大橋合気道クラブは、平成18年(2006)9月4日に目黒区大橋に開設した道場です。学生から中高年齢者までの幅広い年齢層を対象に、呼吸法・体術などの稽古をおこないます。合気道には試合というものがありませんので、勝ち負けに捉われる必要はありません。男女の性別や年齢の区別なく、一緒にそれぞれの進歩にあわせて稽古をおこないます。技は力ではなく、相手に捉われることのない無理のない動きを必要とします。そのために、技を何回も繰り返す型の稽古をおこないます。
合気道は、開祖植芝盛平翁(1883~1969)が日本伝統の武術の奥義を究め、さらに厳しい精神的修行を経て創始した現代武道です。この武道の考え方にもとづき、当道場の稽古は、はじめに多種の呼吸法、準備運動をおこない、そして体術に入り畳の上を転がって全身を動かします。
その一連の呼吸法や技の型稽古により深い呼吸から生まれる落ち着いた精神、健康な身体、自然で調和の取れた心身の強さを身につけるようになります。さらにそれらの稽古過程から相手と対峙しない心、和合の精神を産み出す「気の錬磨」を深め、合気道を「現代に活きる武道」として日常の生活に活かしていくことを目標に、稽古を倦まず弛まず続けていくことを、道場方針としています。
次の稽古項目から初心者、中級者、上級者に合わせた稽古をおこない、体力向上・健康維持を進め、呼吸法と技を錬り上げていくことにより心身の運用法・使い方を段階的に学び、合気道を現代生活に活かしていくようにいたします。
基本動作~礼法、姿勢と構え、足踏、目付、胴造、足捌、手捌など
呼吸法・気の錬磨~基本の呼吸(体に気を通す・気を感じる呼吸)、呼吸操錬、気を錬る呼吸、気合せの呼吸、鳥船・振魂の呼吸 など
受身~前受身、後受身、横受身、投げや抑えに対する受身など
基本技~立技や座技での様々な相手の掛り方に対応した捌きからの 各種の固め技や投げ技
剣と杖~木剣・杖による体術への応用、組杖による気の錬磨
応用技~連結技、多人数掛、太刀取、短刀取、杖による投げなど
呼吸力の養成~座技呼吸法、立技呼吸法など