【参加者の皆様へ】会場では紙面での講演関係資料の配布は行いません.開催中に資料が更新される場合もありますので,ノートPCまたは電子タブレット等の持参を推奨します.
部屋割り表(PDF)9/8に公開
・講演会場は4階『大峰』です.
・プログラム・講演概要・報告集の原稿等へは右上のタブから移動してください.
開催日程:2025年9月8日 (月) - 9月12日 (金)
実施形式:合宿形式
会場:越後湯沢温泉 湯沢東映ホテル (アクセス等はリンク先をご覧下さい)
世話人:鈴木 正俊(東京科学大学),中村隆(東京理科大学),青木宏樹(東京理科大学)
【参加登録】
以下の Google form からお申込み下さい.
参加登録締切は 2025年6月30日 (月) 23時59分 です. 参加登録の受付は終了しました.
原則として,参加者は相部屋(3から5人程度)での宿泊を予定しています.個別の事情があり個室での宿泊を希望する場合は,参加登録の際に理由と共に申し出て下さい.
デフォルトの参加日程は9/8 (月) チェックイン,9/12 (金) チェックアウトで,食事は 9/8 (月) の夕食から 9/12 (金) の昼食まで毎食提供する形式です.会場への前日泊や,途中からの参加を希望する場合,あるいは食事等にアレンジが必要な場合は参加登録フォームで申し出てください.
参加費の目安:4.5から6万円程度
上記の目安は相部屋で全日程参加の場合です.個室利用の場合は高くなります.また,ホテルの空室状況により,個室の希望を受けられない場合もあります.さらに,参加者全体での学生と教員の割合に応じて,料金に傾斜をつける可能性があります.あらかじめご了承ください.
会場の都合上,参加可能人数には上限があります.定員に達した場合はその時点で受付終了とさせていただきます.
参加登録された方は全員ご参加頂けます.ご自身が登録されているかは Google formへの入力内容に関する自動返信メールが届いているか否かでご確認ください.参加登録されているにもかかわらず自動返信メールが届いていない場合があるようです.心配な方は世話人までメールでお問い合わせください.
参加費は現地にて徴収いたします.参加登録された皆様の参加費の確定額は,後日,登録されたメールアドレス宛にメールでお知らせいたします.領収書は,原則,「2025年度整数論サマースクール参加費」という名目で,世話人(青木)が発行いたしますが,出張手続き上,ホテル発行の領収書や宿泊証明書などが必要な場合には,のちほどメールでお送りさせていただく参加費のお知らせに返信する形で,青木までお知らせください.
【宵の時間】
本サマースクールでは,各日の夕食以降に,学生・ポスドクを対象とした研究発表の時間(通称「宵の時間」)を設ける予定です.発表を希望する方は参加登録フォーム内でその旨お伝えください.発表はポスター発表の形式をとる予定です.
概要:
古典的には,素数定理の証明や類体論の定式化などの応用に見られるように,ゼータ関数やL関数は現代の整数論において中心的な役割を果たしています.これらをテーマとするサマースクールは,これまでにも何回か開催されてきました (第9回 (2001), 第16回 (2008), 第26回 (2018)).しかしながら,ゼータ関数・L関数の複素関数としての性質や,それらを扱う解析的理論の詳細にまで立ち入った解説は,これまであまりなされていませんでした.一方で,近年,保型L関数の劣凸評価の改良や,Riemannゼータ関数の零点密度の改良などが画期的成果として注目を集めています.このような状況を踏まえると,ゼータ関数・L関数の解析的理論を学ぶ重要性は高まっていると言えるでしょう.
そこで本サマースクールでは,まず基礎として,Riemannゼータ関数を用いた誤差項付きの素数定理の証明について,Hadamard およびde la Vallée Poussinの議論に沿った解説を,複素関数論の復習も含めて丁寧に行います.その後,多くのゼータ関数・L関数について問題とされる解析的性質として, 平均値の挙動,関数としての値の分布,増大度の評価,零点の密度,臨界線上の零点の割合などといった話題を取り上げ,入門的解説を行います.もちろん,これらは多岐にわたるゼータ関数の解析的理論の話題を網羅するものではありませんが,利用する理論や道具としては,かなり多くのものに触れていただけると思います.
これまで,整数論サマースクールは参加者同士の交流や親交を深める場としても重要な役割を果たしてきました.その一因をなしていた合宿形式での開催は,新型コロナウイルス感染症の影響により,近年では中断されていました.今回2019年度以来,6年ぶりに合宿形式でサマースクールを開催します.多くの皆様のご参加をお待ちしております.
講演者 (敬称略, 講演順):
門田 慎也 (公立鳥取環境大学)
佐々木 義卓 (東北学院大学)
武田 渉 (東邦大学)
小林 弘京 (水産大学校)
松本 耕二 (愛知工業大学)
遠藤 健太 (鈴鹿工業高等専門学校)
峰 正博 (早稲田大学)
杉山 真吾 (金沢大学)
井上 翔太 (日本大学)
宗野 恵樹 (関東学院大学)
ポスター発表者 (敬称略, 五十音順):
明野 瑞樹 (筑波大学,B3)
伊集 大貴 (東京理科大学,M2)
大森 皓平 (東京理科大学,M1)
坂本穂波 (お茶の水女子大学,M1)
志賀 明日香 (東北大学,D2)
篠原 健 (名古屋大学,D3)
島田 晃治 (東洋大学,M1)
寺田 怜央 (九州大学,M1)
富山 和樹 (早稲田大学,D1)
中井 啓太 (名古屋大学,D3)
山口 亮太 (筑波大学,D2)
後援:本サマースクールは以下の研究費から支援を受けております(敬称略,五十音順)
科学研究費・基盤研究 (C) 23K03039 (研究代表者:青木宏樹)
科学研究費・基盤研究 (C) 24K06649 (研究代表者:佐々木義卓)
科学研究費・基盤研究 (C) 24K06664 (研究代表者:杉山真吾)
科学研究費・基盤研究 (C) 23K03050 (研究代表者:鈴木 正俊)
科学研究費・基盤研究 (C) 24K06697 (研究代表者:宗野惠樹)
科学研究費・若手研究 22K13900 (研究代表者:武田渉)
科学研究費・基盤研究 (C) 22K03276 (研究代表者:中村隆)
科学研究費・基盤研究 (C) 22K03267 (研究代表者:松本耕二)
科学研究費・若手研究 24K16906 (研究代表者:峰正博)
更新情報
2025年9月3日 世話人からの会場案内,およびホテルからの会場案内のPDF版を追加.
2025年9月1日「報告集」に暫定版の報告集原稿(PDF版)を追加開始(以降適宜追加).
2025年8月12日「プログラムと講演概要」にPDF版のプログラムを追加.
2025年8月7日「宵の時間」の講演者リストを掲載.
2025年7月6日 参加登録を終了しました.
2025年5月26日 「プログラムと講演概要」に参考資料欄を追加.
2025年5月21日 参加登録を開始しました.
2025年5月19日 webpageを公開しました.
伊吹山知義:拡がる数学 整数論サマースクール(「数学通信」第29巻第4号)
本サマースクールはDE&Iに配慮した運営を目指しています.ご理解ご協力のほどよろしくお願い致します.