説明を簡単とすべく、ここでは各絵本を解決していく段階を序盤、悪魔を退散する段階を中盤、「最終問題」を解く段階を終盤と呼ぶ。
序盤の目的は、各絵本での問題を解き明かし、それぞれの悪夢からキャラクターを救い出すことである。
各小謎の解答および使用アイテムは以下の通りである。
Q1 水分 16 水入りコップ
Q2 ふうせん 02 針
Q3 ロウソク 21 ライター
悪魔 解答なし 07 わさび 26 マカロン
Q4 テニス 03 うちわ 19 スーパーボール
Q5 暗闇 29 バースデーケーキ(悪夢①解決後獲得)
Q6 みずまじん 11 観葉植物
Q7 メドゥーサ 17 鏡
悪魔 解答なし 06 ラムネ 12 傘
トランプの謎 GAME 04 最新型ゲーム機
会社目標の謎 ノミヤ 09 瓶ビール 18 お人形
カレンダーの謎 ケッコン 23 カレンダー
デン+…の謎 電話 08 紙コップ 27 糸
漢字パズルの謎 入学 14 ランドセル 28 絵の具セット
悪魔 解答なし 30 家族写真
中盤の目的は、悪夢の退散の方法を見つけ、実行することである。
序盤を終えると、下のような画像を得る。
ここでのポイントは
『先入観を捨て』ること、および『正しき順序で捉え直す』ことである。
すなわち、
『先入観を捨て』…叙述トリックにより、娘と息子の夢がどれであるかを誤解しやすくなっている。正しくは悪夢①が息子、悪夢②が娘に対応する。
このことは、悪夢①におけるバースデーケーキの怪物に5本のロウソクが刺さっており、悪夢③での息子の年齢に対応すること、および悪夢③において娘は黒いランドセルを好んだことなどから推測される。
つまり、
「メルヘンチックな息子」
「冒険的な娘」
というキャラ付けによるミスリードを解消する必要がある。
また、
『正しき順序で捉え直す』…前述の通り父親の謎には問題番号が付いていない。これは順番が正しくない可能性があることを示唆している。正しくは、幼少期(ゲーム)→息子の誕生日→結婚記念日→入学式→飲み屋の時系列になる。
この順に定めるには「家族写真裏の情報」、「文章中の家族の年齢」を用いる必要がある。
幼少期が一番古いことは自明。また、家族写真裏から現在が2019年であることがわかる。これにより、息子の5歳の誕生日は5年前、入学式が去年であることが分かる。さらに、結婚記念日についてはカレンダー上に2017年と記載があることから、3年前であることが分かる。最後に飲み屋が残るが、「この前も忘年会」という記述やイラスト上の「2019 オリンピック目前」という記述より、入学式より後であることが確実となる。
この2点を整理して「娘の夢で四番目」、「息子の夢で三番目」、「父の夢で二番目」に使ったアイテムを考えると
となる。
終盤の目的は、母親が何に姿が変えられているかを解き明かすことである。
中盤までを終えると次の画像を得て、白い封筒を開けるように指示される。
白い封筒には下のような透明シートが入っている。
この透明シートのマス数はそれぞれの青、黄、赤のアイテムシートの裏に書かれたものと一致している。
これを全てまとめると下のようになる。
一方で、各小謎で用いたアイテムの色を考えると、
水入りコップ…黄
針…青
ライター…赤
うちわ…青 スーパーボール…黄 (緑とみなす)
バースデーケーキ…赤
観葉植物…黄
鏡…黄
最新型ゲーム機…青
紙コップ…青 糸…赤(紫とみなす)
カレンダー…赤
ランドセル…黄 絵の具セット…赤 (オレンジとみなす)
瓶ビール…青 お人形…黄 (紫とみなす)
のようになり、これらは「最終問題」下部の色と一致する。
これらの情報を用いて、小謎の問題文上に透明シートを重ね合わせる。
例えば、Q1の問題文は黄に対応するので、黄色の星に重ねる。
アイテムシート裏の情報により指定された黄色のマスを読むと「に」が得られる。(ロットにより多少のズレあり)
なお、アイテムシート裏のトランプのマークは上下を指定するために描かれている。
これを同様に全ての謎に適用すると、
が得られ、母親は
であることがわかる。