやってくる旅人や行商を襲っていたのですが、しだいに村の中まで侵入してくるようになりまして、村人も既に何人か犠牲になってしまいました。
ティアラ:こんなところで歓迎パーティしてる場合じゃない。(笑)
ハリス:「それで、その化け物はどんな姿をしていたんだ?」
GM:「それを見たという者の話では、黒い大きな蜘蛛のような姿を見たと。」
ティアラ:そういう化け物を知らないかな?
GM:“クリーチャー伝承”でチェックしてみてください。
ティアラ:達成値11
GM:分かりました。ジェフスラというホラーの作り出した生物でしょう。村長は言います「どうでしょう、人違いかとは思いますが、怪物の退治をお願いできないでしょうか?」
ハリス:「まあ、あんたが呼んだ連中もそいつの姿を見て、腰を抜かして逃げ帰っちまったんだろう。よっしゃ、俺たちに任せておけ。」
GM/トゥラン:「ありがとうございます。先日も村の若い衆が退治に出かけたのですが、誰一人戻ってきませんでした。このような小さな村では兵士など一人もいませんので。」
ハリス:「そいつは一匹か。」
GM/トゥラン:「いいえ、少なくとも二つの影を見たという報告がありました。」
ハリス:退治はヘイブンから雇ったんだろ?ってことは6~8人向けのモンスターですな(笑)
GM/トゥラン:「どうですか、お一人銀貨60枚で引き受けてはくれないでしょうか。」
ハリス:あまりの安さにショックを受ける(笑)「正気か?安すぎるぜ、相手はホラーの眷属だぞ!」
GM/トゥラン:ビクッとして「ホラーですと!そんな恐ろしいものがこの村を…」君たちはアデプトで英雄候補だということをお忘れなく(笑)「少ないとは思いますが、これ以上は村の生活も成り立っていきませんので…」とすまなさそうに言うよ。
ハリス:「いいだろう、面白い。行こうじゃないか。」
GM/トゥラン:「引き受けてくださるのですか!ありがとうございます。明日の朝、怪物が出たという辺りまで案内いたしますので今日のところはゆっくりとお休みください。」
ハリス:ん、食事をしてから部屋で休む。
GM:それでは部屋で休もうと思ってテーブルを立つと、オークの女性が君たちを呼び止めた。彼女は3歳くらいの子供を連れてる。「あなた達が怪物を退治してくれる方たちですね。私の名はカタリナといいます。村のものが怪物を退治するために出かけたという話は聞いておられますか?」
フィリッポ:「ああ、聞いた。」
GM/カタリナ:「その中には、この子の父親もいました。」言葉をつまらせながら、「まさか、今でもあの人が無事だなんて思ってはいませんが、せめて何か形見になるようなものがあれば…」
ハリス:「つまり、俺たちにその形見をみつけてきてほしいと?」
GM/カタリナ:小さくうなずく。「あの人はこれとよく似たネックレスを持っていました。」彼女は首に銀のネックレスをしています。「おねがいします、どうかネックレスを見つけたら持ち帰ってください。」
フィリッポ:「見つけたら持って帰る。だから、さっさと向こうへ行ってくれ。休みたい。」
GM:彼女はあわてて退散する。振り返って何度もおじぎをしながら。何もなければ次の日になりますが?
ハリス:いいよ、次の日。
GM:村長のトゥラン自らが道案内をするそうです。村を出て、怪物が出るといわれている森の近くまでやってきました。村から500メートル程しかはなれていません。
ハリス:「こんな近いところに化け物が出るのか。」
GM/トゥラン:「この辺りで見たという噂が一番多いのです。」と。
ハリス:「この奥に何があるか分かるか?」
GM/トゥラン:「いいえ、それほど奥までは行ったことがありません。別段変わった森だとは思っていませんでしたが。」
ハリス:「いいだろう。じゃあ爺さん、帰ってくれていいぞ。」
GM/トゥラン:「ありがとうございます、私はこれで。」さっきから帰りたそうにしていたんだけどね。
全員:入っていく。
GM:しばらく奥に入っていくと、木々が茂っていてすぐに日の光が届かない場所に来てしまいました。いつ襲われてもおかしくない雰囲気になってきましたよ。“知覚”ステップで判定してみてください。
ティアラ:達成値13。
GM:君は薮の影に怪物の足跡を見つけた。
フィリッポ:海賊の足跡?見ろ!海賊船の跡だ!(笑)
ハリス:海賊の足跡があるってことは海が近いってことだ!
