[台本]”非・人類史研究会”活動記録─オリカ篇─
〇敬司(けいじ)
大学生、性別不問
部屋の主。ぶっきらぼうぶってるが、セッサイとユウマとYUJO!を強く感じてる。
〇拙斎(せっさい)
大学生、性別不問
不思議な言葉回しをする賢者。ケイジとユウマと一緒だと楽しい。
〇悠馬(ゆうま)
大学生、性別不問
ケイジの後輩。凝り性でケイジとセッサイの話を聞くのが好き。
敬司 不問:
拙斎 不問:
悠馬 不問:
↓これより下が台本本編です。
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拙斎:「──であるからして、やはりホモ・サピエンス以外のヒト属も存在すると拙者は論ずるワケでありまツな。」
悠馬:「それはそれは、興味深いっすね!
いや~確かに、その視点で行けば、過去の歴史の不可解でミッシングな出来事を全て説明出来る、かもしれませんね!」
敬司:「…………。」(スマホでゲームをしている。)
拙斎:「いやいや~ユウマ氏~所詮はそれがしの浅知恵。
それで全てを説明出来る程……この世界は浅くは無い、ですぞ。」
悠馬:「それもそうっすね!
いや~~~~セッサイさんは深い!!
しかしそれはそれとして、セッサイさんの仮説は面白いと思います!
現在も生きる、魔法の様な力を使う我々とは違う人類かぁ……。」
敬司:「…………。」(スマホでゲームをしている。)
拙斎:「私たちホモ・サピエンスの”善き隣人”という意味を込めて、名を!『ホモ・ウィキ──」
敬司:「だああああああああああああああ!!!!負けたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
拙斎:「ッ!!」
悠馬:「ッ!?」
間。
敬司:「あ、すまない。
どうぞ。続けて。」
拙斎:「いえいえ……時に、ケイジ氏。
ケイジ氏は今何をしておられるのでツか?」
敬司:「え?ああ、『演劇王(えんげきおう)』だけど。」
拙斎:「『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』でござるか!?
イマドキはスマートフォン・ソーシャルゲームにまでなったのですかな!?」
敬司:「イマドキって言っても、もうすぐ5周年くらいだけど。」
悠馬:「簡易版ルールの”デュエルネクサス”は10周年ですね。」
拙斎:「いや~~~~時の流れ!!
余輩が『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』をインターネッツオンライン対戦でやると言ったら、
もっぱらファンメイドの非公式アプリケーションのヤツでしたからなぁ。」
悠馬:「今でも細々とありますよね。」
敬司:「ああ。あったよな。
ただ、日本語化mod入れるだの、サーバーだのがよく分かんなかったし、
大体外国の人ばっかで、何言ってるか分かんなかったけれど。」
拙斎:「何をヒヨヒヨな事をおっしゃるか~ケイジ氏~~
ケイジ氏なんて絶対”ニコラス”と呼ばれて持て囃されていたでしょうに~~」
敬司:「本名でオンラインゲームやらないだろ。」
悠馬:「初歩的ながら素晴らしいインターネットリテラシー。」
拙斎:「んん~~~久々に『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』の話をしていると、
騒ぎますなぁ~~~血が!”劇団長(デュエリスト)”の!!」
敬司:「気持ち悪い倒置法だな。
そういう事ならやろうぜ。最初に沢山”オヒネリ”10000個貰えるし、大体どんなデッキでも組めるだろうし、そんなに──」
拙斎:「オリカを作ろう!!!!!!!!!!!!!!!!!」
悠馬:「おー!」
敬司:「…………んぇ?オリカ?」
拙斎:「そう、『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』のルールに則ったオリカ、”オリジナルカード”でありますナ!!」
敬司:「なんでそうなる。」
拙斎:「コホン。ユウマ氏。弊方らが何者か、ここが何処か、言ってごらんなさいまし。」
悠馬:「はい!我々は『非・人類史研究会』であります!」
拙斎:「フゥン……」(ドヤ顔で敬司を見る。)
敬司:「関係無いじゃねぇか!!!
