分子と光が相互作用して起こる未知の現象を自作した独自の装置を使用して明らかにすることを目指しています。
皮膚上で薬剤に紫外線が当たり、炎症やアレルギー症状が出ることがあります。これは薬剤性光線過敏症と呼ばれています。この薬剤性光線過敏症を引き起こす原因となる化学反応について調べています。
マイクロメーターサイズの流路をもつマイクロチップに光触媒を担持した反応場を自作しています。多段階の酸化反応・還元反応を一度に進めることができるなど、マイクロリアクターでの特異的な光化学反応の解明に挑戦しています。
有効利用が難しい波長の長い光を、利用可能な短い波長の光に変換するアップコンバージョンの研究を行っています。実用化を目指し、アップコンバージョンの効率を上げるためにはどのようにしたらよいのかという観点から研究しています。
細胞の外には細胞外マトリックとよばれる物質が充填しています。細胞外マトリックスは細胞を支える役割に加えて、細胞間の物質輸送や信号伝達の舞台にもなります。細胞外マトリックのような不均一な媒体中で起こる分子の拡散(異常拡散)について、そのメカニズムの研究をしています。