2023年10月の鉄道模型ひろばinルミエール府中ではじめて自分のブースを出展させていただくことになりました。レイアウトに駅は必須ですが、私は一切駅を所有していなかったので、これを機に自作することに。せっかくなので、製品では再現しにくい、2面3線で曲線を含む駅としてみました。
また、鉄道模型ひろばinルミエール府中ではナイトモードが名物となっています。そこで光センサを搭載し、会場が暗くなると自動で光るようにしてみました。
拡張性を考慮して、1/2直線サイズを1ユニットとして、連結できるようにしました。またホーム屋根も収納を考慮して取り外しできる設計です。
基本的にFDM式の3Dプリンタで灰色のフィラメントを使って出力しています。
接続部には電気配線のコネクタを内蔵し、ブロックをつなぐだけで照明への回路が構成される構造です。
屋根は島式と対向式の2タイプ用意しました。
曲線部分の屋根の設計にはとても苦労しました。骨組みは3Dプリンタ製ですが、屋根部分(写真の白い部分)はプラ板で製作しています。この部分は曲線では不規則な多角形に分割しなければなりません。3DCAD上でこれを正確に設計するのは至難の業でした。
プラレールでも跨線橋は古くから製品化されていますが、ホーム屋根と一体になったタイプはなかったので作ってみました。左右の階段部分と橋の部分の3つに分割できます。
ホーム部分と同様にLEDを内蔵しており、同じように光らせることが出来ます。また、島式ホームの側に電力を供給する役割も担っています。
ホームユニットの1つに回路を内蔵しています。CdSセンサで検知し、トランジスタで増幅してリレーを駆動する簡単な回路です。一応点灯する閾値を変更することが出来る可変抵抗器を搭載しています。
2面3線の中線は退避線にも、入出区線にも使えるので便利でした。
ホームで列車を待っているように錯覚します。一応ベンチのようなものも用意しました。
プラレールのレールが見えなければ、プラレールには見えないと思います。
中線で運転停車をする夜行列車のイメージです。機関車のほうには屋根が無く、暗くなっているのがそれらしいです。
ホーム終端には柵と階段を用意しました。簡単ですがリアリティが増します。
カーブのホームを出ていくサフィール踊り子号です。
起工:2023年9月頃
竣工:2023年10月
現状:供用中(2023年12月現在)