久しぶりに「チャオチャオ」の3人プレイからスタート。
タイミングよくブラフを仕掛けていくのがミソのゲームなのですが、参加者の性格上なかなか「ダウト」宣言が出ません。
何となくただのすごろくゲームのような雰囲気になってきますが、後半に勝敗を決する場面では「ダウト」の応酬がありました。
このゲームではゴールするタイミングも重要ですので、後半になるにつれてブラフを仕掛ける重要性が増していきます。
シンプルなルールですが、タイミングによって嘘のつきかたを変えないと勝てないという面もあり、実は難しいゲームなのです。
とは言え本当はあまり細かく考えずに、どんどん「ダウト」宣言したり、思い切った嘘をついていく方がより楽しめると思います。
続いてこちらも久しぶりのプレイとなった「アベカエサル」を4人で開始。
途中から1人加わって後半5人でのプレイとなったのですが、5人にもなるとコースの渋滞が激しくなってきます。
特に道幅の狭いところでは、先頭が後続車をブロックし、渋滞がさらにそのまた後続車をブロックし…という団子状態に。
おまけにそのときに限って、先頭プレイヤーが手札の関係で1,2歩ずつしか動けないという、かなりグダグダな感じになりました。
しかも後半のコースは、皇帝の前を通る側道へ進む道が限られているので、ここでも大渋滞が発生しました。
ただ、そのおかげで「最後まで誰が勝つかわからない。」という白熱した展開になったとも言えます。
トップを完全に独走していたプレイヤーがゴール直前で失速したり、前半ずっと最後尾だったプレイヤーが1位になったりと大波乱でした。
対戦ゲームかつライバルの妨害という要素がありながら、「嫌らしさ」「後味の悪さ」とは無縁の楽しいゲームでした。
続いて「ルーム25」をプレイ。
今回は裏切り者のまじる「疑念モード」を5人で遊びました。
5人の場合、1~2人のガード(裏切り者)がいる可能性があります。
最初はお互いに正体を隠し合い、脱出を目指すふりをしながらゲームを進めていきます。
ガード側としては、ここぞという場面でプリズナー(脱出者側)を排除したり、脱出を妨害できれば勝利につながります。
そのため出口が見つかりそうなギリギリのタイミングを見計らいますが、ここでゲストの小学生プレイヤーがあっさりと出口を発見してしまいます。
全くノーマークだったガード側のプレイヤーは、慌てて妨害を開始しますが時既に遅し、最後は無事に脱出成功となりました。
手番中にできる行動と回数がきっちり決まっているゲームですので、後半は詰将棋のようになり、最終的に「どうやっても脱出者側の勝利」となりました。
やはりこのゲームは単純な「脱出モード」より「疑念モード」の方が手応えがあって面白いようです。
最後に「ディセント第2版」をプレイしました。
前回のプレイからそのままのキャラクターで、今回は続きのシナリオ「太っちょゴブリン」に挑戦します。
このシナリオでは前半と後半に分かれており、それぞれ果たすべき勝利条件が異なります。
また、前半での勝敗が後半の有利・不利につながるようになっており、1戦1戦に重要な意味が持たされています。
前半のミッションは「ゴブリンの襲撃から村の作物を守る」というものでした。
マップ上に配置された作物を、ゴブリンに持ち去られる前に回収しなければいけません。
英雄側は最初、挟み撃ちを恐れて手前に配置されたモンスターから倒し始めます。
しかしそうしている間に、ゴブリンたちが素早く作物を略奪しはじめました。
オーバーロード(敵側)のプレイヤーとしても、勝利条件は「英雄の排除」ではなく作物の回収なのです。
従って英雄側も敵の動きをある程度予測できたはずなのですが、なかなかうまく行動することができませんでした。
結果、オーバーロード側がより多くの作物を持ち去ることに成功しました。
後半のミッションは「ゴブリンに連れ去られた人質を救出する」というものです。
ゴブリンたちの根城には、彼らのボスである「太っちょゴブリン」がいます。
前半でオーバーロード側が奪った作物の数が、この太っちょゴブリンの体力に直結するようになっています。
そのため、今回の英雄側はかなり強力な敵を相手に戦わなければいけなくなってしまいました。
救出のための制限時間は、「太っちょゴブリンが目的の人物を見つけ、連れ去ってしまうまで」となっています。
英雄側はモンスターを排除しながら、太っちょゴブリンの逃走を邪魔すべくドアを全て閉めていきます。
途中まではかなり好調に進み、英雄側のキャラクターが太っちょゴブリンを逃さないように囲んでしまいます。
今回ばかりは英雄側の勝利かと思われたとき、オーバーロード側が特殊能力を使って英雄の一人を「吹き飛ばし」ます。
逃走経路を確保した太っちょゴブリンは、別の特殊能力で出口に向かって「突撃」し、一気に敵を引き離してしまいました。
後ろで待機していた英雄の一人が追撃しますが、太っちょゴブリンの体力はかなりのもので、結局攻撃をうけながらも逃げ切ってしまいました。
今回、英雄側のプレイヤーとしてはかなり慎重に行動したつもりだったのですが、あっさりと負けてしまいました。
「何が敗因か?」について考えたものの、結局は「重要なタイミングでサイコロの目が悪かった。」というのが大きそうです。
とは言え、前回と今回のプレイで英雄側もコツを掴んできたという感触は得られました。
次回プレイ時はぜひ英雄側が勝利したいと思います。
ゲームの所有者(オーバーロード側プレイヤー)は、ミニチュアゲームもプレイしており、その経験からフィギュアの彩色をしていました。
付属のフィギュアはかなりよくできているのですが、こうして丁寧に色を付けると、雰囲気がよく出て素晴らしいですね。