The story behind the lens.
Unity:メイキング 2023-09-04
右の写真ですが、今回は Unity Editor 上で撮影しています。
なぜ Unity なのかというと、仕事が忙しくなり VRChat で長時間調整しながら撮影してる暇がなかったので、休憩時間などにちょいちょい作業できる Unity を選んだ、というわけです。
この写真では私の持ってるアバターや小物が沢山配置されていますが、作成当初はここまでいろんなものを配置する予定ではありませんでした。
というのも、新しいシャツにお着替えしましたよって報告のためだけに試しにやってみるつもりだったので、トラスちゃん一人の写真にするつもりだったんです。
配置してあとはポーズ調整だけだから予告画像撮ってみようかなって撮影した画像が下中央のスマホがアップになっている画像です。
いざ本撮影…というときに左側がちょっと寂しいなぁって思って試しにシェーナちゃんを配置してみたのがすべての始まりでした。
どうせなら持ってるアバターで雰囲気に合うもの全部配置しよう!となりMururu・NecoMaidが追加され机下段のイヌ帽子やネコ、カメラが配置されて現在の形になりました。
各ポーズは
シェーナちゃんがカメラ掲げてるようにしよう
Mururu がいるなら Mururu にシェーナちゃんが顔をうずめているようにしよう
Mururu にっこりでもかわいいけど困った表情にするのもかわいいな
NecoMaid がシェーナちゃんを見て咎めているようにしてみよう
という感じで決まっていきました。
結果的には賑やかになってよかったと思います。
カメラの視野角は50度、画面比率は 4:3 で撮影しましたが、最終的に画面比率は 5:4 になりました。
5:4 の理由は 4:3 だと左右の空間が広く出すぎるためです。
ライティング
普段ならワールドに適切なライティングが施されているので自分で新たに配置するとかはしないのですが、今回は Unity 上なので自分で追加のライトを設置しました。
右の画像ごちゃついててわかりづらいですが、
(赤) 天井ライト
(緑) 机から上を照らすライト
(桃) 卓上ライトの大きさ的に机の下の方に届く光を再現するライト
(青) 机下段を照らすライト
となっています。
卓上ライトや天井ライトの色に合わせていますが、天井ライトだけは白色のライトなので補色による強調効果も期待して青色を強めにしています。
最終的には直接画像に描きこむので、ここで配置しているのは大きい範囲に影響を与えるようなものだけです。
見えないけど足もポーズとらせてた
描きこみ
最終工程、色調補正と描きこみです。
色調補正は暖色系に調整し、光と影を満足するまで描きこみます。
描きこみに関しては「メイキング 2023-06-15」とほぼ変わりません。
色調補正時にビネット(周辺減光)を入れましたが、書き込み時により強く入れなおしています。
Unity 撮影
色調補正後
描き込み後
メイキング 2023-06-15
動画を見ていただければわかるかと思いますが、基本的に Luminar Neo, CLIP STUDIO PAINT を使用して現像を行っています。
Luminar Neo では全体的な色調調整、CLIP STUDIO PAINT ではエフェクトなどの加筆を行っており、CLIP STUDIO PAINT での加筆後に Luminar Neo で再度色調補正をすることもあります。
加筆や色調調整は明確なビジョンの元に行っているというわけではなく、ワールドの光源などを強調させて、それに合わせて調整を行うという形が基本です。
今回でいえば、動画内のエリアライト(後ろから光を当てた)部分を作成したときに、どうせなら光芒っぽくしたいなって思って影や光の調整を行いました。
部屋の中ということで埃を舞わせたのですが、思ったより存在感がなくてもうちょっと大げさにしてもよかったかなって後悔してます。
自撮りについて
私の場合、入念な準備の下に自撮りを行っているわけではなく、その場の感情で突発的に行うことが多いです。
右の画像の時なんて、怒ってるときに思いついて即撮影したのでタイトルや表情が怒っているのはそのためです。
怒っている対象のことよりも撮影するほうに意識が行ったので撮影終了まで感情を持続させるのに苦労しました。
上の「メイキング 2023-06-15」でも触れている画像も突発的に髪をかきあげてる写真撮りたいと思ったので、手のアニメーションと髪のシェイプキーを急遽作成して撮りました。
ワールド巡りしてるときにここで写真撮りたいなと軽くポーズして仮撮影してストックしてるワールドが沢山あるのですが、上げている写真は突発撮影のものばかり…
いつか撮影して公開できる日が来るといいなぁ
サムネを撮影したいなぁって思ったときにパッと思いついたワールドで撮影
上の怒っている画像の初めに撮った写真
物足りないなって思って上画像のワールドに移動
「密会」の現像前の写真
タイトルは現像後に思いついた
現像前(左)と現像後(右) 青白い白のほうが好みのため全体的に色味を変えている。ワールド自体の光源処理がよくできているため、加筆しているのは Tolass のみ。
X(旧 Twitter)の新規ヘッダー用として撮影したが、始めは近すぎてヘッダーにしたときに Tolass が見切れるという事態が起きたため撮りなおしている。