臨床医にとって、最大の目標はどこにあるでしょうか?おそらく多くの先生方は自身の持つ臨床技術によって病気を根治させることを目標としているかと思います。そしてその為に常日頃から臨床能力の向上に努めていることと思います。また外科系の先生方であれば少しでも早く綺麗な手術が行えるよう、日々弛まぬ努力を重ねていることと思います。しかし一方で、一人の医師が担当できる患者数には限りがあることも忘れてはいけません。例えば外科医が手術技術を極め、毎日1件完璧な手術をこなしたとしても、外科医人生を仮に40年と仮定した場合、手術できる患者の総数は14600人です。確かに多い数ですが、世界中の患者数から見れば限られた数であることも事実です。病気の根治を最終目標としてその結果を最大化するのであれば、臨床技術の獲得だけでは不十分と考えられます。
では、どうすればより多くの患者を救えるようになるのか?その為には研究活動が必要不可欠でしょう。例えば古くは1921年にバンティングとベストがインスリンを発見しましたが、この発見により世界中の糖尿病患者の命が救われ、彼らの死後も多くの患者を助け続けています。また、例えばYasargil先生は動脈瘤治療に使用するクリップを開発しましたが、これにより世界中の人の命が救われ、今後も助け続けるでしょう。臨床を深く突き詰めれば突き詰めるほど、臨床と研究は切っても切り離せないことを痛感している先生方は多くいらっしゃると思います。日々の臨床で遭遇した問題を症例報告の形で共有したり研究によって解決し、学会発表だけに留めずきちんと査読付きの医学論文の形にまとめて世界中に公開し、多くの患者の治療に繋げることは未来の人たちに向けた医師の職責と考えるべきです。
一方、特に脳神経外科のような緊急症例の多い診療科では慢性的な人手不足が生じており、研究をするにも時間がない、という先生方が多いのも事実です。また、後進の研究指導をするにもボランティアで指導しているケースが殆どで、ただでさえ時間がないのにそこまで手が回らない、というのが本音の先生方も多いのではないでしょうか?そして専門医や学位取得前の先生にしても、研究や症例報告の指導を上司にお願いしたにも関わらず放置されている、論文を自分で書こうと思ってもどうすればいいのかわからない、といった状況にある先生方も数多くいるかと存じます。更にはそもそも症例報告の書き方や臨床研究のまとめ方に関してきちんとした教育を受けておらず、後輩から論文指導を依頼されたけどどのようにすればいいのか分からない、といった先生方も多いでしょう。そして学会発表まではなんとか漕ぎ着けたけど論文にはまとめられなかった、というケースも多々あるでしょう。
弊社は症例報告や臨床研究の論文作成に関し、そのような先生方を支援することを目的として本サービスを開始いたしました。同様のサービスを展開する会社は他にもありますが、例えば脳腫瘍の基礎研究が専門の人が脳血管障害の論文を担当する、といったミスマッチが生じることがあり、高い料金を支払ったにも関わらずまるで的を得ないコメントしかもらえない、ということがありました。また、近年では生成AIにより論文作成業務が格段にしやすくなってはおりますが、まだ科学的妥当性を担保するだけの能力はありませんし、そもそも0から1の価値を作り出すオリジナリティのある論文作成は困難です。弊社では脳神経外科領域の症例報告・臨床研究にサービス対象を絞り、複数の国際誌のeditor経験や多数の査読経験、臨床研究を中心とした論文業績をもつ臨床医が監修することで、現実的なアドバイスをもとに採択を意識した論文構成や研究デザイン、統計解析のサポートが可能と考えております。また、より多くの先生方の支援に繋げるため、他社と比較してサービス料金を抑え、例え研究資金が潤沢ではなくてもご利用し易い料金設定といたしました。弊社の支援により日常忙しい先生方の業務量を減らしつつ、今まで埋もれていたデータや症例がより多く論文の形で発表されることで広く医学の発展に繋げることができれば、と考えております。