この記事は、noteに投稿した記事とほぼ同じ内容です。ご了承ください。https://note.com/origami_risunoke/n/n430e69e51e27
正直、なぜニワトリを折ろうと思ったか明確な理由はあまりはっきり覚えていません(笑)。多分、勝田恭平さんのニワトリなどを見た影響でしょう(確かに、この頃に勝田恭平作品集を買ってもらったと思います)。しかし、おそらくそれ以外にも様々なものから影響は受けたのだと思います。ただ、以前から、ニワトリを作るなら、北條高史さんの「チャボ」や合谷哲哉さんの「ニワトリ」のような、45度を基調とした尾を使いたいと思っていました。そうしてできたのが「ニワトリ1.0」です。これ以降、改良が進んでいくことになります。その過程を書ける限り書いてみたいと思います。
紙の約半分を毛に充てたことで、当初の目標であった尾の部分は十分に表現できたのである程度満足しています。しかし、脚が前にあるせいで全体のバランスに違和感が生じてしまっています。また、鶏冠の形や顔、足に不満があったので、領域付加をすることにしました。
ニワトリ1.0の展開図。顔などの細かい部分は省略しています
先ほど書いたようにニワトリ1.0では、鶏冠の形や顔、足に不満があったので、領域付加をすることにしました。このことによって、顔はもちろん、胸の立体化や足回りの羽毛、つま先を改善できました。前作では、22.5度のカドの先を開いてつぶすように折り、そこからつま先を加工していたので足が短くなっていましたが、今回は領域付加でつま先を折りだしたので、足の長さを十分に取れ、その分で足を後ろにもっていきプロポーションを改善できました。当初は期待してなかった胸の立体化は非常に満足しています。やはり領域付加は便利ですね。このバージョンは第30回折紙探偵団コンベンションで展示したほか、折紙探偵団マガジン212号の例会報告にも写真を掲載してくださりました。
大急ぎで書いたニワトリ2.0の大まかな展開図。領域付加をした足の部分の山谷が反転してしまいました。他にもよく見てみるとミスがあります。すみません。そのうち修正します。
蹴爪や大きくあけた口を表現するため、ニワトリ2.5にさらに領域付加をしました。これで完成になる...はずでしたが、実際に折ってみるとあまり綺麗ではありません。恐らく分厚いもみ紙を使ったことが最大の原因ですが、そもそも領域付加をしすぎて局所的にたくさん紙が重なっているところができてしまったため、折りづらくなってしまったことは否めません(それに加え私の技量不足もあるのでしょうが...)。私は個人的には、完成系の見た目と再現性の高さのバランスが重要だと考えているので、ニワトリ2.5は再現性が低くなった割には見た目の効果がなく、改悪になってしまったと感じています。