ラムチェの会
ラムチェの会とは
ラムチェの会は1996年、東京都立北園高校の48期生が卒業記念の一環として、首都カトマンズの北東約90kmの山間部
に位置するラムチェ村に、「カリカ小学校」建設を支援する為に、当時の教職員と保護者数名で結成されました。
「カリカ小学校完成」
ラムチェ村の村人たちの協力も得て学校建設が始まり、教室5部屋、教員室1部屋のカリカ小学校が完成し、1996年10月26日(木)に落成式を迎える事ができました。
落成式にはカトマンズからバスと徒歩で6時間以上かけて学校に到着、音楽隊と花輪の歓迎が疲れを吹き飛ばしてくれました。
カリカ小学校は、19年間に渡り152人の子供たちを送り出し、卒業生には日本に在住し、学び働いている人もいます。
「カリカ小学校崩壊」
2015年4月25日、ネパールにM7.8の大地震が発生しました。
ネパール国内での死者は8,583名、そのうちカリカ小学校が位置するシンドバルチョーク郡だけでも死者 3,700名にも及ぶ大災害となりました。
カリカ小学校の屋根は完全崩壊し、壁は下部がわずかに残るだけとなりました。
「学校再建は不可能に」
ネパールの震災に対し、「ラムチェの会」は復興支援として、会の全額(237,000円)をラムチェ村へ送ると同時に皆様からの寄付を募りました。
しかしネパール政府(文部省)は、余震や大雨で学校のある場所は崩壊の可能性がある為、同所での学校再建は不可能であるとして、ソラソティ中学校との統合を通達しました。
「教育支援へ転換」
村には様々な事情で学校に通えない子供たちが約2割いましたが、さらに震災による経済的打撃により就学困難な子供が増えました。
村人の「子供たちを学校に通わせい」という気持ちと、私たちの「子供たちに勉強する機会」をという気持ちが一致し、学校再建から教育支援へ転換いたしました。
(写真はソラソティ中学校)
「里親制度を発足」
教育支援を開始するにあたり、ネパール側から小学校5年間(15,000円)の支援要請があり、それに応えるべく里親制度を発足させました。
現在27名と二つのグループを里親として、里子は37名となりました。
年度別里子数
2016年 第一期 5名
2017年 第二期 5名
2018年 第三期 5名
2019年 第四期 6名
2020年 第五期 0名
2021年 第六期 16名
現在37名の子供たちを支援していますが、最初の5人は高校まで支援し、あとの子供たちは中学校までといたしました。
今年4月には新規里子募集は致しませんでした。役員の高齢化と後継者を見つけられなかったからです。
これまで多くの人々に支援いただき感謝以外の言葉はありません。2028年まで頑張りたいと思っております。
2022年8月19日
ラムチェの会会長 大竹勇次
「ネパールのカジさん」
カジさんはネパール側の窓口で、本名はKaji Ratna Shakyaさんです。
ルンビニでゲストハウスを経営しており、お兄さんは仏師だそうです。
息子さんは東京で働いています、奥様は日本人です。
カジさんはラムチェの会発足当初から、現地と私達のパイプ役として活動を支え続けてくれています。
また里子の写真や日本語で書かれたレポートを届けてくれる、ラムチェの会にとって大切な仲間です。
更新履歴
2022年8月13日 新規開設
2022年8月24日 会計報告更新
2023年2月7日 里子写真更新(22名)・カジさんレポート更新
2023年4月3日 会計報告更新
2023年8月9日 里子学年更新・カジさんレポート更新
2024年4月14日 会計報告更新