「エルドリッチホラー」は今回が初プレイです。4人プレイでした。
「エルダーサイン」をより詳細なルールで、探索者側や敵(旧支配者など)の特徴が細かく出るようにしたゲームという印象です。
(と、言うより「エルダーサイン」の方が「アーカムホラー」やこのゲームの簡易版のような位置づけです。)
この作品では世界中が舞台となっています。
プレイヤーは「探索者」のうちの1名となって世界を駆け巡り、旧支配者の復活を阻止するのです。
時間が経つにつれてじわじわと状況が悪化していくルールは「パンデミック」のようなプレイ感でした。
今回は低めの難易度で挑戦したのですが、それでも序盤から「パラノイア」や「記憶喪失」になったり、いきなり死にかけたりします。
この辺りの感触はいかにもクトゥルフものらしい、理不尽さというかある種の怖さがよく出ていると思います。
今回の敵は「アザトース」だったのですが、復活するまでに何とか勝利条件をクリアすることができました。
「エルダーサイン」に比べ、各探索者の得意分野や個性が強くゲームに影響するようになっており、プレイヤー間の協力が欠かせません。
クトゥルフファンだけでなく、面白い協力ゲームをやってみたいという人にはぜひおすすめしたくなるゲームでした。
プレイ時間は長め(2時間から)でルールもかなり煩雑なのですが、慣れれば進行も円滑になると思います。
「ディセント第2版」も今回が初プレイです。
フロアタイルにモンスターやキャラクターのフィギュア、そしてサイコロ…と「まるでD&D」という風なゲーム。
実際、D&D第4版とプレイ感がかなり似ているのでは?とさえ思いました。
今回はチュートリアル戦ということで簡単な戦闘で遊んだのですが、これがかなり難しかったです。
オーバーロード(敵)側プレイヤーと、ヒーロー側プレイヤーの戦いという形式ですので、少しでも気を抜くと簡単に負けてしまいます。
「このモンスターは愚かなのでまっすぐ突撃します。」という様な「ロールプレイングゲーム的なファジーさ」とは無縁なのです。
そういう意味では「D&DなどのRPGに似てはいるが、純然たるボードゲーム」という解釈が適当かと思いました。
(そうすると「D&D第4版はRPGと言えるのか?」という疑問も出てきそうですが。)
付属のフィギュアやフロアタイルのクオリティはかなり高いので、それだけでも価格以上の価値はありそうなゲームです。
最後は「ウィンターテイルズ:冬物語」です。こちらも今回初プレイ。
お伽話の登場人物達が「春の勢力」と「冬の勢力」に分かれて競い合うという世界観になっています。
ゲームの内容は、各プレイヤーが手札に描かれたイラストを元に即興で物語を考え、語るというものです。
使った手札の枚数によって各物語の勝利側が決まるというルールになっています。
こういったストーリーテリングゲームは、ボードゲームよりRPGプレイヤーの方が得意なのではないかと思います。
今回は時間の都合で最後までプレイすることができませんでしたが、機会を改めてじっくり遊びたい作品です。