第19回全国高専英語プレゼンテーションコンテストのチーム部門において、20チームから応募があり、予選審査が行われました。その結果、以下のように8チームが全国大会の出場権を得ました。
チーム部門予選審査通過校(高専番号順)
秋田工業高等専門学校 全国大会出場
福島工業高等専門学校 全国大会出場
木更津工業高等専門学校 全国大会出場
富山高等専門学校(射水キャンパス) 全国大会出場
石川工業高等専門学校 全国大会出場
津山工業高等専門学校 全国大会出場
呉工業高等専門学校 全国大会出場
大分工業高等専門学校 全国大会出場
予選審査 審査員講評
本年度の予選には18チームの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。提出いただいたビデオ資料は、審査員一同が慎重に審査を行いました。各審査員のコメントは後日事務局より個別にお送りしますが、ここでは総評として審査過程で感じた点を共有いたします。
今年度の発表内容は、最新のAI技術に関するものから、地域社会の課題に焦点を当てたものまで、非常に幅広いテーマが見られました。その中でも特に高い評価を得た発表は、自分たちで問題を明確に定義し、必要なデータを収集し、その結果をもとにどのようなアプローチで課題を解決するのかを論理的に構築しているものです。
一方で、単なる調べ学習にとどまってしまうと、どうしても内容が浅くなり、発表としての説得力が弱まります。今後は、しっかりとしたビジョンを持ち、テーマに沿った調査・分析を行い、その結果を踏まえて次につながる提案や考察を盛り込むことで、より質の高いプレゼンテーションを目指していただきたいと思います。
また、英語力については、年々全体的に向上していることが感じられますが、その一方で、発表者によってレベルの差が広がってきている印象も受けます。非常に高いレベルで発表を行っている方もいらっしゃいますが、そうした方々であっても、イントネーションや強勢(ストレス)の位置、さらには個々の単語の発音に関しては、まだ改善の余地が残されています。英語の発音や話し方は、一朝一夕で身につくものではなく、継続的な練習が不可欠です。プレゼンテーションコンテストのためだけに取り組むのではなく、日常の授業や自主学習の中で、音声面を意識した訓練を習慣化することを強くお勧めします。
原稿の暗記は必須ではありませんが、言葉に詰まると聞き手の集中が途切れます。また、ジェスチャーの過剰使用も避けましょう。スライドの画像やイラストは、著作権をクリアしたものを使用する必要がありますが、一部に疑義が生じる素材も見受けられました。特に指導者の方は入念な確認をお願いします。
最後に、今年もレベルの高いプレゼンテーションが数多く寄せられ、審査は本当に困難でした。参加者の皆様、そしてご指導に当たられた先生方のご尽力に、心から感謝申し上げます。
第19回全国高専英語プレゼンテーションコンテスト・チーム部門予選審査員一同
なお,全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト・チーム部門は,
近畿地区大会からの出場校,明石工業高等専門学校をあわせた9チームが出場します。