Ponpon records のCATALOG掲載曲について、レーベルメイツが解説やコメントを加えます
ファンがワードを提出して曽我部さんがそれをうまいこと並べて曲を作る、という企画で、KPの「リアタイで」とHPの「うどん食べたい」、あと本人には内緒で提出したMCなかぽんの「どうしようもないね」というワードが見事に曲の重要部分に配置された曲を、曽我部さんが作ってくれました。
2023年10月現在も、某深夜ラジオ番組のエンディングテーマとして流れたり流れなかったりしております。そのラジオオンエア音源を、昭和のやり方で録音したやつです🤫(HP)
ある日、暇を持て余した私HPが、mixi日記にアップされていたまきぽんのポエムに勝手に曲をつけたやつです。
曲にされるつもりのない文字列に勝手にメロディをつけるっていうのは最近ポスレレという形でやっておりますが、これはそれの元祖ですね。
音は、GarageBandにあるビートのサンプルをそのまま借用し、それにギターでコードを鳴らしただけ。スッカスカですね。だがそれがいいって感じでとても気に入ってます。
で、その音をPCで流しながらまきぽんが歌ってスマホで録音し、それをLINEに貼り付けてボクに送り、それをボクが画面動画で録り、YouTubeにそのままあげるという、おそろしくめんどくさくローテクなやり方をしております。まさにこれぞローファイ大本命盤!
一応イメージは、ピチカートファイブの『フラワードラムソング』です。(あくまでイメージ)
(HP)
なんわたを作った後、もっと人の歌詞で曲を作りたくなった私HPが「誰か歌詞を書いてくれー」と募集したところ、まきぽんが書いてくれたやつです。
なんわた同様、音は単純なドラムループとギターでコードを鳴らしただけです。
前作なんわたとは違って歌詞のつもりで歌詞が書かれているのでなんわたよりだいぶ歌詞的ですね。ちゃんと1番2番3番みたいな構成になっております。(結果長い。5分越え)
歌い出しのメロディはホフディラン『やよいさん』のハープのイントロを拝借しております。
「なる」「マーク」「なぐ」「がう」と、語尾母音「au」の韻で畳み掛けるサビが、作っててとても気持ちよかったのですが、作詞者的には意識して踏んだわけではない、とのこと。
(HP)
まきぽんと私HPの2人だけでやっていたポンポン初期3部作のラストです。これも音は単純なドラムループとギターだけで、なんわた&人差し指と同じやり方のローテクレコーディングです。
まきぽんのボーカルもメロディうろ覚えのままの一発録り、途中でスマホが鳴ってもお構いなし。でも、その昔、80年代後半東京、まるで下手くそなライブ演奏で音質も最悪なロリポップソニックのデモテープを一聴したポリスターのプロデューサー牧村憲一氏が小沢小山田の本質的な才能を見抜いた、という有名なエピソードがありますが、これを聴いた何人かの良い耳を持った酔狂なおじさんたちが、むむ、これはよい、エモい、と褒めてくれましたね。
元ネタはインナージャーニーの『グッバイ来世でまた会おう』とキングトーンズの『グッナイベイビー』です。
(HP)
この頃の身軽な録音スタイルもいいですよね!ポンポン昔話で頻出する「録音中にバイブ音」というのはこの曲の2:48のあたりのことですね(TeeBoo)
ある日まきぽんがスペースでラップをやりたいと口を滑らしたところ、暇を持て余したKPが速攻でラップの歌詞を書いてきたわけです。読むとサビ的なところがサニーデイ・サービスの『青春狂走曲』の替え歌だったので、そのまま全編『青春狂走曲』のイントロ2小節のループでビートを作りました。
ポンポンのリリース順でいうとこの曲がKPの作詞デビュー曲ですが、制作時系列的には『マイミクになろうよ』、『サブカルクソ野郎じゃない』の方がこの曲より先に出来ています。
で、この曲がXの"エモ・インフルエンサー"なかむら氏の耳に留まり、「エモい!」とリコメンドしていただいたことで、ポンポンレコーズが界隈に知れ渡ったのでありますな。そしてそれがのちにMCなかぽんのデビューにも繋がってゆくことを考えると、この曲はポンポンレコーズの歴史においてかなりの重要作と言えるでしょう。
ちなみにこの作品からPPがMVのリリック画像を作ってくれることとなりました。ただし、HP自身がその画像を使ってMVを作っているのでまだまだロークオリティなMVではあります。ボーカル録音も初期3部作と同じやり方ですね。
(HP)
