太宰治と「にわには」

 「にわには」の家主である鰭崎(ひれさき)家の前当主、画家の鰭崎潤氏は若い頃に太宰と知り合い、お互いの家を行き来して文学や絵画などの議論をするなど深い交流がありました。また無教会派の信者である鰭崎氏は、太宰にキリスト教を伝道し太宰文学に影響を与えたとも言われています。

 この度「にわには」のオープンを機に、鰭崎家に保管されていた太宰の鰭崎氏あての書簡や署名本、太宰が描いた鰭崎氏の肖像画などの写真を、鰭崎家のご厚意により展示することになりました。尚、展示に当たっては資料の委託先である三鷹市、「三鷹市スポーツと文化財団・太宰治文学サロン」の全面的なご協力をいただけることになりました。

「にわには」においでの際は、この貴重な資料をぜひご覧ください。

太宰治と鰭崎潤の資料を展示した部屋

「太宰の部屋」