そもそもワクチンとは?
ワクチンとは、身体の免疫に新しい病原体を記憶させ、攻撃に備えさせる医薬品のことです。免疫に新しい病原体を記憶させる方法によって、ワクチンにはいくつかの種類があります。
生ワクチン(麻しん・風しん・水痘・おたふくかぜなど):病原体の毒性を弱めたものを接種
不活化ワクチン(Hib・肺炎球菌・四種混合など):病原体の感染力を失わせたものを接種
m-RNAワクチン(ファイザー社・モデルナ社の新型コロナワクチン):病原体の設計図を接種
新型コロナウイルスの仕組み
新型コロナウイルスは、身体のあらゆる細胞に侵入するために非常に多くの「合鍵(スパイクたんぱく質)」を身に着けています。
新型コロナウイルスは鍵束から粘膜の細胞の鍵穴にあった合鍵を見つけ、細胞の中に侵入、細胞を破壊してしまいます。
m-RNAワクチンの仕組み
m-RNAワクチンを接種することで、新型コロナウイルスが持つ「合鍵の設計図(m-RNA)」を免疫に記憶させます。
合鍵の設計図を記憶した免疫は、「合鍵にぴったり合うフタ(中和抗体)」を準備します。
免疫は、本物の新型コロナワクチンが合鍵を使って細胞に入ろうとしたら、すぐに合鍵にフタをして使用不能にして細胞内への侵入ができなくすることで、感染を防ぎます。
m-RNAワクチンの研究は20年前から始まり、SARS・MERSの流行で研究が進み、今回の新型コロナの流行では、1年余りで使用できるようになりました。
m-RNAワクチンは長く身体に残る?
m-RNAワクチンは体内には1週間程度残り、その間に中和抗体を作ります。その後急速に分解され、体内には残りません。動物実験でも10日程度で機能しなくなることが証明されています。
m-RNAワクチンは染色体に組み込まれる?
m-RNAは体内では短期間で分解され、DNA(染色体=遺伝情報)に組み込まれることはありません。子供が将来不妊になるといったこともありません。
大人と子供が同量打つけど大丈夫?
病気を発症するリスクのある従来のワクチンと異なり、設計図を入れるだけなので、量の多い少ないに関わらず人体には影響ありません。
副反応はなぜ起こる?
m-RNAワクチンには、m-RNAのほか、脂質・塩類・ショ糖・緩衝剤などの成分が含まれます。これらの成分に対してアレルギーの有る方(免疫がこれらの成分を敵と判断し攻撃を開始してしまう)は、身体がワクチンを異物ととらえ、副反応が生じることがあります。
m-RNAワクチンは一部で噂されるような怖いものではありません。クーポンが来たらぜひ打ちましょう!(本人も保護者の方も)