現在、道路橋床版のひび割れ等の損傷による耐荷力の低下が深刻化しています。それを踏まえ、床版内部の欠陥を非破壊で検出する手法を確立することにより、現状の性能評価から、補修後の施工完成度評価まで行えるよう検討を進めています。
PCグラウトは、PC鋼材を腐食から保護する重要な役割を担っています。仮に充填不足が生じると、PC鋼材の破断を招き、構造物全体の耐荷力低下を引き起こします。そこで、目視での確認が困難なPCグラウトの充填状況を非破壊で検査する手法について研究しています。
「あと施工アンカー」は土木構造物の耐震補強などに広く用いられています。あと施工アンカーの種類や寸法に依存しない汎用的な固着状況の評価を目指し、多様な非破壊手法により評価技術の高度化を目指しています。
コンクリート内部の鉄筋の腐食が進むと、構造物の耐力の低下を引き起こす可能性があります。そこで、構造物内部の鉄筋の腐食状況を非破壊で検出、評価する手法の確立に向けて研究を行っています。
コンクリート構造物では様々な劣化現象が発生します。コンクリート構造物を適切に維持管理するには、それらの劣化現象のメカニズムを理解することが必要です。
そこで、様々な劣化現象のメカニズムを解明するために研究を進めています。
弾性波や電磁場を構造物に作用させることで得られる複数の計測データを統合し、AI技術を用いて、コンクリート構造物内部の微細な損傷を高精度に検出するため検討を進めています。計測データを融合させることにより、点検の高度化と維持管理の効率化を目指しています。
溶接部形状は構造物の疲労性能に影響を及ぼす重要な因子です。そこで、溶接部形状に着目し、溶接継手を対象として自動多断面形状分析を適用することで、疲労性能の支配因子の解明および評価手法の高度化と適用範囲の拡大を目指しています。
鋼構造物は自動車等による繰り返し荷重で疲労します。そこで、鋼材が経験する弾性応答に着目し、弾塑性FEMを用いた、鋼構造物の高効率・低コストな補修・補強技術の提案および高精度・簡便な疲労性能予測手法の確立に向けて研究を進めています。