JR東海の373系特急電車です。特急よりもホームライナーでよくお世話になっています。静岡で育った私にとっては一番身近な特急電車でした。
ホームライナー用として3両編成2本を作成。併結して協調運転も可能です。3Dプリンタ製部品の使用拡大や、Bluetooth通信による制御回路、推進運転に対応した連結器など、新機軸を盛り込みました。
一編成3両ですが、動力車+付随車+制御車の構成です。動力車はモータの駆動、制御車はコントローラとの通信を担っています。実車同様の1M2Tですね。後進の際は動力車が一番後ろになりますが、連結器形状を工夫したため、2両を推進しても脱線せず、安定した走行が出来ています。
これまでの考えでは編成両端を動力車にする必要があり、3両編成では2M1Tとなってコスパが悪かったのですが、この新型連結器の採用により解決しました。
制御システムはPDCCver6(準備中)を搭載しています
編成同士の連結は専用の連結器で行います。この連結器には信号線が内蔵されており、編成間で通信することで協調運転が可能です。
連結しないときは専用連結器を外し、ダミー連結器を装備することで、見た目の違和感をなくしています。
先頭部は3Dプリンタ製です。車体はカッティングマシンで0.5mmプラ板を切り出し、積層して製作しました。
側面や屋根上のビードは0.2mmプラ板をカッティングマシンで切り出した上で車体に貼り付け、溶きパテを塗って表面処理をしています。
製作中に甲府まで行って、停車中のふじかわ号と比較しました。おかげで細かなディテールがよく分かりました。
細かな部品を付け終わった状態。パンタグラフは3Dプリンタ製です。甲府での取材の成果が生かされています。
前照灯の配線作業中。チップLEDを使用していますが、前照灯と尾灯合わせて全部で24個あるので、配線はとても大変でした。
オレンジの帯が非常に細く、苦労しました。細すぎてカッティングマシンでは切り出せず、手作業で行いました。
2023年5月の鉄道模型ひろばinルミエール府中で初走行。東海並びです。
浜松駅で親子写真を撮ることが出来ました。
2023年8月のプラレールひろばinちゅうおうにて撮影。豊橋駅のイメージです。
2023年10月の鉄道模型ひろばinルミエール府中での1枚。夜のホームライナーってこんな感じの雰囲気ですよね。
起工:2023年2月頃
竣工:2023年5月
現状:運用中(2023年12月現在)