落差８３メートルの迫力ある滝は、カナダ初の水力発電を興した滝でもあります。

滝の名前は、サミュエル・シャンプランによって、1612年に亡くなったフランス（ブルターニュ）の海軍提督：ダンビル公爵シャルル・ド・モンモランシー＝ダンビル2世（フランスの貴族）に敬意を表して命名されました。

聖アンナの教会は、北米三大巡礼教会の一つに数えられ、これまで数多くの奇跡を齎したといわれます。２０２２年７月にはローマ法皇もお立ち寄りなられ、盛大なミサを執り行われました。バシリカは聖女アンナに捧げられた聖域である。そのため、私たちの目を引く最初のイメージが聖アンナに関するものであることは当然である。たとえ聖アンナの生涯についてほとんど知らなくとも、マリアの母であり、イエスの祖母であるという単純な事実だけで、教会は何世紀にもわたって彼女を認識し、崇敬してきたのである。バシリカの天井モザイク全体は、聖アンナの生涯を描いています。それは彼女の人生、その時代のユダヤ人女性の人生を語っています。彼女の美徳は、私たちの美徳でもあるのです。また、ヴォールトは、彼女の栄光を私たちに示すものでもあります。後陣の中心、主祭壇のすぐ上には、聖アンナと聖母マリアと幼子イエスが描かれています。聖アンナはイエスに果実を与えていますが、これは祖母から孫への単なるご馳走ではなく、人類の贖罪者、救い主としてのイエスの使命を示す素晴らしいシンボルなのです。それはアダムとエバが食べた果実のような「死の果実」ではなく、私たちを原罪から救う「いのちの果実」なのです。この栄光の中で、この3人は、私たちの教会の多くの祝福者たち、そして聖ヨセフ、聖ヨアヒム、洗礼者聖ヨハネに囲まれています。その背景には、優雅な音楽を奏でる天使たちの大オーケストラが見えます。

セントローレンス川に浮かぶオルレアン島は、周囲６７キロメートルの長閑な島です。ワイナリーやチーズ工房、メープルシロップの工房など魅力的な見所が沢山あります。農家の売店には新鮮な野菜や果物が並びます。

ケベック市街地の東、約5km下流に位置するセントローレンス川に浮かぶ島です。ケベック州民、メティス人、フランコカナディアン、フランコアメリカンの多くは、この島の最初の住民を先祖に持ちます。伝統的なケベックの縮図です。

「北米フランス語圏発祥の地」とも評され、6つの村に約7,000人の人口が住んでいます。オルレアン島は、フランスのレ島と双子島になっています。

１９３５年に架けられたイル・ド・オルレアン橋でアクセスできます。国道368号線は、橋を渡って島の外周を走る島内唯一の地方道です。島の西端にあるサント・ペトロニル村には、モンモランシーの滝をはじめ、セント・ローレンス川やケベック・シティのパノラマを見渡せる展望台があります。