被災地でのボランティア活動は、ボランティア本人の自発的な意思と責任により参加し、行動することが基本となります。
事前に各自の責任において、全国社会福祉協議会ホームページもしくはお住いの市町村の社会福祉協議会等で「ボランティア活動保険」に加入手続きをすませてください。
すでに宗派関係者において、それぞれ被災地での炊き出しをはじめとする各種のボランティア活動が進められていますが、寺院の復興に向けたニーズも含め、今後もさまざまな要望が寄せられることになると想定しています。
特に①本堂等の寺院建物及びご門徒宅の片付けや清掃、②寺院や避難所への物資搬送、①②を伴う各種ボランティアを当面の中心的な活動として紹介します。
なお、団体に対する紹介の際には人数等を考慮し分散して活動いただく場合や、複数の個人・団体が合同になるなどの場合も考えられますので、ご了承ください。
宗務役員による片付けの様子
活動する寺院等については、ボランティア支援センターにて紹介しますが、宿泊・道中の移動手段・必要物品の手配・食事・保険加入等はボランティア個々において手配いただくことを基本としています。
ただし、紹介するボランティア活動以外における各自・各団体が行っているボランティア活動も含め、被災者へ提供する食材等の購入及び消耗品購入に係る経費に対する実費分の助成制度(上限あり)も設けています。また、現地救援本部管理物資の提供や一部備品貸出の用意もありますので、ご希望の場合は、あらかじめ問い合せください。
=宿泊について=
済美精舍(能登教務所)の宿泊室を、宿泊場所として無償で提供します(定員あり)。詳細はこちらからご確認ください。
ボランティア活動の心得としては、「無理な活動はしない」、「相手の立場に立って考える」、「約束や秘密は守る」など、ボランティアに関する様々な団体等のホームページに掲載されていますので、活動前にご確認ください。
「被災地」であるということを心の片隅に置き、「思いやり」と「謙虚さ」、この二つを常に意識しながら活動ください。
また、継続した活動のためには無理をせず、自立したボランティア活動を目指していただき、活動の中で個々の知識やノウハウとともに大切な心得を身につけてください。
なお、活動中の写真撮影及びSNS等での発信は、被災された方々への配慮と了解が必要となりますので、十分にご留意ください。
地震、噴火、津波、河川の氾濫、豪雪など災害の種類等によって活動内容が異なる場合もありますが、主な活動は次のとおりです。
①被災者の住居の片付け、敷地内や住居内の汚泥の除去
②避難所でのお手伝い(食事のお世話、救援物資の配付など)
③救援物資の仕分け(衣料、飲料、食料品、衛生用品などに分ける作業)
④災害ボランティアセンターの運営のお手伝いなど
詳しくは、被災地の災害ボランティアセンターのホームページ等でご確認ください。
「動きやすい服装」で結構です。団体名や名前が分かるよう名札をつけたり、養生テープなどに名前を書いて服に貼って活動してください。