ティアラ:ここは森だと思っていたけれど(笑)
GM:海賊でない!怪物って言うた、今日は変なこと言ってないやろ!(笑)
ティアラ:蜘蛛の足跡ってどんなの?追跡できる?
GM:できるよ。ジェフスラの足跡は薮の向こう側へ…
ハリス:ジェフスラか、追いかけてみるか!
ティアラ:追いかけてみる、私一番後ろで。(笑)
ハリス:ようし、追いかけっこだ!(笑)
GM:聞けよ!(怒)
フィリッポ:足跡以外には何か見つからんかな?体液とか。
GM:そういうものは見つからないけど。足跡をたどっていくのなら、もう一度知覚で。
ティアラ:達成値8。
GM:その足跡を追っていくと、獣道の向こう側の木の陰から、嫌な臭いがします。腐ったような血の臭いです。
ハリス:見に行ってみる。
GM:見てみるとね、多くの死体が転がっていました。下半身が無くなっていたり、体のあちらこちらのパーツが欠損しています。まだ新しいみたいですね。
ティアラ:貝塚みたいなものかな?
ハリス:まあな(笑)奴等は人間喰うの?腐らして喰うんかな?
GM:“クリーチャー伝承”で判定してみてください。
ティアラ:達成値8。
GM:えーとね、ジェフスラは普通人間を食べたりしません。殺すために殺したという方が正しいでしょう。
ハリス:ジェフスラは何食ってんの?エネルゴン?(笑)
GM:トランスフォームするんか!?
ティアラ:じゃ、この死体の中に銀のネックレスがあるの?
GM:ぱっと見これらの死体は村人風じゃないよ。鎧を着ていたり、シールドを持っていたり。おそらく村に到着するはずだったアデプトの一団でしょう。
フィリッポ:こうめちゃめちゃにやられるってことは、不意打ちか何かかな。
ハリス:まあいいか、進むぞ。
GM:どんどん森の奥に入っていきます。鬱蒼と茂る森にねじれた木々など、大災厄を連想させるようです。しばらく歩くと、前方に木々が密集した部分があり、その根本のうろに何か光るものが見えました。
フィリッポ:近寄ってみよう。「あれは例のネックレスじゃないのか?」と。
GM:そこにはドワーフやオークの白骨化した死体が折り重なっていました。“知覚”ステップで判定してください。
フィリッポ:振り足し、さらに振り足し…32!
※判定の際、使用したサイコロの最高値が出た場合、そのサイコロをもう一度振って値を足せる。
ハリス:なんじゃそら!自分、近いうちに死ぬんちゃう?(笑)
GM:君は光るものに気を取られていたけど、ぱっと向こうの木の陰を見ると、黒い化け物の足が一本見えている。
フィリッポ:すぐその場から逃げだして、二人が待機している場所まで走る。
GM:はい。茂みの影から二匹のジェフスラが飛び出してきました。不意打ちしようとしていたみたいですね。そのうち一匹は、矢などが突き刺さっていて、魔法のスレッドを編むための胸の模様を潰されている。イニシアチブダイスを振ってください。
フィリッポ:6。
ティアラ:3。
ハリス:“宙の舞い”のタレントを使って16。
※ハリスは盗賊だが、ヒューマンの種族特性“多芸”で“宙の舞い”を修得している。
GM:ハリスが一番速い。
ハリス:“不意打ち”タレントを使って負傷している方(B)に攻撃。カルマを使う。振り足して…21。
GM:クリティカル。ダメージどうぞ。
※カルマというポイントを一点使うと、特定のサイコロを一個判定に振り足すことができる。キャラクターにあらかじめ数ポイント与えられている。
※攻撃の達成値が、対象の防御値の二倍を越えると「クリティカル」と言い、そのダメージは装甲の効果を無視することができる。
ハリス:…来た!26点!