ここはそんな場所じゃなくてオレの部屋!!
お前らは大学のオレの友達!(拙斎を指差す)
と!オレの後輩!(悠馬を指差す)
オリカ作りと何の関係がある!!!」
拙斎:「ケイジ氏~~~童心に帰るでありますよ~
ケイジ氏も、やったでありましょう?オリカ作り?」
敬司:「はぁ?やって………………た、かもなぁ……」
拙斎:「”オリカ作り”……それは、子供の頃TCGをカード、漫画、アニメで触れ、憧れた幼き厨二病の時に、1度はやったことのある”遊戯”ッ!であります。」
(悠馬、まるで画面を意識したような動きをする。)
悠馬:「これはセッサイさんが勝手に言っている、何のエビデンスも無い事なので、あしからず。」
敬司:「どこ向かって言ってんだユウマ。」
拙斎:「そんな”遊戯”ッ!を、大人になった今、やってみようと思うでありますよ!!」
敬司:「なんだそれ……」
悠馬:「小さい頃って、何でもかんでも”∞”ってつけて最強カードを作ってましたよねー
ちなみに、私は『演劇王』より『デュエルライターズ』派でした。」
敬司:「懐かしいな。」
拙斎:「略さず『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』と、言うように。」
敬司:「うるせぇな。」
拙斎:「ではまずは扱う”テーマ”から、ですな!!
拙僧は是非とも、この作品から持ってきたいでツ。」
(拙斎、一冊の小説を出す。)
悠馬:「…………『LAYEREDSKY(レイヤードスカイ)』ですか。」
敬司:「え、オリカって自分のなんかこう、オリジナルキャラクターでやるんじゃないの?」
拙斎:「確かにそういうのも良いですが、
”もしも○○が『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』に登場していたら”もよく考えるでしょう。
過去のニマニマ動画にもそういったオリカ対戦動画とか散見しておりましたでしょう?」
敬司:「それは知らんけれど。
……まあ、うん。言わんとする事は分かる。」
悠馬:「『LAYEREDSKY(レイヤードスカイ)』は階層をどんどん上がったりするのをイメージして、
”カウンター”を置いたり取り除いたりするギミックだと面白そうじゃないっすか?」
敬司:「え?こういう時ってキャラクターの攻守とか効果を考えるもんじゃないの???」
拙斎:「おお!”カウンター”の増減で階層の上下を表現する感じですかな!!
まるで”六舞衆(ろくぶしゅう)”の様ですな!」
悠馬:「でも、”六舞衆(ろくぶしゅう)”みたいにガンガン”カウンター”を使うのとは違う良い気がするんですよね。
”カウンター”が”階層”で最大9階層までですし、1ターンに1個か2個、増減するくらいが、原作尊重出来る気がします。」
拙斎:「……ムムム。なんだか凄いことになっちゃったぞ。」
敬司:「お前も分かんないのかよ。
……なあ、ユウマ。もうちょい簡単な方が良いんじゃないか?」
悠馬:「大丈夫っす!ややこしくないギミックに調整するようにするっすから!」
敬司:「いやさ、もっとこう、”このキャラクターはレイヤード召喚アクターでー”とか、そこから決めた方がさ。」
悠馬:「いやいや、テーマのギミックを整えてからの方が良いっすよ!
確かに”レイヤード召喚”はとても作品に合ってると思いますが、
やはり主人公たちは絆の”ネクサス”召喚や”シグマ召喚”の方が滾りますよ!」
敬司:「確かに……エースアクターを”シエル・ヴィゼル”と考えたら、白のカード枠が凄く似合うだろうなぁ……。」
拙斎:「れ、レイヤード召喚……?ネクサス召喚……?
