学会長 日隈武治
(大分県作業療法協会 副会長/大分リハビリテーション専門学校 教育部長)
作業を科学することを念頭に対象者の生活機能の向上を目的に多様な取り組みをしてきました。その分野は医療に限らず、福祉、介護、就労、司法、教育などと言った具合に多岐に渡ります。また、対象者の生活機能の関りを通してその家族やコミュニティーの関りもとても大切になります。
今学会のテーマは、「共に生きる 共に支え合う」~地域づくりにより一層参加するための方策を探る~としました。このテーマは、作業療法を展開する過程で遭遇する課題を踏まえ、ご提示させていただきました。我々のアプローチは多様です。生活支援は縦にも横にも広げ、重ねていくことが大切です。生活機能自体の向上は勿論、その周辺にある人やもの、制度などの組み合わせの工夫により、これまでにない支援が創造されると考えています。今学会で生活機能を向上させることができる方策を探り、学びあいましょう。
最後に、今学会の開催地は日田市です。初めての大分市、別府市以外の地域となります。「小京都 日田」の呼び名は耳にします。そして以前の日田県には九州の経済が集まっていました。このような文化も経済も発展を遂げた歴史のある日田市をご堪能いただければと考えています。 “西部支部に集う・西部支部で語る・西部支部から発信する!” 皆様の参加をお待ちしています。
令和6年11月吉日