新着情報「佐賀県フードバンク連絡会が農林水産省の指定を受けました」
すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くためのSDGs17の目標である「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」を達成するために、フードロス削減及び余剰食品の保管及び有効活用を行うフードバンク活動が注目さています。そこで、地域、企業、自治体及び個人等の賛同協力を得て、佐賀県西北部地区(唐津市、伊万里市、玄海町)に、その受け皿として社会的に信頼度の高い、佐賀県において2番目のフードバンクの特定非営利活動法人を2022年3月に設立しました。
●活動概要・・・・余剰食品、寄付(提供)による食料など適切に保管し、佐賀県西北部地区の子ども食堂、貧困世帯、一人暮らしの高齢者、福祉施設(ダルクなど)等に有効かつ安定的に供給している。
●活動実績・・・・2022年3月より、唐津市町田おいて設立。定期的に毎週木曜日午後、その他の時間帯は、連絡により対応しています。その他の活動として、月2回程度のフードバンクによる子ども食堂開催、県西北部地区コンビニエンスストア(19店舗)におけるフードドライブ、唐津市内合同での子ども食堂のイベント、制服・文房具・ランドセルなどの学用品の提供、高校生による一人暮らしの高齢者への生活支援などを行っています。また、唐津市内合同での子ども食堂のイベント(たらふく食堂)を年3回の開催しています。その際には、唐津市内の高校生が1回のイベントあたり、20~30名がボランティアとして関わってくれている。高校生によるフードバンクの食品の仕分け、管理(賞味期限の確認)にも週1回、定期的に行っている。高校生による空き家及び空き店舗を利用した子ども食堂及び規格外の食料を利活用した食品の提供、クリスマス会を実施ました。(クリスマス会は、すでに1回実施しました。予算は、クラウドファンディングで集めました。盛況でした。)
フードバンクが食料の安全な保管、そして供給を行うことにより、各子ども食堂等が独自に食材を集める負担を軽減でき、持続可能な運営、充実した食事の提供ができます。また、フードバンクが地域に根ざした福祉活動の拠点(居場所)を提供し、交流イベント等を開催して地域の活性化に貢献し、行政とは別の視点で発展する可能性を秘めています。子ども食堂は、空き家・空き地等の有効活用となり、フードバンクが、相談内容に応じて空き家や專門士業の紹介、活用方法の助言等を行ない、地域の人々の不安の解消に貢献できます。
また、本法人の活動には、多くの高校生がボランティアとして活躍してくれているのが特徴です。(制服バンクは、高校による発案です)高校生の活動が、地域に活力を生み出しており、この活動に携わっている大人にも元気を与えてくれています。
高校生がフードバンク活動に携わり、食品ロス削減に貢献するだけでなく、カーボンニュートラルと食品業は密接な関係にあることを考えるきっかけになります。
空き家・空き地・廃屋等の管理、有効活用及びその相談、支援に関する事業では、相談内容 に応じて空き家等の見回りや專門士業の紹介、活用方法の助言等を行ない、地域の人々の不安の解消に貢献していきます。