なんでありますかな?それは?」
悠馬:「……。」
敬司:「……。」
悠馬:「今のEXデッキから召喚する為の『演劇王』の召喚法の種類です。」
拙斎:「略さず『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』と、言うように!」
敬司:「よくその勢いで行けるな。」
拙斎:「いやはや恥ずかしながら……不肖このセッサイ、『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』は『演☆劇☆王 ─5STAGES(ファイブステージズ)─』の初期までしか……
それ以降は、お父上からの言いつけで、高校卒業の時期まで海外の戦場でありましたから……」
敬司:「触れづらい過去開示辞めてくれないかな?!」
悠馬:「まあまあ、だったらここから知っていけば良いんですよ。
えーと……”シグマ召喚”は分かるって事は……」
拙斎:「”アンチシグマ”なら分かりますぞ。」
悠馬:「”レイヤード召喚”は、同じ”星”を持つアクター2体以上を重ね合わせて、その上に同じ数値の”ランク”を持つ”レイヤードアクター”をEXデッキから呼び出す召喚で。」
敬司:「”ネクサス召喚”は、”ネクサスアクター”の書かれた条件、素材を”奈落”に送ってEXから召喚する方法だな。」
……”ヴェルトラオム召喚”ってのもあるが、ちょっと説明がややこいので自分で調べてくれ。」
拙斎:「ほうほう。カタカタカタターン、とな。
…………ルールは一見複雑そうだけど、複雑ですな!!」
悠馬:「そういう認識で構わないっす。」
拙斎:「……フフフ……しかし、ケイジ氏、ユウマ氏……。
俺氏は今、とってもピンと来た事がありますぞ。」
敬司:「ん?」
悠馬:「ピンとですか。」
拙斎:「この”複数召喚法がある”というのは……まるで”恋愛ADVの複数EDがある”の様ではありませんかな!?!?!?」
悠馬:「ッ!?!?!?!」
敬司:「???」
悠馬:「なッなるほど……ッ!EXデッキからの召喚に複数の条件を用意すれば……」
敬司:「ユウマ?」
悠馬:「そして現代においても特定のアクターの召喚や勝利盤面や展開を作る事をこう言う……!
”ルート構築”と!!!」
拙斎:「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
敬司:「いや、言うけども。
え?あれ?『LAYEREDSKY(レイヤードスカイ)』の話は?」
拙斎:「では早速攻略ヒロインを考えるでありますぞ!!」
悠馬:「攻略対象をテーマ内のアクターに限らずに選ぶギミックが思いつけば……
……ハッ!!アクターを指定して発動する”佩帯演出(はいたいえんしゅつ)カード”なら……!!」
敬司:「プロのカードデザイナーとかしてらっしゃる?」
拙斎:「さっすがユウマ氏~センス光ってる~」
悠馬:「いやいや、セッサイさんの言葉があってこそですよ~
しかし実に面白いですよ。
昨今の『演☆劇☆王』は速攻盤面こそ正義ですが、仮称『恋愛ADV』テーマはその逆を行く!」
敬司:「いやセッサイそこまでは言ってないからね。」
悠馬:「”佩帯演出(はいたいえんしゅつ)”カードを装備した相手アクターのコントロール奪取なんて出来たら、相手の盤面の妨害にも繋がって、そのままこっちの展開にも使えそうです!」
拙斎:「ユウマ氏~『御陵衛士(ごりょうえじ)ガーディアン』効果は嫌われるでござるよ~?」
敬司:「『御陵衛士(ごりょうえじ)ガーディアン』ってよりは”演出カード”の『歌姫の心変わり』っぽそうだけどな。」
悠馬:「いえいえ、現代『演☆劇☆王』ではコントロール奪取なんて、そんなに大したことないですよ。
平気で”ピーピング”するテーマとかあるんですから。」
敬司:「”大した事ない”事はないけどな。」
拙斎:「そんなんでどうやってどう戦うというんでござるか!?今の『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』は!?」
悠馬:「ん~~……このままではギミックの雰囲気に統一性が持てない……
セッサイさんの言う通り、まずはメインヒロインたちを決めましょう!」
敬司:「”たち”?メインヒロインは一人ではないのか?」
拙斎:「フフフ……さすがはユウマ氏。
わっちの考えている事を1聞いたら10万にする賢者。」
悠馬:「勿体無いお言葉です。」
敬司:「オレはお前らの思考”ピーピング”は出来ないんで情報開示してくれないか?」
悠馬:「フフフ……つまり!」
拙斎:「”恋愛ADV”は複数メインヒロインが居るのは当然であります!!」
悠馬:「テーマ内アクター以外のアクターは”サブヒロイン”という事でハーレム形成も出来る仕様を考えてます。」
敬司:「本当に1聞いたら10万にする怪物じゃん。」
拙斎:「とりあえず、ヒロインは3人で!!
