サマーキャンプ

研修施設

【日程】毎年8月(3泊4日)

【場所】岡山県青少年教育センター 閑谷学校

    岡山県備前市閑谷784   TEL(0869)67-1427 

【参加費】(キャンプ参加初日に徴収致します)

  会員   20,000円(兄弟を含む)

     *一部参加の方は1日5,000円

      (食事回数による変動なし)

  非会員 32,000円

     *一部参加の方は1日8,000円

      (食事回数による変動なし)

【問合せ・申込み】

総合病院岡山赤十字病院 医事社会事業部 社会課内

      岡山小児糖尿病協会事務局

〒700-8607 岡山県岡山市北区青江2丁目1-1

TEL  (086)222-8811(代表) 内線1176

FAX  (086)222-8841

E-mail shakai@okayama-med.jrc.or.jp

令和6年度のサマーキャンプ日程表(内容は年によって変更あり)

趣 旨

 糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンという、ホルモンの働きが不足する為におこってくる代謝の障害です。大人の糖尿病と違って、子供の10万人に1~2人が発症するといわれている稀な『インスリン依存型』糖尿病です。

 1型糖尿病の患児たちは、自ら1日5~7回血糖を測定し、それに基づいてインスリンを1日2~4回、毎日自分で注射しなければなりません。血糖値は、食事・運動と密接な関係にありますので、食事摂取も炭水化物の量、並びに栄養バランスを考え、運動に当たっても消費エネルギーを理解する必要があります。同時に地域では稀な疾患であり、「自分だけがコントロールを強要されているのではないか」という孤独とストレスをもたらします。そしてともすれば、コントロールの乱れる生活を送りかねません。

 そこで、1型糖尿病のこどもたちの仲間づくりや勇気づけ、正しい教育、自立を目的として、毎年岡山小児糖尿病サマーキャンプを開催しています。       

意 義

 野外の自然環境のなかで簡易素朴な生活を通して、自由と規律を学び、人間性の向上を図る教育活動であり、それには協力・責任・ルールの遵守・公正な態度などが要求され、健全な社会生活に必要な協調性・責任感・自発性が養われます。

目 的

 (1)医療教育の場としての目的

  子供が社会でどのように自己管理をしながら安全に生活するかをチェックします。

  ①指示された食事を、正しく摂取する技術

  ②インスリンを、正しく摂取する技術

  ③血糖、尿糖検査を正しく行い、自分の状態を正しく評価する技術

  ④低血糖・高血糖の防止、自己管理を正しく行う技術

  糖尿病教室ではインスリン製剤、合併症、妊娠、出産などについての患者教育

 (2)社会的・心理的適応の目的

 子供たちは成長するにつれて両親からの支配、影響から抜け出し、精神的にも自立しようとしてきます。特に、思春期から青年期にかけての「自我」に目覚める時期です。

糖尿病の子供達は、低血糖や将来の合併症・進学・就職・結婚などに、不安を抱き悩んでいることがあります。また糖尿病の子供を持った親たちの中には、病気が発症したことに対して自責の念をもち、さらには将来の不安などから子供達に対して過保護・過干渉となり、子供の自立を妨げるように働くことも少なくありません。結果、不安、抑うつ状態など心理的不適応状態、孤立感をおこし療養生活も乱れがちなります。

 キャンプでの活動は、子供同士(キャンパー)・すでに社会人となったポストキャンパー(OB・OG)等と広く接触交流することによって、日頃の悩み・疑問・不安などを出し合い、お互いの生き方を理解する手助けになることと思います。このような交流を通して孤独感や不安感、あるいは抑うつ的な精神状態感から解放されることができ、自信を持ち自ら意欲的に社会に貢献するきっかけをつくることができます。

主 催

 岡山小児糖尿病協会(岡山つぼみの会)

共 催

 公益社団法人 日本糖尿病協会、社団法人 日本糖尿病学会中国四国支部

 岡山県糖尿病協会、岡山赤十字病院

協力団体(予定

 公益社団法人 岡山県栄養士会、一般社団法人 岡山県臨床検査技師会、

 財団法人 倉敷中央病院、国立病院機構 岡山医療センター、岡山大学病院、

 川崎医科大学附属病院、岡山県立大学認定看護師教育センター、岡山大学、

 岡山県立大学、山陽学園大学、国立病院機構岡山医療センター附属 岡山看護助産学校、

 岡山済生会看護専門学校、岡山労災看護専門学校、倉敷中央看護専門学校、

 倉敷中央高等学校専攻科、日本赤十字社 岡山県支部、岡山県赤十字血液センター、

 岡山赤十字看護専門学校学生奉仕団

 各医薬品メーカー・医療機器メーカー