第06回 希少疾患のAI開発
第6回目 「希少疾患のAI開発」 (2023/2/8 より配信)
※講義の公開順序が前後していますが、04, 05も2月中に公開予定です。
== 講義概要
①プラスマンの画像診断AIの事業化の経験と②骨腫瘍AI開発についての講義です。
①「画像診断AI研究開発の実際」
「胸部CT-AI Plus.Lung.Nodule」を大学との共同研究から製品販売までを自社で行った経験を踏まえて、以下についてお話します。
・ゴールから見たAIエンジンの開発
・AIエンジンの実装方法
・薬機法の対応
・研究事例等
②「骨腫瘍AIの開発とGANの活用」
岡山大学との共同研究で骨腫瘍AIの開発を行っています。希少疾患であることから、非希少疾患に比べると画像データが豊富にあるわけではありません。そこでGenerative Adversarial Networks(GAN)によりデータの水増しを行い、開発に活用することを試みました。本講義では以下についてお話します
・開発した骨腫瘍AI及びGANのモデル
・GANによって生成された画像による骨腫瘍AIのバリデーション
== 関連資料
① チュートリアル(Pytorch)
https://pytorch.org/tutorials/
1.講義にあたって
①「画像診断AI研究開発の実際」
医療分野においてもAIが医療機器として臨床の現場で利用され始めていますが、実際に開発をした経験のある方は多くはないかもしれません。プラスマン合同会社は医療機器の事業化における各ステップ(研究→設計→開発→薬事→販売)のすべてを自社で行ってきました。この事業化の経験から、どのようなことを考えて医療機器としてのAIの開発に取り組むと良いか、その考え方の一つをお伝えできればと思います。
②「骨腫瘍AIの開発とGANの活用」
GANという技術はエンターテイメントの領域において使用されることが多いですが、医療における一つの活用方法としてご紹介いたします。限られたデータセットを水増しすることで、画像診断AIの開発を加速させる可能性があるかもしれません。
2.講義動画
3.質疑応答
本講義についてご質問、ご意見等ございましたら、以下よりお問合せいただければと存じます。