何故なら!名作”恋愛ADV”のヒロインは大体3人だから!」
(悠馬、まるで画面を意識したような動きをする。)
悠馬:「これはセッサイさんが勝手に言っている、何のエビデンスも無い事なので、あしからず。」
敬司:「だからどこ向かって言ってんだよ。」
拙斎:「とりマエず。我々3人で一人ずつヒロインを考えますかな!」
敬司:「え?オレも??」
拙斎:「当たり前でござるよ。
だって、僕たち、友情の輪で繋がってる友達でござるから!!」
(拙斎と悠馬、手を差し出す。)
敬司:「そのネタ一人足りてねぇだろ。
……まあ、せっかくだし、考えるか……。」
悠馬:「では、まずは私から発表させていただきますね。」
敬司:「早いな。」
悠馬:「そりゃあもう、色々と考えてましたから!」
敬司:「早いなッ」
悠馬:「私が提案するのは”小悪魔系後輩”です!」
拙斎:「うむ。王道ですな!」
敬司:「そうだな。ユウマの事だから、なんかこう、癖が強いのが来るかと思ったけど。」
悠馬:「フッフッフ……甘いですね。
”小悪魔系”といえば、”恋の駆け引き”です!
昨今のちょろかわいいタイプの小悪魔系も良いですが、
やはり、”小悪魔”を冠するのであれば、簡単には自分のモノにはならないのが魅力です!!」
敬司:「おお……熱烈だ。」
拙斎:「分かります。分かりますぞユウマ氏!
最初こそ見目の良さに近づいてしまいますが、実はその見目の良さを自覚して相手を拐かす恐ろしきあざとさ!
態度こそ好意的であるものの実際の心の距離は分からずじまいのやきもきな日々!
そして!決定的なイベントを経て……チョロくなってしまうというのが、最高の方程式でありますなぁ~~~~~!」
悠馬:「その通りです!
本来であれば、このヒロインの効果でデッキからテーマ内の”佩帯演出(はいたいえんしゅつ)カード”を手札に加えるか、自身に装備するのですが、
この、『恋愛ADVー小悪魔なからかい屋 カグヤー』は!──」
敬司:「もう名前付いてる。」
悠馬:「相手のアクターを選んで”佩帯演出(はいたいえんしゅつ)カード”を装備する!
つまり、相手のアクターと”恋愛イベント”が発生しちゃうんです!」
拙斎:「おお!相手のアクターのコントロール奪取を能動的に起こすアクターですな!
面白い!”恋愛イベント”の発生させる補助役というのは、所謂”友人枠”が担当しがちですが、
攻略対象の子がその”役”を担うというワケですな~~~~!!!」
悠馬:「その通りです!これ、恋愛ADVゲーム的にも面白くないですか!?
メインヒロインかと思ったらお助けキャラ!かと思ったら攻略難易度が高いメインヒロイン!!
しかも属性は”小悪魔系後輩”!健気なお助けキャラ×”小悪魔系後輩”ですよ!?!