これはなんわたを作った後に歌詞を募集したところ、KPが書いてくれた歌詞に曲をつけたやつですね。リリースはKINGDOMのあとですが、これが初めてのKP-HP作品です。
たしかSMAPみたいな曲にしてくれ、と言われたはずですが、それを男性アイドルグループがかわるがわるソロをとりながらサビで合唱するかんじの曲と解釈して作ったら、なぜかくまむしみたいな曲になってしまったので、歌詞にはない「あったかいんだから〜」を勝手に付け足しました笑
当初は1番だけの短い曲でしたが(その初期バージョンは「PPRレア音源集」再生リストの中に眠っております)、とても気に入ったのでKPに2番の歌詞もお願いして、初めてイントロとか間奏とかもつけて拙いながらも一生懸命アレンジしました。で、折しも関西寺尾会というmixiの関西在住マイミクたちの集まりがあったので、そこに集まったみんなたちにコーラスを入れてもらいました。(「ミクシー!」とか「フー!」とか)
印象的な「あったかいんだから〜♪」と「キリマンジャロ♪」のボイスは、KPにお願いしてボイスメモかなんかで録って送ってもらった音声を使用しました。
アイドルグループっぽく僕とIFさんとマーさんの3人で歌い回すイメージだったのですが、結局僕1人で歌い回した仮歌のままリリースとなってしまったのは残念無念。
元ネタはAメロが『青き理性に』、サビがくまむし『あったかいんだから〜』です。
(HP)
これ、なんで「氷結mix」なんだったかな。初のremixを請け負った僕がHPに近づきたくて真似して氷結を飲みながら頑張ったから、ですかね(IF)
menu007のカラオケ版ですが、こうしてオケだけ聞くと、…すっかり忘れてましたけど、ギター弾いちゃったりしてるのがわかりますね(IF)
これは『マイミクになろうよ』の直後にKPが書いてきた歌詞で、完全にマーさんが歌うことを想定して書かれた歌詞ですね。
なのでこれは完全にデモテープのつもりで、こんな感じで〜ってノリでいい加減に作ってます。メロディはほとんど即興だし、ベースラインもスマホの鍵盤を指で弾いて一発録りして修正をしていないので、よく聴くとミスりまくってます笑
で、『マイミクになろうよ』を公開する時に、おまけって感じで「カップリング」っつってふざけて公開したら、一生懸命作った『マイミク〜』よりよっぽどこっちの方がウケちゃった、という…
とはいえ、今やポンポン名物となった執拗なマーさん弄り(愛情表現です!)はここから始まった、という意味で、記念碑的な作品ですね。
『マイミクになろうよ』のコーラスレコーディングの時についでに入れてもらった寺尾会のみんなたちによる賑やかしもとても佳いです。
KPの狂気じみた歌詞が小沢健二のいろんな曲と『グルーヴチューヴ』の歌詞の引用で成り立っていたので、それらの引用箇所の譜割をすべて元ネタに合わせてみたらすごいピタッとハマって快感でした。パクりのパッチワークの成れの果てに妙なオリジナリティが生まれていて、なんかとても不思議な曲ですね。
(HP)
【KPによる歌詞解説】
シャ・ララと言えば奥田民生とつじあやののカバーが素晴らしく、特に奥田民生の歌唱はシャ・ララの楽曲を新解釈したと言っても良い新鮮なものだった。
しかしこのポンポンカバーにおけるひろパン氏は完全に桑田佳祐にめちゃくちゃ寄せている。カラオケというより物真似と言って良いだろう。やはり人類はサザンの曲を歌う時にはオリジナル桑田佳祐の呪縛からは逃れられないのだろうか。
しかし、だ。この音源でのひろパン歌唱はもっと深いところで聴いてみて欲しい。この桑田佳祐は酔っ払っている。歌っている場所は台所なのかコタツの中なのか。自分がサザンの一員であることや原由子の配偶者であることを忘れた自由な立場の桑田佳祐なのだ。本物の桑田佳祐はもう音楽に飽きているかもしれない。稲村ジェーン以降はルーティンでやっている面もあるかもしれない。しかしこのシャ・ララにおける桑田佳祐はいい加減で適当だが、無重力で型破りであることを許されている。音楽とは何のためにあるのか。それを思い出させてくれる音源である。星5つ。
あ、まきぽんの原坊について。
僕が原由子さんの大ファンなので素直な気持ちでは聴けないのだが、ヨコハマヨコスカの磁場を感じることができて良かった。哀愁のしらべ。原由子版の『いちょう並木のセレナーデ』とかも聴きたい。きっと声質が合うと思う。『パイナップルピース』の歌唱が素晴らしかったので。(実は僕ともポケカラでシャララを歌っておるのですが、その音源は僕が喋っているだけなのでお勧めしません。)(マー)