特別ページ

PEACH Live vol.7『様子見』

アフタートーク アーカイブ

去る2019年2月2日におこなわれた

ピーチライブ『様子見』

夜の回アフタートークゲストとして

神谷圭介さん(テニスコート)にお越しいただきました。


いわゆる「お笑い」とは別のフィールドで

コント公演をつづけていらっしゃるテニスコートさん。

アフタートークでは

お笑いと演劇の棲み分けについて思うことから

ネタの作り方まで

あれこれお伺いでき、贅沢な時間となりました。


ここにアーカイブ公開いたします。

その1 完全なる雑談 編

1.アフタートーク開幕

四柳 コントトリオ「テニスコート」の、神谷圭介さんです!

(場内拍手)

神谷 よろしくお願いします。

四柳 それでは一旦、ご着席いただきまして。

神谷 はい。

四柳 はい。ぜひ!

神谷 はい……。

四柳 ぜひ、ご着席ください。

(一同座る)

神谷 いや……あの、僕も、アフタートークとかを、自分の公演でお願いすることあるんですけれど。

四柳 はい。

神谷 こんな気分なんですね。

直木 なるほど。

神谷 いや、僕らも確かに、ふわふわした話をしながら呼び込むので、あれなんですけど、

こんなに出づらいもんなんですね。なんかすごく。

四柳 負荷がかかってます。

神谷 なんていうか、

こいつら何を喋ってやがるんだ、ていう。

それはやっぱ、すごくありました。


2.テニスコートと美大

直木 神谷さんは……というかテニスコートさん全員、美大のご出身なんですよね。

四柳 ムサビ? タマビでしたっけ。

神谷 あ、僕らはムサビ(武蔵野美術大学)で。

四柳 ムサビで組まれまして。

お3人で、もう10年くらいですか。

神谷 いやもっと……だいぶやってますね。

直木 神谷さんがリーダー、なんでしょうか?

神谷 いや、

リーダーとかはいないです、僕ら。

そちらはリーダーいますか?

直木 えっと、四柳が。

四柳 いちおう、リーダー。っていうことで。

神谷 そうなんだ。

直木 で、栗田が。

栗田 隊長。

直木 で、俺が、

四柳 殿様?

直木 そうですね。

神谷 うん。じゃあリーダーいないじゃん。

たぶんその感じだとね。

四柳 ……なんか3人だと、そうなっちゃいませんか?

神谷 どうなんですかね、僕はあんまわかんないけど。

四柳 わざわざ決めるっていうのも、なんか変な感じで……。

3.レディー・ガガの本

神谷 それより、レディー・ガガのことは言ったほうがいいんじゃない?

栗田 レディー・ガガですか?

神谷 終演のあいさつで「物販にレディー・ガガの本があります」とだけ言ってたけど。

あれは、

なんでなんですか? 「レディー・ガガの本」って。

栗田 これは……

もともとツイッターに「レディー・ガガが先日こんな衣装を着てました」っていう、

嘘を、投稿しまして。

神谷 うん。

栗田 それが全く無反応だったので、

神谷 うん。

栗田 ちょっと悔しくて、毎日描いたっていう。

神谷 で、それを書籍化した。

栗田 勝手に。はい。

直木 ワンとツーが。

栗田 これは毎日インスタにアップして……

もう今、550個くらいですね。

(※2019年2月2日時点)

神谷 ああ、すごい……。

そんなん絶対、言った方がいいよね?

なんでさっき濁して言わないようにしたの。

なんでかなあって思って。

四柳 ホチキス閉じの「1」が300円、

製本した「2」が500円で。

栗田 これ、なんで売ってるんですかね……。

神谷 熱量があるね。

栗田 宣伝のナビゲート、すみません。

神谷 いや、全然。

ただこっから先、話をマワす気はないのでお願いします。

ピーチ それは、勿論。

4.『あたらしいみかんのむきかた』

直木 美大ご出身ということで、こういうレディー・ガガにご興味もたれたんでしょうか。

神谷 美大っていうか、なんか、なんで言わないんだろうなって気になって。

常識の範囲で。

栗田 美大といえば、神谷さんは

『あたらしいみかんのむきかた』

っていう書籍で、イラストを描かれていまして。

神谷 そうですね、イラストをやったりすることもあります。

四柳 みかんむいて、皮の形がペガサスになったりする。

神谷 あの発明は僕じゃないんだけど。

イラストをね。

四柳 「むきお」くんのイラストを描かれて。

神谷 そうですね。

むきおくんがミカンむきながら、一皮剥けてくっていう物語を。

四柳 絵本で。

神谷 絵本で。はい。

直木 こちらもワン、ツー。ぜひ皆さんお買い求めを。

神谷 いや、いいよ。そういうの、いいよ。大丈夫大丈夫。

5.テニスコートのコント『パリドライビングスクール』

四柳 テニスコートさんは、つい先日ですよね。

神谷 ああそう、先日。

(※2019年1月24~27日 テニスコートのコント『パリドライビングスクール』)

四柳 渋谷のユーロライブで公演されてまして。

神谷 そうでしたね。

四柳 いかがでしたか?

神谷 あのー、今日は君らの公演だから……その質問はね、変なことを訊くなあ、と、思うよね。

四柳 そうですね。

神谷 まあ終わったばっかなんで、無事に終わってよかったなあとは、思いますね。

四柳 そうなんですね。

直木 んん……。

栗田 ああ……。

四柳 今日のと、比較して、どうだったと思われますか?

神谷 どういうこと? 今見たのと?

四柳 はい。

神谷 僕らのを比較して?

四柳 はい。どうだっただろうって。

神谷 ああ……でも自分の方は、やってるからね。出てる側だから。

四柳 出てるのと見るので、違いってありますか?

神谷 君は今、どれくらいギリギリの精神で喋ってるの?

四柳 いやいやいや……でもね、なにかを喋れれば。

神谷 もう二言、三言先は見えてない状態で喋ってるよね?

四柳くん以外にもマイクあったほうがよくない?

四柳 ここマイク2本以上使うとプラス5000円になるんで……。

神谷 ああそうか、お金の問題なんだね。

四柳 シビアに。

神谷 シビアにね。