GM:嘘!死ぬ。負傷をもらって、転倒しました。次はフィリッポ。
フィリッポ:“狙撃の目”の護符を使って普通に射撃。転倒した(B)に…3は当たっていますか?(笑)
GM:はずれ。次はジェフスラ。怪我のない方(A)のジェフスラは魔法の能力を使う。足に氷のような刺がびっしりと生える。そのままハリスに接近して攻撃。達成値20。
ハリス:20?はずれ(笑)
GM:嘘つけ!クリティカルで命中だ。ダメージ16。
ハリス:負傷を一つ貰いました。転倒チェックは、失敗。転倒しました。
ティアラ:“念刃”の魔法を使う。達成値16。
GM:普通に命中。
ティアラ:ダメージは…振り足して13。
GM:次のラウンドです。イニシアチブをどうぞ。
ティアラ:7。
フィリッポ:1。
ハリス:2。
GM:一番速いのはティアラ。
ティアラ:同じ目標に“念刃”で達成値6。
GM:はずれ。次はジェフスラの行動。(B)は君たちの方に接近します。フィリッポに攻撃。一回目13、二回目14。ダメージは9点と6点。
フィリッポ:物理装甲点で止めて、ダメージは全部で5点貰いました。
GM:(A)はティアラに向かって魔法の能力を使います。6と11。11の方だけ命中?だったら、胸の模様からふわっと真っ白な網が飛び出してきて、君はからめ取られた。8点のダメージ、身動きがとれない。これは3ラウンド続く。次は2のハリス。
ハリス:起きあがった。終わり。
フィリッポ:“狙撃”のタレントを使って攻撃。カルマを使う。…振り足して、振り足して達成値33!(B)のジェフスラに。クリティカルですね?ダメージは…14。
GM:死んだ。額に矢が当たって頭部が吹き飛んだ。次のラウンド、イニシアチブ。
ティアラ&フィリッポ:6。
ハリス:9。
GM:一番速いハリスから。
ハリス:普通に攻撃。達成値8。
GM:はずれです。次はフィリッポ。
フィリッポ:“狙撃の目”の護符を使って、射撃…5って当たってる?(笑)
GM:今まで防御値5の敵なんか出したこともないわ!
ティアラ:イゴイゴしよる。(←網を振りほどこうとして失敗)
GM:次はジェフスラ。魔法の能力を使うためにスレッドを編んで、呪文を行使…って発動失敗。次のラウンド。イニシアチブをどうぞ。
ティアラ&ハリス:7。
フィリッポ:9。
GM:9のフィリッポから行動。
フィリッポ:普通に射撃。達成値7、では当たってないよなあ。
GM:もちろんはずれ。次はハリス。
ハリス:普通に攻撃で達成値13。命中ですね、ダメージは…7点。
GM:装甲点で止まった。ティアラは網を振りほどいてください。
ティアラ:失敗。
GM:ジェフスラの行動。呪文行使!…発動失敗。もう一度呪文行使、今度は成功。胸の模様から今度は鉄の網が飛び出して、君たちを鉄の迷路で取り囲んだ。これは君たち3人を孤立させた。全ての通路がジェフスラのいる場所につながっている。次のラウンド、イニシアチブ判定。
ティアラ:19。
フィリッポ:9。
ハリス:8。
GM:ティアラから行動をどうぞ。魔法の網はもう無くなっています。辺りにジェフスラの姿は見えません。
ティアラ:走る。
GM:走ったら、魔法の迷路にある刺でダメージを受けるかもしれないけど、うまくよければ25ヤード進める。歩くのなら安全に10ヤード進める。
ティアラ:殺す気満々で走る。
GM:“敏捷力”ステップで判定してください。6以上出さなければ棘に刺さってしまいます。ダメージは自分で出してください。7ステップで。
ティアラ:失敗。ダメージは…振り足して19点(笑)装甲点を引いても15点。負傷を一つ貰って転倒した。
フィリッポ:え、俺?もちろん歩くよ(笑)
ティアラ:こいつー(怒)みんな走るものと、みんな走るものと思っていたのに。
ハリス:俺も歩くよ、10ヤード進んだ。
ティアラ:ひどい!