新しくて……儚くないですか!?!?」
敬司:「”小悪魔系後輩”の時点で全く儚くない気がするけど。」
悠馬:「そんなことないでしょう!」
敬司:「どうした急に。」
悠馬:「 どう見たって儚いでしょ! 明日にはもう会えなそうだろ!」
拙斎:「もう既にラフ画を書き起こしている!!」
悠馬:「カグヤの実家とされていた古民家に行っても”もぬけ”の殻でッ!!
もうお二人は!…………会えないだろ…………。」
(悠馬、項垂れる。)
敬司:「…………。」
拙斎:「…………。」
敬司:「……次、セッサイ行けよ。」
拙斎:「い、委細承知。」
(拙斎、スケッチブックを出す。)
拙斎:「オホン、えー我が輩が考えたヒロインは、こちらでツ!!」
敬司:「え~……なになに?
”ある日、主人公くんのクラスにやってきた謎の転校生。”
”白い長髪で赤目で黒いセーラー服に映える透き通る様な白い肌。”
”ちょっと抑揚の無い喋り方だけど無感情というワケではなく面白い事を言う不思議っ子。”
”趣味はピアノでお兄ちゃんが居て”……多い多い多い多い多い!
設定が渋滞してる!この多重設定は絶対に”レイヤード召喚”じゃん!」
拙斎:「ッ!?
何故、分かったのですか!?
そう!この子!『恋愛ADVー奔放な天才少女 テンシー』女史は”レイヤード召喚”というので最高のEDルートにて真の姿が公開されるのでござるッ!!」
敬司:「そこまでは言及してなかっただろオレ。」
拙斎:「”カードの上に重ねて召喚する”……もう、そう聞いた時点で、
”ああ!成長のメタファーが出来る!”と!思っていたのでツ!」
悠馬:「アニメ『演☆劇☆王─SO[L]AR(ソーラー)─』の主人公が使っている『光明皇(こうみょうおう)』テーマがまさに進化していく”レイヤード召喚”でしたね。」
敬司:「おかえり。」
悠馬:「ただいまです。」
拙斎:「ほう!その、『演☆劇☆王─SO[L]AR(ソーラー)─』の主人公殿も進化する系なのですな!それは非常に参考になりますぞ!!」
悠馬:「一応『恋愛ADV』は召喚法を個別EDのルート分岐に見立てていますが、
『恋愛ADVー奔放な天才少女 テンシー』に関しては”レイヤード召喚”を重ねて行って、最高ランクまで到達するまでを所謂”真EDルート”として想定しても良いかもしれませんね!」
敬司:「本当に柔軟性◎だなお前。
でも、イイんじゃね。やっぱ『演劇王』──」
拙斎:「略さず『演☆劇☆王─デュエルアクターズ─』と、言うように!」
敬司:「──に限らず、TCGは、一段格上なエースカードは欲しいもんな。」
悠馬:「じゃあ、セッサイさんのメインヒロインであるアクター『恋愛ADVー奔放な天才少女 テンシー』の進化形態をエースカードとして軸を考えましょう。」
敬司:「オレは効果に関しては拘りも無いし、セッサイがエースというかアタッカー、ユウマが展開+妨害だからテーマ内”機構(スロート)カード”と相性良さそうだし、
無難に初動と蘇生とかの補助で”演出カード”メインかな。」
悠馬:「うんうん。バランス良いですね。
それぞれのコンセプトに合わせて展開ルートを組み上げて、それぞれの方法でEDルートであるEX召喚に繋げる、という感じでしょうか。」
拙斎:「おお……!デッキとしても形になってきて、なんだか凄いことになっちゃったぞぉ!
