奈良女子大学 理学部
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ハドロンとは
物理法則を支配する 4 つの力のうち、強い相互作用をする粒子の総称で、クォークの複合粒子です。原子核を構成する核子( 陽子・中性子) もその一種でこれらは三つのクォークから構成されると考えられ、重粒子(Baryon) と呼ばれます。また、クォークとその反粒子である反クォークとで構成される中間子(meson) も、またハドロンの一種です。素粒子であるクォークは6 種類ありますが、それらから作られるハドロンは数百種類にものぼり、それぞれの詳しい性質やお互いの関係がすべて分かっている訳ではありません。我々は、対称性と物理的洞察からよりシンプルな、より美しい理論をつくり、これらの関係や構造を考察してしようとしています。まだ我々の知らない法則が隠れているかも知れません。また、現在も、続々と新しいハドロンが次々と発見されています。その性質を理論的に予想しようとしています。
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