AI王 〜クイズAI日本一決定戦〜

第2回コンペティション
2021年10月〜2022年3月実施

👑 最終報告会の開催概要はこちらから!


概要

日本の(日本語を対象とした)質問応答研究を促進させることを目的としています.クイズ問題を題材とした質問応答データセットを用いて,みんなで人工知能クイズ王(=「AI王」)を開発しましょう!

本ページは「第2回コンペティション(2021年10月〜2022年3月実施予定)」の情報を掲載しています.過去のコンペティションについてこちらを参照ください.

更新履歴

重要日程

ルール

基本的には,あらゆる情報を使ってクイズの正解率を上げる計算モデルを構築することが目的のコンペティションです.

第1回コンペティションでは,クイズ問題に対する解答は,与えられたエンティティリスト内の約92万項目のいずれかになるように問題を設計しました.また,初めから約92万項目の膨大な選択肢の中から正解項目を見つけ出すのは困難であると予想されたため,ヒントとして各問題に対して20個の候補項目を付与しました.つまり,20個の選択肢からの択一問題を解くという問題設定です.

それに対して,第2回コンペティションでは,選択肢を排除し,また,解答も第1回で用いたリストを用意せず,あらゆる解答がありえるという,より通常のクイズ大会に近い設定とします.つまり,問題として与えられるのはクイズの問題文のみです.その問題文から解答となる文字列を解答として返すシステムを構築してもらいます.


リーダーボードへの投稿

本コンペティションへの参加,すなわちリーダーボードへの投稿には, Slack ワークスペース AI王 〜クイズAI日本一決定戦〜 への参加が必要です.リーダーボードへのアクセス方法やアカウントの発行方法は,AI王 Slack ワークスペース内にて告知しております.

リーダーボードへの投稿は,質問応答システムの Docker イメージを Web サイトを通じてアップロードすることにより行います.具体的な方法については こちらのページ ご覧ください.

リーダーボードへの投稿締切は 2022年3月7日 (月) 23:59 です.

なお,本コンペティションにおける提出物の扱いや権利関係については,以下の通りといたします.


評価指標


利用可能データに関するルール


利用可能計算機リソースに関するルール


No private sharing outside team ルール

データセット

第2回コンペティションでは、AI王公式配布データセット Version 2.0 を使用します


ベースラインシステム

ベースラインシステムとして,近年の深層ニューラルネットワーク (DNN) に基づく質問応答 (QA) システムで最も用いられている Retrieve and Read 方式(または,Retriever-Reader 方式)のシステムを提供します.より具体的には,DPR [Karpukhin+, EMNLP 2020] をベースに本コンペティションで扱う日本語クイズ問題で利用できるように改修したものになります. 本ベースラインシステムを理解することで,現在のモダン QA システムの理解の一助となることを期待して,このシステムをベースラインとして提供することにしました. 

参考文献: Vladimir Karpukhin, Barlas Oguz, Sewon Min, Patrick Lewis, Ledell Wu, Sergey Edunov, Danqi Chen, Wen-tau Yih. Dense Passage Retrieval for Open-Domain Question Answering. In EMNLP, pp. 6769–6781, 2020. [Paper] [GitHub]

また,実行委員が作成した以下のモデルもベースラインとして公開しています.モデルや推論スクリプトの実装の参考にお役立てください.

結果報告  NEW!

本コンペティションへのたくさんのご参加ありがとうございました!
おかげさまで,招待講演やシステム報告と,大いに盛り上がることができました.
参加チーム数は8(+ベースライン2)でした.

以下に,第2回コンペティションで優秀な成績を収めた上位3チームの結果を掲載します.
入賞おめでとうございます!

実行委員

第2回コンペティション

実行委員長

実行委員

顧問

問い合わせ先

ライセンス・謝辞 

本コンペティションで利用するクイズ問題は,下記の通り提供を受けています.記して感謝いたします.

Reference