研究紹介

大まかに分けて以下の4つの分野を中心に研究を進めています

宇宙の環境依存性

参考記事

大規模構造

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バリオン循環

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データ天文学

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宇宙の環境依存性(棲み分け)

宇宙に存在する多種多様な銀河は、宇宙大規模構造や銀河の性質の中で種々の法則性を持つことが知られています。特に銀河の性質が宇宙の場所によって異なる傾向を宇宙の環境依存性と呼んでおり、本研究ではこの観測的現象の起源を宇宙遠方を観測することで直接紐解くことを主眼とします。

対象(参考例):銀河の成り立ちに興味がある学生

宇宙大規模構造

恒星の集団からなる銀河、それがさらに集まって構成された銀河団は宇宙最大の自己重力系です。この銀河団も宇宙に均一に存在しておらず、超銀河団としてさらなる集合体を形成している場合があります。本研究ではこうした超銀河団や、逆にボイドと呼ばれる空洞領域のマッピング探査などを行います。

対象(参考例):宇宙の成り立ちに興味のある学生

宇宙のバリオン循環

宇宙の可能物質であるバリオンは、実は大半が銀河の外側で希薄に存在しており直接観測することが困難です。本研究では銀河の外にあるバリオンの一部が、活動的ブラックホールや超新星爆発などによって照らされる現象をうまく活用することで、淡く広がったバリオンを詳しく調べることを主とします。

対象(参考例):超新星爆発など宇宙現象に興味のある学生

データ銀河天文学

近年の大規模宇宙探査や人工知能の発展に伴い、データ天文学と呼ばれる分野が現代天文学の1つの大きな柱となりつつあります。本研究では天文観測によるビッグデータをもとに機械学習を使って、銀河天文学における諸問題を追求することを目的とします。近年話題になっている市民科学データも扱います。

対象(参考例):将来、天文分野外への就職も視野に入れている学生