GM:ティアラは25ヤード走って、中心部に到達したけどそこにジェフスラはいなかった。次のラウンド。
ティアラ:12。
ハリス:10。
フィリッポ:3。
GM:12のティアラからどうぞ。
ティアラ:これ以上動かずに待つ。
ハリス:歩くよ。20ヤード進んだ。
フィリッポ:俺も歩く。
GM:君はジェフスラに会った。(笑)
フィリッポ:弓、使えますね?“狙撃”のタレントを使う。カルマも使用して…振り足し、達成値23。ダメージは7点。
GM:おめでとう、そのダメージでは死ねない。負傷さえしない。君に反撃だ。11と4で一回命中。
フィリッポ:“打撃回避”のタレントでかわそうとします。カルマを使って…6(笑)失敗したら自動的に転倒だったっけ。
GM:そう。ダメージは12点。次のラウンド。
ハリス:21!
ティアラ:4。
フィリッポ:2。
ハリス:歩いて中心に向かった。
ティアラ:歩いてジェフスラのいる場所まで移動します。それから“念刃”の魔法で攻撃。達成値11。
GM:背中だから命中。
ティアラ:ダメージは17点。
GM:負傷を一つ貰う。転倒はしない。ジェフスラは君の方を振り返って睨んだ。攻撃は7と12。一回命中?ダメージは振り足して…24点!
ティアラ:20点。負傷を一つ食らって、転倒した。
GM:フィリッポは起きあがっておわり?次のラウンド、イニシアチブ判定。
ティアラ&ハリス:1。
フィリッポ:5。
GM:フィリッポが一番速い。行動をどうぞ。ジェフスラは君に背中を見せているから当たりやすいよ。
フィリッポ:“狙撃の目”の護符を発動、射撃…8は?
GM:ぎりぎり命中。ダメージをどうぞ。
フィリッポ:9点。
GM:ちくっとした。またフィリッポの方を向いて攻撃。8と15。一回命中で、ダメージ18点。
フィリッポ:13点食らって、負傷。転倒チェックは失敗。こけました。
ティアラ:起きあがった。何かシーソーみたいに起きあがってはこけてる(笑)
ハリス:移動して、ジェフスラの背中に攻撃。達成値9。
GM:命中した。ダメージをどうぞ。
ハリス:17点。
GM:次のラウンドです。イニシアチブ判定。
ティアラ:19。
ハリス:“宙の舞い”のタレントで華麗に舞う。狭いけど…低い、12。
フィリッポ:8。
ティアラ:“念刃”…だめ、達成値5。
ハリス:攻撃、5。はずれ。
フィリッポ:起きあがった。終わり。
GM:ジェフスラがハリスに攻撃。一回命中。ダメージ12点。
ハリス:“宙の舞い”の効果で反撃します。普通に命中。ダメージは11点。気絶寸前。
GM:次のラウンドです。イニシアチブをどうぞ。
ハリス:8。
フィリッポ:6。
ティアラ:4。
GM:ハリスから行動してください。
ハリス:攻撃。8では当たりませんね。
フィリッポ:同じく8ではずれ。
ティアラ:“念刃”達成値21。普通に命中?ダメージは…9点。
GM:ジェフスラはフィリッポとハリスに一回ずつ攻撃。フィリッポに20でクリティカル。ダメージ11点。ハリスには6ではずれ。
ハリス:“宙の舞い”の効果で反撃、達成値11。ダメージは…6。(笑)
フィリッポ:だめだあー!あと4点で気絶する。
ハリス:俺、あと2点で気絶(笑)
GM:次のラウンドです。イニシアチブ判定。
ティアラ&フィリッポ:7。
ハリス:“宙の舞い”を使って…4。もうヘロヘロ(笑)
GM:フィリッポからどうぞ。
フィリッポ:“狙撃”タレントを使っておきましょう。カルマも使用して…振り足し、29!(←極端)
GM:クリティカルで命中。ダメージどうぞ。
フィリッポ:振り足し、18点!
