運転会での車両操作の効率化のため、ポイントとストップレールを電動化したものです。鉄道模型のレイアウトでみられるようなポイント操作盤を目指して開発したのですが、操作性が悪かったため、お蔵入りとなりました。
コントローラからの1本の信号線にポイントやストップレールのユニットが並列に繋がっています。コントローラからはシリアル通信により、各ユニットに信号が伝達されます。信号には宛先が含まれており、各ユニットは宛先が自分の信号のみ受信し、信号に従って動作します。
命令を送るためには宛先を毎回指定する必要があり、運転会のとっさの場面では操作することが出来ませんでした。
ポイントやストップレール自体はサーボモータで動かします。制御回路部分では受信した信号の内容によってサーボモータの動作を決めています。また、赤外線透過型のセンサが設置されており、車両通過中には動作しないようになっていました。
このような配線で長編成の退避を計画していました。操作性が悪く、実用的ではなかったので、次はCTCシステムの開発を目指すことになります。
運転会での使用は2016年12月の鉄道模型ひろばinルミエール府中の1度のみです。
起工:2016年11月頃
竣工:2016年12月
現状:解体済み(2023年12月現在)