実車のことは正直よく知りませんが、戦前のドイツで走っていた近郊列車だそうです。蒸気機関車牽引なのに2階建て客車、流線形で連接構造とかなり面白い見た目をしているので製作しました。
技術的には連接台車の試作が目的です。
機関車形式はBR60というそうです。プラレールの製品に電動プラ汽車というのがありますが、あれのモデルはヘンシェルウェーグマンのBR61でも満鉄のダブサでもなく、この機関車ではないかと個人的には思っています。
動力は単品のC12のものを使用。車体はプラ板とパテです。
こちらも特徴的な客車です。合造車で黄色い部分が上級席みたいです。
2両編成ですが連接車で、プラレールでも連接構造を再現しました。
また、連結器も密着連結器タイプを作成しました。
色々試験要素を盛り込んで完成したこの作品ですが、あまりにマニアック過ぎてほとんど運転会で走行することなく廃車になりました。
電動プラ汽車からの改造ではなく、いつも通りプラ板から作成。流線形の車体を作成する練習になりました。
連接部分が筒抜けにならないように車間に設置する幌のような部品を作成しました。見た目上の効果は大きいです。
連接構造の試作です。色々考えたつもりですが、今から考えると無駄が多い構造です。連接構造については後年TGVで確立しました。
密着連結器の連結状態です。2両程度なら何とか牽引出来ました。あまり精度はよくないです。
特徴的な2階建て客車もプラ板フルスクラッチです。
起工:2016年3月頃
竣工:2016年4月
現状:廃車済み(2023年12月現在)