◆歩くとき:大股で歩くのではなく、少し歩幅を狭くしなやかに歩くとスマートになります。
:古い草履は、鼻緒が途中で抜けてしまったり、草履底が剥がれる危険があります。前日までに試し履きをおすすめします。
◆移動中:着物用のバッグは思った以上に小さく、収納も少ないため入りきらないものは、別でサブバッグとしてトートバッグなどを持参しましょう。
:雨が予想される日や寒い日には、雨コートや傘、草履用の雨カバー、ショールなどを準備して出掛けましょう。
:移動中に限らず、座った時には大股で足を広げて座らずに、股を閉じて、足の上に手を乗せて姿勢を良く座ると姿が綺麗です。
:男性は腰で帯を締めるため、足ったり座ったりを繰り返すと着崩れの原因になります。スマートな体型の方は常に帯が上に上がらないように注意しましょう。
◆草履や下駄:履く際は、つま先をトントンとせず、スリスリと奥に足先を入れましょう。脱ぐ際は進行方法とは反対を向き、片足づつ脱いで草履を揃えて上がりましょう
◆階段では:裾が階段に当たって汚れてしまうので、裾を少し持ち上げて歩くのがおすすめ。
◆座るとき:椅子や室内の畳みなどではなく、公園・駅のベンチなどに座る際は、万が一汚れないようにハンカチなどを敷いて、その上に座ると良いですね。
◆車の乗り降り:そのまま座るのではなく、着物のおしりから下を少し持ち上げて、お尻から座るのがポイントです。
:車のシートにはぺったりと背中を付けずに、少し浮かせて座ると帯が潰れずに着崩れも少なくなります。
◆食事では:ハンカチやひざ掛けを太ももに置きます。また、飛び跳ねる心配のある料理の場合は半衿にハンカチなどを引っ掛けても良いですね。
:何か奥の物を取るときに、袖が邪魔になりますので、もう片方の手で袖を抑えながら、物を取るとスマートです。
◆訪問先では:コートやショールは脱いで片手に持ってお邪魔します。羽織は着たままでも問題ありません。
:手土産・祝儀などを持参する場合は、風呂敷やふくさなどに包んで持参しましょう。
:畳のヘリを踏むのはNGなので、避けて歩きましょう。
:座布団の座り方は、座布団の上には直接立たずに、座布団の横に座ってからスライドする形で座布団に移動します。
;手土産などを持参した場合は、風呂敷・袱紗から出して相手に渡します。もし、紙袋に直接入れてある場合は紙袋から出して中身だけを渡します。
:長時間の慣れない正座では、思わぬ怪我や転倒にも繋がります。無理をせず素直に相手に伝えて足の痺れが収まってから立ち上がるようにしましょう。
◆振袖:お袖が長いので、車の乗り降りや垣根など思わぬ場所に引っ掛けたりします。注意して移動しましょう。