GM:その一撃で死にました。周りを取り囲んでいた鉄の迷路もなくなります。胸部の網はお金に換えることができます。
ハリス:貰っておく。それよりも少し休んで回復チェックを行いたい。
GM:どうぞ、負傷を受けた分だけ回復点数から引いておいてね。
フィリッポ:俺が見たあの、キラッと光ったものを確認しに行く。
GM:はい、人間の骨などがごろごろしてるなかに、銀のネックレスが落ちていました。太陽のような形をした飾りがついています。
フィリッポ:カタリナが言っていた、ネックレスかどうかは分からんけど、さっさとこれ持って帰ろう。死んでしまう。
GM:村に帰ってきたよ。夕方ごろです。村人の一人があなた方の姿を見つけて、大声で人を集めます。村長のトゥランもやってきて、「よくご無事で!」と言います。
フィリッポ:「無事に見えるか?爺さん。」(笑)
GM:「おお、早くその傷を治さなければ、癒し手を訪ねましょう。」グラカというオークの医者が診てくれました。「それにしても大変な怪我だね。」と。村長は「宴の用意が出来ておりますが?」と言います。
ハリス:「三日ほど寝かせてくれ。」と言う。「それから、あんたが呼んだアデプトの一団はこの村へは来ない。」
GM:どっちにせよそれから、村はお祭り状態になりますがね。銀のネックレスはどうします?カタリナは、この宿にやってきたみたいだけれど、傷がひどいと聞いて帰ったそうです。
ハリス:家の場所を聞いて、ネックレスを届けに行こう。
GM:藁葺き屋根の小屋です。ノックすると、カタリナが出てきます。「よくぞご無事で。命を落とした者もこれで報われるでしょう。」と言います。オークの男の子が「お父さんの仇は討ってくれたの?」って。
フィリッポ:ネックレスを渡す。「あんたの探していたのはこれか?」
GM:彼女は首を振って、「これではありません。」と言う。「それに、もう形見などにこだわるのはやめました。」
ハリス:それにはピクってなる。(笑)
フィリッポ:無言で怒る。ころころ気が変わりやがって~(笑)
GM/カタリナ:「噂では、怪物は魔法のアイテムを隠し持っているということです。これも何かたいへん価値のあるものではないでしょうか。」
フィリッポ:「なるほどな、君に頼まれて私は危ない目に遭ってまでネックレスを取ってきたというのに、君はそれを受け取らないつもりなんだね?」
ハリス:「もういいじゃないか、いらないんなら俺がもらうぜ。」って言って、貰った。(笑)
ティアラ:ええ~、醜いシーフには出来すぎた品物だよ。(←酷い)
GM/カタリナ:「あの…村長ならそのネックレスのことを知っているかもしれません。」と言ってくれる。
ハリス:早速見せに行こう、見せた!
GM:え、もう?「すっかり傷もよくなられて…」とか挨拶…
ティアラ:早く見ろ。(←NPC否定型)
GM/トゥラン:「えー、はっきり申しますと、この品は私にはちょっと分かりかねます。ですが、鑑定してくださる高名な魔法使い様を知っております。ヘイブンに、ハイアモンという理論魔術を修めた学者がおられます、その方を訪ねてみてはいかがでしょう。」
ハリス:早速向かおう。
GM:次の日に村を発ちました。ヘイブンは半日ほど行ったところにありまして、その日のうちに到着しました。冒険城下町と言ったところでしょうか、“失われた都”パーレインスというホラーわんさかの遺跡があってそこに冒険にやってくる連中がたくさんいます。村長のトゥランの話によると、ハイアモンは“旧市街”という場所に住んでいるそうです。君たちはこの街にやってくると、大きな街が久しぶりということもあって、あまりの賑わいに少し驚いてしまうね。ガラス玉を宝石だと偽って売る露天商や、店の呼び込みや、荷物を積み込む行商人や…
ティアラ:ふーん。で、ハイアモンは?
