かなり時間がかかりましたが、PDCCver7のプログラムと回路の検討が終了しました。11月くらいからやっていたので2か月近くかかりました。
今回はとにかく安定性向上を目標に設計しました。まず、誤動作をしないことと、仮に誤動作を起こした場合でも自動で復帰できるように工夫しています。
今後はプリント基板の設計に移ります。1月中には設計を終え、発注したいですね。
図1:負荷が増加したときのモータ出力と回転数
実家から戻ってきて、今年の作業を開始しています。今はプラレール制御用の新しいシステム(PDCCver7)のプログラミング作業中です。
PDCCver7の目玉として、モータ速度のフィードバックがあります。これはモータの逆起電力から回転速度を測定し、PI制御によりモータの出力を調節して、回転数(=走行速度)を一定に保つ機能です。最近発売されたグリップマスコンプラレールにも同様の機能が搭載されています。
プログラムの試験中に測定したデータの一例を示します。
図1は指でモータの回転軸を抑え、負荷を増したときのグラフです。青線がモータの出力、緑線がモータの回転数、オレンジ線が目標とする回転数です。
負荷が増えたことで回転数が目標値より低下すると、出力を増やして回転数を目標値に回復させていることが分かります。
図2:負荷が減少したときのモータ出力と回転数
図2は指を離して、無負荷状態に戻したときのグラフです。
負荷が減少したことで回転数が目標値より増加すると、今度は出力を下げて回転数を目標値に戻していることが読みとれます。
このように想定通りにプログラムが動作していることが確認できました。
皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
TwitterがXに改称され、先行きが怪しくなってきました。これまでTwitterを作品発表の場として活用してきましたが、今までと同じように発信できる保証がないため、代替となる場所を新たに作ることにしました。
すでにYouTubeへの動画投稿は行っていますが、動画編集に時間がかかり、プラレールの製作時間を圧迫してしまうこと、そのそも動画という形式が技術紹介に向いていないと考えていることから、ホームページを立ち上げることにしました。
私自身、幼いころから改造プラレールや鉄道模型、電子工作に関する個人のホームページをを読み漁り、参考にさせていただいたおかげで、今作りたいものが作れています。私のこのホームページも誰かの参考になれば幸いです。(いつまで続くか分かりませんが2024年の目標にしたいと思います。)