下地補修
◆ひび割れ部の補修
コンクリート構造物やモルタルのひび割れ補修は劣化を深刻化させないための重要な補修です。
補修工法としては、被覆工法・注入工法・充填工法に大きく分類されます。
ひび割れを塞ぐことにより、躯体内部に劣化因子が侵入するのを防ぎます。
シール工法
コンクリートやモルタルなどのひび割れを硬質エポキシ樹脂や可とう性エポキシ樹脂などでシールする工法です。
Uカットシール材充てん工法
コンクリートやモルタルなどのひび割れをダイヤモンドカッターなどで U 字型にカッティングし、可とう性エポキシ樹脂や弾性シーリング材を充てんする工法です。防水性能に優れ、ひび割れの動きにも追従します。
シリンダー工法
コンクリート構造物のひび割れにエポキシ樹脂を自動的に、低圧・低速で連続注入する工法です。 構造がシンプルで施工性が良く、作業管理 も比較的容易に行うことができ、しかも、 確実な注入効果が得られるため、様々な現場で活躍しています。
OGS工法
コンクリート構造物などに発生したひび割れ補修工事において、ひび割れに仮止めシールを行わず、直接、弾力性エポキシ樹脂注入材を注入する工法で主に防水を目的とした注入工法です。
カートリッジ入りの1液型弾力性エポキシ樹脂注入材「ボンド OGグラウト」を使用するため、計量、混合などの面倒な作業が不要なく、ひび割れに直接注入するシンプルな工法のため、1日で注入作業が完了します。
シール撤去やUカット、Vカットが不要なため、騒音や粉じんの心配がなく、カット跡もつきません。
「ボンド OGグラウト」は圧入時の流動性に優れ、微細なひび割れ(0.3mm以上)に注入可能。また揺変性を示し、3mmの間隙中でもダレません。
0.2~0.3MPaの低圧で注入するため、防水のための確実な注入が行えます。
A-NC工法(アスベストノンカットフィルム工法)
従来の外壁のひび割れ補修で採用されてきたディスクグラインダーの危険作業は、粉塵・騒音の発生、補修跡が残りやすいなどの課題もあります。また、塗材や下地調整材にアスベストが含まれている場合には、作業に制約が生じてくるため、取り扱いが厳しくなってきています。
A-NC工法は切削作業を行わない、特殊フィルムによるテープ貼り施工のため、これらの懸念がなく、安全かつスピーディーに綺麗な外壁補修が可能となります。(2mm幅までのひび割れに適用可能)
◆浮き部の補修
外壁仕上げ材(タイルやモルタル等)は、経年により付着力が低下し浮きが生じることがあります。
このような浮きが確認された場合には、落下事故を防ぐために早急に対策をする必要があります。
補修工法としては、エポキシ樹脂注入とステレンス製アンカーピン・注入口付開脚式アンカーピン・特殊アンカーピン等を併用し、はく落を防止します。
また、タイルのみが浮いている場合は外壁タイル用接着剤を使用してタイルを張替えます。
◆欠損部の補修
コンクリート構造物に生じる欠損は劣化が深刻化しているサインです。
欠損は様々な要因で発生するため、その要因を見極め早急に適切な対応をすることが重要です。
エポキシ樹脂モルタル、ポリマーセメントモルタル充てん工法
コンクリートがひび割れたり、欠落しそうな部分などのような欠損部・鉄筋爆裂部をはつり落とし、鉄筋を防錆処理した後に、樹脂モルタル(エポキシ樹脂系・ポリマーセメント系)で補修する工法です。
塩害補修・鉄筋防錆に対応いたします。
外壁複合改修
命をも奪いかねない外壁の剥落事故
タイルやモルタル等の外壁仕上げ材は、時間経過とともに劣化し剥離・剥落することで大きな被害を生む可能性があります。
建築物の将来的な安全を確保し長寿命化を図るには劣化部の補修(事後保全)だけでは不十分です。
長期にわたり外壁仕上材の剥落を防止し、安心・安全をご提供できる外壁複合改修工法をご案内いたします。
アクアバインド工法
外壁タイル・モルタル仕上げ面の剥落防止システムです。
部分補修工法は、発生した不具合箇所のみの対応(事後保全)でしたが、アクアバインド工法では面全体を補修することにより将来的な劣化に対応(予防保全)します。
透明樹脂系で既存のタイルを活かしながら剥落を予防します。
ボンドカーボピンネット工法
アクアバインド工法と同様に面全体を補修することにより剥落を予防します。
外壁仕上材の剥落は大きな人災を引き起こす可能性があり、最悪の場合死亡事故にも発展しかねません。
ボンドカーボピンネット工法は、そのような事故を未然に防ぐための外壁タイル・モルタル仕上げ面の剥落防止システムです。
ウレタン防水
脱気絶縁防水工法(平場)・クロス入りウレタン密着工法(立上り)
国土交通省・文部科学省共通仕様
改質アスファルト防水
密着工法
国土交通省仕様(AS-2)
止水工事
建物の漏水している部分を補修して水漏れを止める工事です。
止水工事は、水漏れが起こってから行われるため原因の調査や補修には高度な技術と経験が必要となります。
塗装工事
様々な塗装工事に対応いたします。
◆塗料の種類や特徴
現在、市場で普及している主要な塗料の価格や耐久年数等の目安
外壁塗装の一括見積もり比較サイトにご注意ください。
ネット上には、「外壁塗装の窓口」「外壁塗装110番」「外壁塗装駆け込み寺」「外壁塗装ナビ」「外壁塗装センター」「ぴたっと外壁」「価格.com」などの便利な一括見積もりサイトが多数存在しています。
塗装をお考えでお悩みの方にとって、これらのサイトは非常に便利のように見えますが優良サイトと悪徳サイトが混在しており、全てが安心安全なサイトではありません。 一括見積もりサイトは基本的には紹介料で運営されています。サイト運営会社が塗装業者へ見積りを依頼し 、結果的に高額な紹介料やバックマージンが含まれてしまうこともあります。
ぜひ、地元の塗装店へ直接ご依頼ください。