GM:説明させてくれんのか(笑)旧市街の方に向かうと、多分パーレインスから帰ってきた連中でしょうが、血塗れの集団が抱えられるようにして運ばれていきます。
ティアラ:で、ハイアモンは?
GM:分かった、分かった。もういいや。旧市街にやってきたのはやってきたけど、正確な住所は分からない。
ハリス:仕方ない、探そう。
GM:“ロークの形見”という宿屋が目につきました。
ハリス:中にはいって、宿の主人に聞く「ハイアモンって男に会いに来たんだが。」
ティアラ:「何でも魔法の品物を鑑定してくれるそうで。」
GM:「魔法の品物を鑑定するのか、ああ、確かにハイアモンの旦那が一番の近道かもしれんな。そこの道の突き当たりに、“ブレヌラ武具店”という、オークの女性が経営する店がある。そこの2階に住んでいる。」
ティアラ:「ありがとう。」さっさと行く。
GM:「“ブレヌラ武具店”と書かれた看板がある店に入りました。奥の方でオークの女性が店番をしていました。「いらっしゃい。」
ハリス:「ハイアモンに会いたい。」
GM:彼女はちょっと顔色を変えて、水晶のペンダントをなでながら「ハイアモンに…?」
ティアラ:「会いたい。」(怒)
GM:「ちょっと待って、ハイアモンに聞いてくる。」
ハリス:「トゥリームの村長トゥランの紹介だ。」と言っておこう。
GM:ボーっと待っていたんですが、そこにおいてある武器類はなかなかよい手入れをされているみたいですね。知覚ステップで判定してください。19以上。
全員:出るか!
GM:階段から足音がして、オークの女性が降りてきた。「会うってさ。こっちへ。」と案内してくれます。階段を上っていくと、小さな部屋があって、本棚と薬瓶が並んでいます。その中に禿げた皺だらけの老人、ヒューマンの男性です。
ハリス:ペンダントを渡す「これを鑑定して貰いたい。」
GM/ハイアモン:「ほう、これは確かに魔法の品じゃが、これを鑑定するには少々時間がかかるの。」と言います。「そうよの、2週間程か。」
ハリス:それじゃ、よろしく。帰る。(笑)
GM/ハイアモン:「待ちなされ!」(笑)って引き留めて「わしは見ての通り高齢じゃ。このアミュレットを鑑定するには少々骨が折れる。そこでじゃ、君たち、わしの代わりに一つ仕事をこなしてもらえないかの。」
ハリス:この爺、何を言うかと思えば…(笑)
ティアラ:その仕事をこなせば、鑑定は一週間で終わるんだろうな、え?(笑)
GM/ハイアモン:「わしが今手がけておる研究には、足りない材料がある。それは“鮮血の蔦”と呼ばれるもので、植物じゃ。それを持ってきてほしい。すでに先方とは交渉済みで、わしからも贈り物をするということで決まっておる。それを運んでもらえればいいのじゃ。」
ハリス:「分かった、引き受けよう。」
GM/ハイアモン:「礼はするぞ。このアミュレットの鑑定と、ブレヌラの店で買い物が出来るよう、わしが信用書を書いてやろう。目的地まで迅速に移動できるように馬も貸そう。運んでほしいものはこれじゃ。」と、小箱を出す。「これも一緒に渡してくれ。」と封がなされた手紙を渡されます。
フィリッポ:中身は壊れ物かな。
GM:ああ、それなら見せてくれます。きれいな水晶の箱に入った薔薇です。「これは、“永遠の花”といういわく付きの魔法の品じゃ。もとの持ち主のところへ持っていくというわけでな。」
ハリス:ひょっとして届け先というのは…泣く(笑)
GM/ハイアモン:「おっと、言うのを忘れておったな。目的地は鮮血の森じゃ!」
ハリス:あーあ。
ティアラ:殺してやる。(怒)