意思決定や社会行動といった高次な脳機能の実現には、複数の脳領域の高度な協調が不可欠です。そのような脳の回路レベルでの複雑な役割を解明し、精神・神経疾患を克服する必要性から、ヒトに近い脳をもつ霊長類を用いた研究は今後ますます重要となることが予想されます。

本シンポジウムでは、大規模神経活動記録や脳機能イメージング、化学遺伝学的な脳機能操作や伝達物質イメージングといった最先端の手法を駆使して霊長類研究を推進する新進気鋭の研究者を国内外から招聘し、講演やポスターセッションを通じて神経科学者同士での交流を深めていただくことを目的とします。勿論、霊長類研究を行っていない研究者の方のご参加も大歓迎です。

ぜひ、多くの若手研究者に参加していただき、活発な議論を通じて国際的な霊長類神経科学コミュニティが発展していくことを期待します。 また、翌日午前には研究所の施設見学会を開催いたしますので、そちらも併せて是非ご参加ください。