Special project | 竹箸プロジェクト

English is Here

地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとした環境問題を、京都大学ならではの視点で対策する。

それが、「京都大学 竹箸プロジェクト」 です

Vision

持続可能社会に向けて、京都大学からの第一歩。

迫り来る環境問題には、ヒト1人では到底立ち向かえません。だからこそ「学生の街 京都」でムーブメントを起こそう、我々はそう考えました。まずは、京都大学 北部食堂に竹箸300本を設置。いずれは京都大学全体、そして京都の全大学に竹箸を設置し、「若い世代から環境問題への意識を向上+京都の竹林管理の改善」を目標としています。

Problem

環境問題はすぐそこに

地球温暖化・マイクロプラスチック問題・放置竹林問題

Project

我々ができること

学食に竹箸の普及を

Product

竹へのこだわり

高品質の竹製品

Problem / 環境問題はすぐそこに

2023年、京都市は気温35℃以上の日が歴代最多43日間という圧倒的な暑さに見舞われました。地球温暖化が影響しているのは言うまでもないでしょう。インドでは6月時点で100人以上が熱波で死亡していて、暑さが直接的に人の命を奪うことも起こり始めました。

また我々は5mm以下のプラスチック粒子「マイクロプラスチック」を問題視しています。環境問題に興味がある方は海鳥など海の生き物への悪影響を及ぼすことを耳にしたことがあるかもしれません。実はそれだけではなく、マイクロプラスチックは人への影響も指摘されています。大気中に漂い、呼吸によって人体に取り込まれるのです。その量は1週間にクレジットカード1枚分だという報告もあります。

また近年、京都では放置された竹林がもとあった森林を侵食することが問題になっています。実は、竹林は生物の多様性が低く、その侵食はもともといた動植物や昆虫のすみかを奪ってしまうのです。特に竹は成長スピードが速いため、一刻も早く対策を講じる必要があります。しかしプラスチックが普及し竹製品の需要が減ったことで、竹屋さんが広大な竹林の管理費用をまかなえない現状があります。そこで、我々が学食に竹箸を導入することでその売上が竹林管理に還元されると思い、このプロジェクトは始まりました。

環境問題を人ごとにしてはいけないと私たちは強く思います。しかし一方で、そのスケールは計り知れないほど大きい。森林利用学研究室だけでは到底不可能です。だから我々は皆さんと協力したい。環境問題に目を向けてほしい。そのために始めたのが、京都大学 竹箸プロジェクトです。

Project / 我々ができること

環境問題の対策・意識向上のために、われわれ森林利用学研究室は大学学食に竹箸を導入することにしました。まずは京都大学北部食堂から、いずれは京都の全大学に設置することを目標にしています。

Product / 竹へのこだわり

竹箸は、京都・長岡京市の高野竹工株式会社様から提供していただいています。すべて職人による手作りで、学食の箸とは思えないほど上質なものとなっています。