王子公園の再整備・大学誘致計画(案)を神戸市が公表して1年4カ月程が経過しました。
この計画の問題は大別すると以下の2点にあります。
① 市民の共有財産である都市公園の一部(王子公園スタジアム)を神戸市が一方的に大学に売却し、公園から受ける市民の権利・利益が奪われること。
② 既存施設の大半をリニューアルの名目で壊し、都市公園としての機能(市民の憩いの場、防災拠点など)を著しく低下させること。
このまま再整備計画が実行に移されるならば、王子公園北側にスタジアム建設、補助運動場に立体駐車場建設、遊園地施設の変更、王子動物園の無理な再配置、そして大学キャンパス建設など複数の大規模工事が数年に渡って実施されます。都市公園としての現環境を出来るだけ維持し、近隣の住環境を破壊し無駄とも思える再整備のための諸施設の解体・建設を辞めさせなければならないと考えます。
これらの状況のもとで、私たちは現実的な解決案として以下のことを提案します。
■ 歴史的意義 経緯をふまえ 、当地域周辺環境の特色や 都市公園施設の諸機能を損なわずに公園を継承活用する。
■『王子スタジアム』の機能を現位置で継承し 現観覧席部を最大限に有効活用する。
これにより
・周辺住民の要求:癒し・健康・安全
・神戸市の目標:再整備により活性化
を実現する。