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「ホリスティック」という言葉は、ギリシャ語の「ホロス」に由来し、「全体」「総合」という意味と、ホーリー(聖なる)と語源を同じくします。つまり、ホリスティック医学とは、人間を「心」「身体」「エネルギー」「精神的な安定」といった複数の側面から総合的に捉え、これらを調和のとれた状態に整えることを目指す考え方です。
アロマセラピーもホリスティック医学の一環であり、心と身体は密接に繋がり、病気や怪我も心の状態と深く関わっていると考えます。アロマセラピーでは、植物の芳香成分を利用して心身のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目指します。そして、癒しをもたらすのは本来、自分自身が持つ力であり、セラピストはあくまでそのお手伝いをする存在だと自覚することが大切です。セラピストは、個々の状態に合わせたアロマオイルを選定し、マッサージや吸入などの方法で、心身の調和を促すサポートをします。
さらに、怪我や病気といった困難な状況も、マイナス要因として捉えるのではなく、自己成長の機会や、内なる声に耳を傾けるためのメッセージとして明るく捉えることも、ホリスティック医学の重要な考え方です。私たちが本来備え持っている自然治癒力は、肯定的な意識の中でこそ、より強く働くものだからです。