柄革の革ひもをほどいて、柄の上部を折り曲げて、柄を短くします。
柄は革製品のため、使用しているうちに伸びてゆるんでしまうことがあります。
革製品は熱湯を掛けることで、縮みますが、油分が抜けてカサカサになってしまいます。
次の対処法は、ネットでは勧めていない記事もありましたので、個人の判断でお試し下さい。
用意するもの
熱湯(やけどに気をつけて下さい)
柄につける油分(馬油、椿油、ミンク油など)
竹刀の柄を真っすぐに位置を直します
竹刀に柄を付けたまま、ゆるんでいる部分に熱湯をかけます
一気に縮みます
少し冷めて濡れている時に、濡らした部分に油を塗ります
一晩置けば使えるようになります
つばが柄の最後までに入れる必要があります。試合でつばが最後まで入っていないと交換を指示されることもあります。
対処法は、つばの穴を広げるしかありません。
つば穴拡大器を使って、つば穴を広げる
※高価でかつ刃がむき出しの用具のため、個人で購入するよりも剣友会などで団体で1つ購入してみんなで利用することをオススメ
小太刀で削る
少々時間は掛かるが、穴をけずって広げる
革つばの場合、手拭いなどを濡らしてつば穴に差し込み、革をふやけさせてからすると削り易い
竹刀を長い期間使用して、よごれやささくれができやすくなった時、付属品を一度外して、上下を返して使用している人を見掛けます。
竹刀の打突部と反対側は打つ事はなく新品同様だから、2倍使えると思っているかもしれませんが・・・・
オススメはしません。
竹刀は竹という自然素材でできていて、竹はたくさんの繊維が束なっています。
打突することで、一定方向の力が加わり、竹繊維はその方向にしなる修正があります。
ところが、上下を返すことで、それまでクセがついていたしなりと逆方向の力が加わると簡単に折れることがあります。
打突が強い人にはオススメしない修理法です。
それであれば、こまめに竹刀をけずりささくれができないようにメンテナンスをして下さい。