大分県建設技術センターは、大分県内地方公共団体の建設行政支援機関として平成6年4月に財団法人として設立され、良質な社会資本整備や県土づくりを担う人材育成などを支援してまいりました。
その業務の公益性が認められ、平成25年4月、公益財団法人に移行し、令和7年で32年目を迎えました。この間、①研修、②発注者支援、③情報化支援、④材料試験の4本柱を軸に品質の確保や技術の研鑽に努めながら実績を積み重ね、信頼を築いてきたところです。
こうしたなか、近年の頻発・激甚化する自然災害や老朽化が進む公共施設の維持管理に加え、担い手の確保・育成が県内でも喫緊の課題となっていることから、当センターの存在意義は益々重要になると考えています。
これらの課題に対応するため、
1. 社会資本の整備及び県土づくりを担う人材育成に向けた技術・技能の研修、普及啓発及び情報提供事業
2. 社会資本の整備や維持管理、県土づくり等に関する技術相談及び積算、技術審査、品質監理、検査等に関する支援
3. 社会資本の品質確保に係る各種材料試験及び調査研究事業
4. 社会資本の情報化へ向けての支援事業
を充実強化し、期待に応えられる機関として真摯に取り組んでまいる所存です。
今後とも、当センターに求められる役割をしっかりと認識し、職員一丸となって、業務の効率化や技術力の向上、経営の健全化に努めながら、県民福祉の増進に貢献できるよう努めてまいりますので、引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
理事長 五ノ谷 精一