馬と鹿-米津玄師
馬と鹿-米津玄師
發行年:2019
歪んで傷だらけの春
麻酔も打たずに歩いた
体の奥底で響く
生き足りないと強く
まだ味わうさ 噛み終えたガムの味
覚めきれないままの心で
ひとつひとつ 無くした果てに
ようやく残ったもの
これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか
僕は知らなかった
呼べよ 花の名前を ただひとつだけ
張り裂けるくらいに
鼻先が触れる 呼吸が止まる
痛みは消えないままでいい
Oh oh oh oh oh
疲れたその目で何を言う
傷跡隠して歩いた
そのくせ影をばら撒いた
気づいて欲しかった
まだ歩けるか 噛み締めた砂の味
夜露で濡れた芝生の上
逸る胸に 尋ねる言葉
終わるにはまだ早いだろう
誰も悲しまぬよに 微笑むことが
上手くできなかった
ひとつ ただひとつでいい 守れるだけで
それでよかったのに
あまりにくだらない 願いが消えない
誰にも奪えない魂
何に例えよう 君と僕を
踵に残る似た傷を
晴れ間を結えば まだ続く
行こう (行こう) 花も咲かない内に oh oh oh
これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか
僕は知らなかった
呼べよ 恐れるままに 花の名前を
君じゃなきゃダメだと
鼻先が触れる 呼吸が止まる
痛みは消えないままでいい
あまりにくだらない 願いが消えない
止まない