OITA TRAINING FARM 調教師 伊達奈保(だて なほ)
1982年、大分市生まれ。
馬の「心と脳」を育て、個性や持ち味を生かす独自の調教スタイルで、
「誰でもさわれる馬」、「自ら考え、行動する馬」を育てる調教師です。
馬との信頼関係をベースにした専門的なトレーニングによって、
オーナーや乗馬関係者の悩みを解決します。
馬とのかかわりは、10歳から通い始めた乗馬クラブに始まります。
飽きっぽい性格でしたが、穏やかで賢く健気な馬が大好きになり、
乗馬への情熱は変わることなく夢中で続けました。
小学校高学年から本格的に馬術を学び、
中学時代は九州大会、高校1年生からは10年間連続で国体に出場。
その間に、馬にとっての厳しい現実も見てきました。
人も馬も同じ。個性や性格、能力もそれぞれです。
クセがある、反抗する、期待された仕事ができない馬もいます。
彼らは十分な世話を受けることができなかったり、
人の手に余れば、そこで生涯を終えることにもなります。
そういった場面に出会っても、どうすることもできない無力な自分。
涙を流したことも一度や二度ではありません。
そんなある日、トレーニング中の新馬の曳き手を引き
厩舎から馬場へ向かう途中、
突然馬が暴れ出し、顔面を蹴られてしまいました。
顔面陥没骨折で全治半年の大けがを負って入院。
それでも、一週間も経たないうちに「馬に会いたい」と思いました。
このときに「私は本当に馬が好きなんだ」と改めて実感。
『安全に正しく馬を扱える技術を学びたい』
という強い思いがわき上がったのです。
馬術競技の選手から調教師の道へ。
技術を習得したい一心で、つても人脈もないままニュージーランドへ発ちました。
現地でめぐり合ったファームで衝撃の光景を目の当たりにします。
騎乗しているわけでもないのに、ぴったりと息の合った人と馬。
その動きは、「まるでダンスをしている」ようでした。
『私が学びたかったのはこれだ!』
師匠「ティナ」と、彼女のトレーニング技術のベースとなる
「ナチュラルホースマンシップ」との出会いでした。
ティナは、馬の生産からメンタルケア、各種競技馬の調教をこなし、
自国代表馬の調教にも携わる国内でも有数の馬のエキスパートです。
彼女のもとに住み込み、技術を磨き、経験を積み、
実績を出すにいたるまで1年3か月。
繁殖から調教まで、みっちりと学んで帰国しました。
現在まで、延べ300頭を調教。手掛けた馬は
「どんな状況でも人の声に聞く耳を持ち、自分で考えて行動するようになる」
「人に関心を持ち、人と共に働くことを楽しむようになる」
と、馬術関係者から厚い信頼を得てきました。
2022年3月にOITA TRAINING FARM (旧MIE TRAINING FARM)を設立。
「人と馬が、生涯を通じて安全で幸せに暮らせるように」
オーナーの目的や馬の特性に合った、最適なトレーニングを提供します。