さあ、ケイジ氏!次は汝のヒロインを出してくだちぃ!!」
敬司:「ええ、もうオレ?セッサイはもっと喋りたいじゃないのか?」
拙斎:「それは勿論そうではあるでござるが、
今は、この、我々の”デッキ(せかい)”が広がる光景を見たいのであります!」
悠馬:「良いですね、そういうの。さあ、ケイジ先輩!」
敬司:「そ、そんな期待されても、お前らほど凝ったモンは出ないぞ?」
(敬司、照れながらも姿勢を整える。)
敬司:「オレが……オレの、メインヒロインは、”隣の家に住む、フツーの幼馴染”だ。」
悠馬:「昨今の隔絶社会において”隣の家に住む幼馴染”は実はもはや”フツー”の領域には無い稀少性。」
拙斎:「しかし、恋愛ADVゲームにはほぼ必ずと言っていい程に登場する尊き”フツー”……!」
悠馬:「これはセッサイさんが勝手に言っている、何のエビデンスも無い事、ですが、きっとそうです!」
敬司:「で……まあ、オレはどちらかといえば、”幼馴染”に好印象なタイプの主人公で、”幼馴染”も主人公の事を応援してくれるタイプだったら、
一途に、幼馴染の事を幸せにしてやって欲しいなって思うから……
”幼馴染”の効果で初動サーチとか、ライフポイント回復、とか出来ると、嬉しいよな。」
拙斎:「健気で一途な”幼馴染”……!
それはもう、なんとしてでも幸せなEDルートを辿って欲しいですな……!!」
悠馬:「じゃあ、このアクターの名前はケイジさんの、初恋の幼馴染のお姉さんから──」
敬司:「あ!おい!」
悠馬:「『恋愛ADV─尊く煌く筒井筒 ツユリ─』でしょうか!」
拙斎:「ッ!ケイジ氏~”リカイバシ”女史にホの字でござったか~」
敬司:「も~~うるさいな~~!今日日”ホの字”とか聞かねぇだろ!」
拙斎:「しかしユウマ氏。
いくらケイジ氏が気持ちを込められるとて、”ナマモノ”はまずいですぞ~?」
悠馬:「……確かに、相手のアクターと戦闘したりするわけですからね。
失礼致しました、ごめんなさい、ケイジ先輩。」
敬司:「いや、そう、ちゃんと理由を持って謝られると……
……。
んん~~~……名前は、『恋愛ADV─尊く煌く幼馴染 ユミカ─』とかで!
……そもそも名前以前に”筒井筒”がムズいんだよ。もっとやわらかくていいだろ?」
悠馬:「ケイジ先輩……!」
拙斎:「うむ!愚僧の『テンシ』、ユウマ氏の『カグヤ』、そしてケイジ氏の『ユミカ』!
これでメインヒロインが決まりましたな!」
悠馬:「ふふ……。」
敬司:「…………まあな。」
拙斎:「デッキは最低40枚ですからな!更にEXデッキも含めたらまだまだ考えねばならないカードはまだまだありますぞ!」
敬司:「マジでガッツリ考えるな、まあ、楽しいから良いけど。」
悠馬:「デッキ組めるくらいの構築具合になったら実際に回してみましょう!
その方が効果やギミックの調整も出来ますし!」
拙斎:「良いですなぁユウマ氏!
でしたら、他のテーマも考えて、”オリカ”テーマ同士で”開演(デュエル)”したいでツな!!」
悠馬:「それも良いですが、この『恋愛ADV』テーマを拡張して、テーマ内で三人のヒロイン毎のデッキ軸を組めるバリエーションを持たせるのもきっと楽しいっすよ!」
拙斎:「おお!『コエゲキ流』と『セイゲキ流』みたいな感じでござるな!!」
敬司:「ちょいちょいちょいちょい。楽しいは楽しいけど、そんながっちりやんのかよ。
いや、悪いことじゃないんだけどさ、なんでそんな熱量高いの?」
拙斎:「コホン。ユウマ氏。弊方らが何者か、ここが何処か、言ってごらんなさいまし。」
悠馬:「はい!我々は『非・人類史研究会』であります!」
拙斎:「フゥン……」(ドヤ顔で敬司を見る。)
敬司:「だから関係無いじゃねぇか!!!」
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END